母親から大事にされる幸せ
損を承知で、捨て身で子どもとの≪真の関係≫に忠実であることは、最深欲求に応えることでもあるんですね。p39の6行目途中から。 ...
アベシンちゃんの笑い話のつづきです。今日で第2回目。
第1回目を見逃した方は、こちらをどうぞ。アベシンちゃんのチャンバラごっこ : 安倍晋三首相のオシバイ・作り話・ウソ
アベシンちゃん、アマちゃんとチュウちゃんの喧嘩の、高みの見物をしてたっけ。それでも、アマちゃんの大好きな、一口チョコやキャンディーをセッセと運ぶことは忘れなかった。そうしう、木陰なんかから、チュウちゃんめがけて、石や一口チョコを投げてたこともあったけど、食べ物を粗末にするのはいけないことだって思ったっけ。
アベシンちゃんが、「積極的に仲良くしよう」と言いだした話は、前にも言ったよね。でも、実際は、チュウちゃんたちと喧嘩をすることだ、ってこともね。
その喧嘩のことを、どうやら、僕らの小学校の校長先生の、小林節先生が、耳にしたらしい。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=45067&media_type=hb
小林先生は、 アベシンちゃんに、「『積極的に仲良くしよう』というのは、どういう意味なのかなぁ?」と尋ねたんだって。そしたら、アベシンちゃんたら、「テイネイに説明ます」「テイネイに説明します」と繰り返すだけ。小林先生もほとほと困って「『テイネイに説明する』のは分かったから、「仲良くする」ってどういうことなのかなぁ?」と聞き直したんだ。アベシンちゃんには、「積極的」という言葉は難しすぎるし、「積極的に」と「仲良くしよう」みたいに、2つの言葉が重なると、アベシンちゃんは、もう、その意味が分からないなくなるって、校長先生も気づいたみたい。
アベシンちゃんは、ちょっと考えてから、ようやく答えを見つけたみたい。「『仲良くする』のはね、『仲良くする」のはね、チュウちゃんが花火をする時に、チュウちゃんに水鉄砲を撃つことなんだ」って、言ったんだ。そしたら、校長先生は、「水鉄砲を撃っちゃったら、喧嘩になるね。仲良くなることにはならないょ」とおっ しゃった。そしたらまた、アベシンちゃんは「『テイネイに説明します』、『テイネイに説明します』」って、壊れたテープレコーダーになっちゃった。校長先生も、これ以上やっても、ショウガナイないなぁ、と思ったみたい。「アベシン君、教室に戻っていいよ」とおっしゃった。
アベシンちゃんは、なんで校長先生から呼ばれたのか、まだ分からなかったんだ。だって、あべしんちゃんは、お腹と頭が、何と言っても弱かったからなんだ。でも、「積極的に仲良くなろう」って言って以来、お腹の調子だけは良いみたい。でも、頭の調子はなかなか良くならないなぁ。それで、アベシンちゃんは、アマちゃんに飴玉やりながら、相変わらず、チュウちゃんたちの喧嘩してたんだ。
校長先生も、このままではいけない、と思ったはず。また校長室に、アベシンちゃんを呼んだんだ。校長先生は、「『テイネイに説明しす』は分かるけど、どうしてチュウちゃんたちと喧嘩するんだ?」とおっしゃった。すると今度は、シンちゃんは、「お殿チャマは、何やったって、いいんだよ」と言って、校長先生に、アッカンベーしたんでつて。シンちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんが、昔お城のお殿さまだったらしい。
その後で、小学校の朝礼でさ、校長先生のお話があったのね。ちょっと難しいお話だったから、全部は覚えられなかったんだ。だから、僕が分かったところだけ、お話するねぇ。アベシンちゃんが「仲良くする」と言ってたのは、本当は「喧嘩」のことだから、アベシンちゃんのいうことを真似しちゃダメダァ、ということ。僕は「ホントのことだ」と思ったっけ。それから、「昔はお殿さまがいて、お殿さまの命令には、だれも逆らえなかったけれども、アベシンちゃんは自分を「お殿さま」と思って、いろんなことをすることは、イナケイことだってこと」。それから、さすがは校長先生だなぁと思ったのは、今の世の中は、みんなが平等だから、お殿さまみたいな人が勝手に決めるのはいけない、みんなで話し合って決めるのが良い」って教えてくれたこと。
それからしばらくして、アベシンちゃんは、チュウちゃんから頭をポカリとやられたらしい。シンちゃんが木の陰から石を自分にぶつけているのが、チュウちゃんも分かったらしい。それで、チュウちゃんもカンカンになって、シンちゃんを追いかけたんだって。シンちゃんは、走って逃げたけど、カリンちゃんの自転車にぶつかって、転んだところを、チュウちゃんに捕まって、とうとう、頭をポカリ…。
やっぱり、悪いことをしていると、お天道様はご覧になってんだぁ、て思ったっけ。