本日夜9時からのNHKニュース9で
不育症が取り上げられます。
「妊娠したのになぜ?
不育症の女性140万人」って・・・・・
あのさぁ・・・・
その140万人の中に、
脳脊髄液減少症なのに、髄液漏れたまま見逃されている女性、混じっていない?
だってさぁ、
脳脊髄液漏れたままの女性の体は、
生理がメチャクチャになるから。
生理がメチャクチャになるってことはさ、
ホルモンバランスの状態が正常の状態ではなくなっているってことだから。
ホルモン状態がそんな状態で妊娠しようとすると、どうなるか?
考えてみたことある?
しかも、産婦人科医は
生理痛が重くなったり、不正出血があったり、
生理がメチャクチャになることの影に、
髄液漏れが隠れている可能性なんて、
ぜんぜんわかっちゃいないから。
残念ながら、産婦人科医の頭の中に、
女性の生理にまつわる症状に限らず、
頭痛、めまい、吐き気、手足の冷えなど、さまざまな不定愁訴の影に隠れた、
脳脊髄液減少症を見抜く知識もスキルも
現状ではまるでないと思うから。
妊娠を普通に継続維持するためには、
脳脊髄液が普通の健康な状態でなきゃダメでしょ。
(正常な人でも髄液は少し漏れているっていう説は私も圧を逃すためにはありうることで、そうだと思うけど、これについては後日私の考えを書くつもり)
でも、
人間の体は、普通、脳脊髄液ジャジャ漏れてはいないはずだから
過去の衝撃でジャジャ漏れた状態で
症状すでにいろいろあって、医師めぐりもすでにしているのに、
異常なしと見逃され続け
妊娠を継続しようとすれば、そりゃ困難が待ち受けているはずでしょ。
だって、立っている時間が長かったりすれば、髄液が少ない脳は
重力で下がっちゃうし、
そうなれば、ホルモンの中枢の下垂体は
脳の底の方にあるから、
ホルモンバランスに
なんらかの悪影響が出るって考えてもなんら不思議じゃないでしょ?
でも、体は髄液漏れたままでもなんとか妊娠を維持しようと、本能が働くのよきっと。
だから、眠くて自然に横になっている時間が長かったり、
しきりにのどがかわいて水分を無意識にとっていたりして、
なんとか髄液漏れた脳を守ろうと、
妊娠も維持しようと、本能が働いて守ろうとしているんでしょ。
でもね、普通、人間は立って行動する生き物。
髄液漏れてない状態で
立って行動して生活しつつ妊娠継続する動物だから、
髄液が普通よりジャジャ漏れた状態で
立って生活し、行動し、妊娠維持するのは、
いくら本能で水分とって、がんばったって維持が難しいんじゃないかな。
だぶん、こんなことは
髄液漏れを経験した女性患者でないと
想像もしないことかもしれないけど。
入院で、絶対安静で、寝たきりで点滴しながらなら、
髄液ジャジャ漏れた体でも妊娠継続可能かもしれないけど。
第一、産婦人科医が、髄液漏れによる女性の体に与える悪影響を知らないのが現実。
たとえ、髄液漏れたまま妊娠できて、無事出産できた人がいたとしても、
普通の髄液漏れていない女性より、不育症や流産のリスクは高かったはずだと思う。
しかし、不育症や、習慣性流産の女性の影に、
そういう原因(脳脊髄液漏れ)の可能性もあるという視点では
産婦人科医は全く診ていないと思う。
不育症と流産と脳脊髄液漏れの研究をしている産婦人科医など
おそらく皆無でしょう。
少なくとも現時点では。
この研究は、脳脊髄液減少症の専門医と、産婦人科医が連携しないと
データは集まらないと思うし。
研究はこれからでしょ。
産婦人科医も、もっともっと
脳脊髄液減少症に関心を持って勉強していただきたい。
だって、
脳脊髄液減少症は、更年期障害とも間違われやすいし、
生理はメチャクチャになるし、不順になるし、
基礎体温だってメチャクチャになるし、
妊娠や出産にだって関係あると思うから。
ヒトの内分泌に、いろいろ悪影響を与えるのが
脳脊髄液減少症の知られざる恐ろしさだから。
女性の不定愁訴と、密接に関係しているのは、私たち女性患者の経験からも
事実なんだから。
いつまでも、「脳脊髄液減少症?
ああ、最近さわがれている脳外科の病気ね。事故後遺症ね。
私たち産婦人科医にはぜんぜん関係ない病態ね。」
と、無視しないでいただきたい。
産婦人科医の医師が脳脊髄液減少症の症状の数々を知って入れば、
問診で、
「交通事故にあったことはありますか?」
「最近転んだり、怪我したり、体に衝撃がくわわったエピソードはありますか?」
「その後から起こってきた症状ってありますか?」
「婦人科関係の症状のほかに、目の痛みや、まぶしさや、音に過敏になったとか、
手足に力が入りにくいとか、疲れて疲れてしかたがないとか、
寝ても寝ても眠いとか、逆に目がさえてなかなか眠れないとか、どうき息切れとか、
急に友人の誘いがおっくうになったとか、
身体的精神的になんらかの不調が出ていませんか?
原因不明の体調不良がありませんか?」って問診して、
女性の不定愁訴から、
脳脊髄液減少症を早期に気づくことだってできるのに。
脳脊髄液減少症の専門医に紹介し、そこで詳しい検査をし、
脳脊髄液減少症だとわかれば治療にたどりつき、
治療で早期回復する可能性もあるんだから。
たのみますよ。
産婦人科の先生。
脳脊髄液減少症の女性患者の早期発見は、
産婦人科の先生にかかっているといっても、
過言ではないんですから。
あっこさんとかーこさんのブログも読んでください。
今、多くの患者さんたちが、
この事故後遺症の理不尽さを
自分の知り得たことを、
体を張って伝えようとしてくださっています。
本当のことを言うと、
重症の患者ほど、その実態を伝える手段さえ奪われています。
私は死ぬほど苦しんだけど、
人生のほどんどをこの事故後遺症にかき乱されてしまったけど、
幸いにも、脳脊髄液減少症という病名にたどりつき、
専門医にまで連れていってもらうこともでき、
自費の治療を受けて、
体を起こして、
パソコンができるまでに回復した幸運な患者です。
それまでは、
こうして訴える手段すら奪われていました。
5分も座っていられなかったのだから。
だから、私は今、
声が上げられない人たちの分まで、
亡くなってしまった過去の脳脊髄液減少症の患者さんの声なき声の分まで、
なんとか、この事故後遺症の理不尽さを伝えられないかと思って、
このブログを書き続けています。
ねぇ。不育症って言われている女性のみなさん、
過去に交通事故にあっている人いない?
または、
過去にスノーボードとか激しい転倒を伴うスポーツやってて、すごい衝撃体に受けたことのある人いない?
他に何でもいいから、何か不調がない?
何か症状がない?
よく考えてみて。婦人科の悩み以外にも、
脳脊髄液減少症に似た症状がないかどうか。
脳脊髄液減少症を引き起こすような過去のなんらかの事故や転倒転落などのエピソードがあるかどうか。