脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

熱中症予防に朝ごはん

2012年07月14日 | つぶやき

先月

NHKの視点・論点で

西部別府病院 スポーツ医学センター

松田高雄 先生の

「熱中症予防に朝ごはん」というお話があって、

まさに私の意見と同じだったので、

ご紹介します。

内容はこちら

 

ただし、この先生、スポーツ医学には詳しくても、

スポーツ外傷で脳脊髄液漏れが発症することは

ご存じかどうかわかりません。

 

また、脱水症で体液が減り、髄液も減ることで、髄液漏れと同じような症状が出ることも

ご存じないかもしれません。

 

だぶん、ご存じないのではないでしょうか?

どなたか伝えてください。

この先生に。

 

 

さて、この視点論点のお話を聞いて、 

私も皆さんに言いたいことはたくさんありますが、

 

その一つが、

なかなか脳脊髄液減少症が治らないのを、

医師のせいにしたり、検査や治療のせいにしたりして、

ネット上で悪口書いているひまがあったら、

 

患者が自分でできる最低限の体調管理は、自分で、

必死の努力してしましょうってこと。

 

その一つはこまめな水分補給、「点滴より飲む」です。

そして、熱中症予防。

そのためにできることは、自分で努力してでもすること。

 

規則正しい生活リズム、

規則正しいバランスのとれた食事。

そして、こまめの水分補給。

夜更かししない。

朝はどんなに体調悪くても一度は起き上がって光を浴びる・・・・など。

えっ?

症状でそういうことができなくなるのが、脳脊髄液減少症だって?

わかります。

その症状の激しさ、つらさ、

でも、それに負けてしまって闘いをやめてしまっては最後なんですよ。

 

もし、症状に負けていたら、

病名もない、治療法もなかった時代の髄液漏れ患者はみな

いまごろ一人残らずこの世にいなかったでしょう。

 

過去の事故被害者で、生き残ってきた患者たちが、

何をして症状をしのぎ、

どうやって命をつないできたのかは、

参考にするに値すると思いますから、

昔の事故での発症の、脳脊髄液減少症患者が身近にいたなら、いろいろ聞いてみてください。

 

それは、専門医も知らないような、

いろいろなサバイバルのヒントが隠されているはずですから。

 

 

たとえ、患者がどんなに激しい症状を抱えていても、

自分が生き残るために、自分で努力してできることはいろいろあります。

 

 

その努力をまったくせずして、

治らないと騒がないでいただきたい。

 

すべて、症状のせいにして、苦しいからって、自分で努力もせずして、

医師が治してくれるだろう、薬でなんとかなるだろうと思わないで

いただきたい。

 

どんな重病の病でもケガでも、医師や薬が治すんじゃありません。

医師は薬はあくまで人体が回復するのをたすけたり、症状を和らげて患者の苦痛を減らし

患者の回復を助けたりするだけですよ。

 

治ることを他人まかせ、家族まかせ、医師まかせ、薬まかせにしないで。

 

本当のところは、自分の体が自分を治しているんです。

その、肝心なことを忘れてないで。

 

脳脊髄液減少症患者は、脳の機能の低下により、

気温の変化が肌で感じにくく、汗が出にくく、体温調節機能が劣ってしまっているから、

自分で、きちんと自己管理しないと、危険ですから。

 

自分を回復させるのも、悪化させるのも、

 

脳脊髄液減少症を克服するのも、

脳脊髄液減少症に殺されかけるのも、

 

鍵を握るのは、

最後は自分だと思います。

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当事者しか知りえないこと、気づきえないことを伝えよう!

2012年07月13日 | つぶやき

病態が解明されて、診断治療法も確立されて、

医学部で学生に、その一部始終を教えられているような普通の病気怪我と違って、

 

脳脊髄液減少症に関しては、

まだまだ当事者しか知りえないことがたくさんある。

 

しかし、その量は膨大で、患者がこうして伝えることさえ、苦労する。

 

同じ脳脊髄液減少症患者でも、発症から1年以内に病名や治療にたどりついた方と、

何十年も見逃されてきた患者では、

その間、この病によって、知りえたこと、

体験したこと、気づいたことの量は、まったく違っていると思う。

 

当事者、それぞれに、ひとりひとり違う体験がある。

それを、

昔の患者の体験から、最近の患者の体験まで、

広く患者の話を集め、聞くことは、

この病態の全体像を把握する意味で、大切なことだ。

 

でも、その全体像の把握は、まだまだできているとは言えない。

 

たとえ、脳脊髄液減少症の専門医であっても、

我が身で体験していないのであるから、

想像することしかできず、わからない体験ばかりのはずだし、

 

経験者である患者でしか気づきようがないこともたくさんあると思う。

 

それをなんとか私たち体験者が、

自分たちがそれぞれに体験した範囲で、

何も知らない人たちや、医師たちに伝えようとするのだが、

それがまた、言語化することがものすごく難しい症状ばかり、

あまりにも説明しにくい誤解や理不尽なことばかりで、

説明するのも悪戦苦闘する。

 

ただでさえ、高次脳機能障害で、適切に短い言葉で相手に伝えることが

障害されていたりするのに、

 

症状が激しいと、その気力さえ奪われ、

手が動きにくく文字が書けなくなったり、

起立性の具合の悪さがひどく、起きてパソコンの前に座っていられなくなったり、

声がでなくなったり、

ろれつがまわらず、言葉がしゃべりにくくなったり、

文章をまとめることが困難になったりして

この病を、なんとか外へ伝えるその手段さえ、奪われるのが、

この病の恐ろしいところだ。

 

患者自らが、力を振り絞って、医師や世間に症状の苦しみをわざわざ伝えなくても、

医療現場にその病に対する知識があり、

患者が黙っていても、勝手にどんどん患者をたすけてくれる普通の認知された病気やけがとは

全然違う立場にあるのだ。

 

たとえ、伝える気力と能力が残っていたり、治療で回復した患者であっても、

語彙と経験豊かな大人の患者でさえ、

それのすさまじくも奇妙な症状を、言語化して伝えることが

非常に難しい。

 

ましてや、人生経験も少なく、語彙も豊かではない、こどもの患者が

今の自分の状態を、何かにたとえて表現することや、言語化して表現できるはずもない。

 

もし、幼児が脳脊髄液漏れを起こしたら、

いったいどうなるのだろう。

自分で症状や状況を大人に説明できないであろうから、

ぐったりしているしかないだろう。

その状態で、髄液漏れを疑うことのできる医師が、はたしているのだろうか?

 

大人の患者であっても、症状を訴えても訴えても信じてもらえず、

見逃された期間が長ければ長いほど、

その期間受けた、誤解や、見逃されたことで体験した数多くの症状、回復までの悪戦苦闘の

エピソードがものすごい量になり、とてもひとことでは説明できない。

 

それでも、

私たち大人の患者一人ひとりが、自分の体験をそれぞれに伝えなければいけないと思う。

 

先日のFNNスーパーニュースを見ていくつか感じたことを書こうと思う。

これも、

実際の脳脊髄液減少症当事者にしか気づき得ないことかもしれない。

まず、初めに、実名顔出しで、取材に応じてくださった患者さんたち、ご家族の皆さまに

深く感謝申し上げる。

 

顔が出せなかった患者さんも、もし、あの治療で回復したあかつきには、

今度は実名で

いままでの見過ごされた期間に受けた、実際の医療現場での体験を語っていただきたいと思う。

 

まず、今まで見たニュース報道の中で、

7月5日の放送が、全体的に、「身近な病としての脳脊髄液減少症」を世間に伝える意味で、

一番よかったんじゃないかと思う。

 

それまでの、他テレビ局の今までの報道は、

個人の患者さんの報道の範囲で終わっていた気がして、

日本中の、隠れ「髄液漏れ」患者さんたちが、

「もしかして自分も」と気づけるような内容では

なかったように思うから。

 

今回のFNN スーパーニュースの報道は、

誰にでもありがちな頭痛から、視聴者の関心を引き付け、

その影に、こんな重大な病もありますよ、と警告した意味で、

とてもよかったと思う。

 

また、転倒やスポーツ事故で発症して、すでに脳脊髄液減少症と診断がついた患者さんが出てくださったことで、

「私は交通事故に遭っていなから違うわ」と思っていた人たちにも、

私は、そういえば、あの時ころんで体に激しい衝撃を受けてからだわ、などと、

我が身にも起こりうると、気づくきっかけをくれたと思う。

 

その意味で、以前の他テレビ局の報道よりも、

より身近な病、特定の人だけでなく、自分たちにもかかわりのある病という認識を

広めた、全体的にいい構成だったと思う。

 

それに、なによりも、20年以上も、脳脊髄液減少症とわからず、

医師を転々として、誤解にさらされてきた30代女性患者さんが取材に応じてくださったことに私は、感謝したい。

 

表情があまりないこと、言葉が出しにくそうな場面を見て、

たぶん、この方も、ご本人はたとえ気付いていなくても、

私と同じように、長く髄液漏れを見逃されたために、顔や舌に軽い麻痺が来ていて、

顔に表情が出しにくい、舌がまわりにくく、

言葉がでにくい状況になっているのかな?と感じた。

 

これも、患者でない人たちには、気づかないことかもしれないが。

 

今まで、いつもいつも、報道で出てきてくれる患者さんは、事故から2カ月で診断がついた方とか、長くて診断まで4年とか、そんな幸運な方ばかり。

でも、

そういう最近の患者さんばかりにマスコミに登場されると、

さも、最近現れた病みたいで、

過去にも事故にあって発症していた患者がいることすら、

世間の人たちには想像が及ばない。

 

この病が何十年も見逃されて、

その間、治りたくて医師を転々としても、誰にも原因がわからず、病名もつかず、(たとえ病名がついたとしても、髄液漏れの症状のひとつにつけられたような病名だったりして、何の解決にもならない状態であったり。)

病名がつかなければ、病人として、社会に認められず、

怠け者と誤解されて、

次第に周囲の誰にも相手にしてもらえず、たったひとりで孤独の中を生きた患者、あるいは、

生きていられなくて、自ら命を絶って死んでいったであろう患者のことなんか

何も知らない人たちの想像が

及ぶわけはない。

 

そういう最近の患者さんばかりの報道だと、

診断が遅れても、見逃しは「その程度」の年月だと世間に思われてしまいそうで、

「脳脊髄液減少症と診断されるまで、数か月?なあんだ、その程度の期間の見逃されや、誤診なら、他の病でもよくあることじゃない。」と

世間の人たちに思われてしまいそうで、

私は怖かった。

 

もっともっと長く髄液漏れを見逃され、放置され、

すべて患者のせいにされ、

理不尽な中を涙をこらえて生き抜き、人生を棒に振ってきた人たちの存在なんて、

想像すらしてもらえない。

 

実際には、今から20年前も30年前も、すでに交通事故や転倒転落事故、スポーツ事故はあったわけで、

そのころから、見逃され続け、苦しみ抜いて医師転々としている人たちや、

精神病院で薬漬けになっている人たちや

他の原因不明、治療法なしの病名つけられたり、

誤診されて、その状態に甘んじている人たちだって、

たくさん、たくさん、、この日本にも世界にもまだまだ潜在しているはずなのに、

そのことを、世間に気づいてもらえない内容ばかりに感じた。

 

症状が多彩で、症状ごとに、患者は必死にさまざまな科の医師をめぐりやすいこと。

 

一見元気そうな外見の人たちは、

その死ぬほどつらい症状を訴えても、訴えても、とてもとても入院なんか絶対させてもらえないこと。

そもそも病人とさえ認めてもらえず、病院から追い出されてしまうこともあること。

 

最初の発症時から「なんらかの病で入院が必要な患者」と認められ、

入院させてもらえる髄液漏れ患者さんは、

たとえそれが病名はわからない段階であっても、本当に「入院させてもらえるだけで、

少なくとも病人として、最初から認められているわけで、」それだけでもう

誰にも相手にされないで、病院から追い出され見捨てられた患者よりは、

非常に恵まれているってこと。

 

外来で、各科で一般的な検査をしても、異常な検査結果がでないために、

ますます、症状を信じてもらえなくなること。

 

そうなると、ますます、入院治療が必要なほどの重症患者だとは

医師には思ってもらえなくなり、相手にされなくなること。

 

その状態で、

何年も何十年も見逃され苦しみ続けること、

病名がないから、病人とは社会的に認められず、

生きるために働かなければならないこと。

 

その間、本人のせいではないのに、周囲や医師の無理解で、

「あんたのせいだ、あんたの心や性格のせいだ、」と責め続けられ、

症状に加え、

無理解や、

理不尽な仕打ちにまで耐えなければいけないこと。

 

働けなくなり、収入を奪われること。

家族にさえ、支えてもらえないこともあること。

 

友人知人に去られ、夫婦間には溝が入り、親兄弟にもわかってもらえず、

大切な人間関係まで理不尽に破壊されること。

 

やっと、髄液漏れという情報を得て、専門医にたどりついても、

当時は、なんと、最初のRI検査から自費で、ブラッドパッチ治療はもちろん自費で、

自分にも貯金がなく、家族にもお金を出してもらえない人たちは、

唯一の治療でさえ、断念せざるをえなかったこと。

 

これらが

脳脊髄液減少症の他に病にはあまりない、特有の恐ろしさなのに、

これらの恐ろしさの特徴が、今までの報道では

私が見ていても、こちらにあまり伝わってこなかった。

 

今回の報道でも、まだまだ伝わってこないが、

少なくとも、以前の報道よりはよかったと思う。

 

 

マスコミは、働けなくなり、仕事も失い、

誰にも症状の苦しみを、その健康そうな見た目からは理解してもらえず、

孤独と絶望の中で、たった一人で生きねばならない人たちの存在を、

これからも、もっともっと

取材して、

報道して、脳脊髄液減少症の本当の恐ろしさを

世間に伝えてもらいたいと思う。

 

(マスコミ先導の報道はやめてほしい、なんていう無理解な医師の言葉には

負けないで報道してほしい。)

 

そのためにも、

最近の早期に診断治療に至れた、家族に支えられた恵まれた患者さんだけでなく、 

配偶者にもわかってもらえず離婚に至ったとか、

家族の誰にも助けてもらえなかったとか、

怠け者、やっかいもの扱いされたとか、

そういう体験をした人たちが、語りだしてほしいと思う。

 

高次脳機能障害で怒りっぽくなったり、忘れっぽくなったり、計算ができなくなったり、

手紙の返事が書けなくなったり、文字がひどく乱雑になったり、

話があちこちとんで、普通の会話のやりとりができなくなっているのに、

誰も、それが髄液漏れによる「高次脳機能障害」や手のち密さの低下だと気づかず、

「あいつは変な奴だ。おかしな奴だ。ダメなやつだ。」と

その人の評価が下がるとか、

そういう誤解の嵐にさらされた人の体験を、だって、私以外にもいっぱいいるはずだと思う。

 

医師にも誰にも症状を信じてもらえなかったとか、

病のせいで、家族が崩壊したとか、

友人知人の足が次第に遠のき、孤立したとか、

職場を解雇されたとか、

もっと、もっと悲惨な体験をした人たちが、

 

勇気を持って、この病の現実を、

この世に伝えていかなければいけないと思う。

 

もっともっと、私たち、

過去の交通事故被害者や、過去の転倒転落事故での発症者が

もっと、どんどんマスコミに登場しなければいけないと思う。

 

 

15分近くの報道の中で、じっくり報道したのもよかった。

 

ブラッドパッチ治療のやり方の一つの、山王病院の例を詳しく見せてくれたのと、

なぜ、患者が横になると症状がやわらぐのかも、

穴のあいた竹筒の絵で説明したのもよかった。

 

 

ブールが当たって、声が出なくなったり、手の麻痺まで出て、

まさに、私が経験した「髄液漏れの特有症状」のいくつかを体験した男の子が、

ブラッドパッチ治療ではないけれど、

点滴治療やオーエスワンの治療で回復し、幸せな家族の姿を映してくれたのもよかった。

 

今までは、何度かブラッドパッチをしたのに、治らないじゃないか、というような

誤解が与えられやしないかと思うような報道が多かったから。

 

あの映像の中にも、

医師が症状から「髄液漏れ」に気付いたわけではなく、、

お母さんの執念で、自ら、「脳脊髄液減少症」という病名を探し出し、

治療を始めたことが回復への第一歩だったという現実を伝えてくださったと思う。

 

今までブラッドパッチの報道はあっても、

なんだ、ブラッドパッチしても治らないじゃないか、と誤解を与えかねない内容の報道が多かったが、

今回は

山王病院での患者さんの場合でも、ブラッドパッチ後に、

「動悸がなくなった。」などの具体的な患者さんの話が放送されて、よかったと思う。

でも、

治療直後の一時的な回復だけでなく、

その後いったん悪化したようになってから、本当の回復は、それからなんだけどね。

 

とにかく、

スーパーニュースの取材陣さん、いままでで一番いい、

報道内容をありがとう。

 

これからも、

長年見逃され患者さんから、最近の患者さんまで

交通事故患者から、

サッカーラグビーなどの球技のスポーツ事故から、

ホッケー、ゴルフなどのスティック系スポーツやら、

ボクシング、プロレス、など格闘技系のスポーツでの事故やら、

夫婦間や恋人間の暴力から、いじめによる暴力やら、

はげしい揺さぶられや、柔道による、脳の加速損傷が絡むと思われるケガとか

転落転倒事故やら、

道を歩いていて、上から植木鉢が落ちてきたとか、

とにかく、ありとあらゆるケースで、ケガをして、

髄液漏れを発症したと思われると診断された人たちが、

それぞれに、その体験を語っていってほしいと思う。

 

そうすれば、

この病が、いかに身近に潜んでいるかが、少しずつ少しずつ

世間に理解されてくると思う。

 

くじけそうになったら、応援歌を聞いて。

明日、また、「花は咲く」NHKで11時20分から放送されます。

(詳しくはここの右上の放送予定をクリックください。)

 

これから生まれてくる子供たちのためにも、

脳脊髄液減少症患者が、

普通の病気やけがの患者のように、

いつでもどこでも誰にでも、助けてもらえるような、

正しい社会にしていこう。

このままじゃ、絶対にいけない。

 

水俣病の過ちを、繰り返してはいけない。

 

昨日のNHK総合診療医ドクターGは

立つとくらっとする患者の病名は「褐色細胞腫」だってさ。

普通の医師は、「立ちくらみのする患者の病名が褐色細胞腫」だなんて想像できないわね。

 

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7月12日 中日新聞

2012年07月12日 | 情報

7月12日 中日新聞記事

富山

「脳脊髄液減少症」に理解を  支援の会 県に補助制度要望

 

今夜のNHK「総合診療医ドクターG」

「立つとクラッとする」だって。

いつになったら、脳脊髄液減少症が、NHKで真剣に取り上げてもらえるのか?

あきらめず、みんなでNHKに訴えていきましょう。

 

 

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7月5日放送 FNN スーパーニュース

2012年07月10日 | 情報

 

2012年7月5日(首都圏のみ放送)

フジテレビ

スーパーニュース 「脳脊髄液減少症」

 UPしてくださった方ありがとうございます。

教えてくださった方、ありがとうございます。

みんなで手分けして、

早く日本全国のみんなに広めて教えてあげて、動画が消されないうちに。

全国の患者さんたちが、見られるように。

 

 

山王病院の美馬先生が出てくださっています。

取材に応じてくださった患者さん、ありがとうございます。

 

美馬先生が、マッサージ機を背中に当てているのは、

ブラッドパッチの自己血が、均一に広く回るようにしているのだと思います。

ブラッドパッチの仕方も、

X線テレビ透視下で、注射器で一気に入れるのと、

病室で点滴でポタポタ落とすのと、

ブラッドパッチしたらそのままの場合と、

バイブレーションで血液を広げるやり方と、

先生によって、いろいろやり方が違うと思います。

 

術後の対応も、ある程度時間がたったら、トイレ可の先生がいたり、

術前にすでに導尿してから、ブラッドパッチ後はトイレに起きなくてもいいようにするなど、

対応もさまざまだと思います。

 

どれが悪くて、どれがいいなんて、患者さんたち言わないでください。

医学の進歩なんて、

いつだって、

患者と医師が、思考錯誤しながら進めてきたんですから。

今が、その試行錯誤の時なんですから。

 

 

他の医師たちがみんな、

私たち患者を見て見ぬふりして、かかわらろうとしない中、

 

脳脊髄液減少症の患者治療にかかわる医師たちは、

必死に、私たち患者を治そうとしてくれているんですから。

 

文句言う前に、感謝しなければいけないと思います。

 

そして・・・・・見っぱなしではなく、みんなで

感想や、意見、自分たちの体験など、

スーパーニュースに思いを伝えよう!

みんなの声が、マスコミを動かし、次の特集を呼ぶ!

いつかきっと、国も医学界も動かす。

メールはこちら

 

 

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広島市のニュース

2012年07月09日 | 情報

RCC中国放送 RCCニュースの

7月7日のところの

「脳脊髄液減少症の患者団体が要望」の横の

動画をクリックしてニュース映像をご覧ください。

間もなく消えると思われます。

患者会代表の「いろんな情報を発信することにより、その人がいかに早く治療にたどりつけるかが、目標」って

ほんとだよ。

情報発信がなかったら、私だって気付けなかったし、

情報なきゃ、なんの原因で起こっているんだか、なんと呼ばれている病名なんだか、

どこに専門医がいるんだか、どんな検査でわかるんだか、

素人がさっぱりわかるわけないもの。

なのに、なんでマスコミが報道してくれるのに、

無理解な医師は、マスコミ先導なんていうのか。(怒)

マスコミが放送してくれてなきゃ、

私だって気付けなかったよ。

今頃症状に耐えられず、自殺していたかもしれない。

あの長く座っていられないほどの最悪の状態のままじゃ、とても生きていられなかったと思う。

 

あと、私から情報発信すると、

このブログでも何度か書いてきたけれど、

人体への激しい衝撃は、何も交通事故ばかりじゃない、

暴力も激しい衝撃が人体に加わる。

だから、暴力やDVや虐待なんかでも、脳脊髄液減少症は起こると思う。

 

それに、自分の体験からも、

脳脊髄液減少症はまるで、発達障害みたいな症状の、「高次脳機能障害」も引き起こすと思う。

足し算、引き算、などの簡単な計算から、空間認知まで、

人の脳の機能は広範囲で、

その中でも、場の空気を読む、人の気持ちを読むということは、人の脳の機能の中でも、

かなりの高次脳機能だと思われます。

 

髄液が漏れた脳は、そういった、さまざまな高次脳機能が障害されます。

これホント。

症状が軽い人には出ない症状かもしれないけれど。

 

今夜のハートネットTV 

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復興支援ソングは、私たち闘う患者応援ソングでもある。

2012年07月07日 | 小さな幸せ

今日は七夕なんですね。

こちらは曇っていて、天の川見えそうにありません。

 

さて、早起きは3文の得です。

回復するには、

薬や医師にばかりたよらないで、患者がやるべきことがあるって、先日書きましたが、

規則正しい生活は、私が実践してきたひとつ。

 

髄液漏れの起きられない症状があるからって、

いつまでも寝ている人はいませんか?

私は座っている姿勢が長く維持できないほど症状が重い時でも、1回は普通の朝の時間に5時半とか、6時半には起きましたよ。

それを、闘病中ずっと続けてきました。

どんなに症状がつらくて朝起きられなくても、そこが患者の根性の見せどころです。

がんばって、決まった朝の時間に一度は起きて、トイレいって、外の朝の空気すって、光浴びて、

何でも口に入るもの飲んで食べて、それからまた横になればいいんです。

これ、人間の生態リズムを維持し、脳機能を回復するうえで大事ですよ。

 

さて、早起きしてここ見て下さっている方だけにおしらせ。

本日、これから約4時間後、

NHKで午前11時20分から放送される

復興支援ソング「花は咲く」のフルバージョンぜひ、聞いてください。

復興支援ソングは、私たち「闘う患者支援ソング」でもありますから。

ぜひ聞いてください。

 

この曲は被災者に寄り添うために作られたようですが、

世間や医学界の無関心、無理解と闘う脳脊髄液減少症患者の私の

今までの深く傷ついた心もいやされ、励まされる歌詞、曲で、

この曲を聞くと、

悲しみの向こう側に、未来の人たちの笑顔が見えて、自分の人生は無駄ではなかったと、思えるようになってきて、

生き残って、こうして伝えられたことが、少しだけ幸せな気持ちになります。

 

今まで誰にも病として認められず、亡くなっていったであろう、過去の患者さんたちや、

亡くなった原田先生に、

「きっと脳脊髄液減少症を普通の病と同じくらいに当たり前に助けてもらえるような

社会にするため、国にも医学界にも認めさせてみせる。見てて。」と

勇気がわく曲ですから・・・・・。

7月21日までの限定放送ですから、土曜日は明日も含めてあと3回しかありませんから。

以下NHKのサイトより転載

__________

  • 放送期間:2012年5月19日(土)~2012年7月21日(土)
  • 放送時間:総合/毎週土曜日/午前11:20~
  • 備考:以下の2地域については、別時間での放送になります。
    • ◆近畿地方 総合/毎週月曜日/午後4:50~
    • ◆中国地方 総合/毎週土曜日/午後0:40~

___________

このほかにもBSでも放送されます。

詳しくはこちらのページの放送予定をご覧ください。

 

作詞者の

岩井俊二さんが聞いた「被災した石巻の先輩が語ってくれた言葉」だという以下の話。

「僕らが聞ける話というのは生き残った人間たちの話で、

死んで行った人間たちの体験は聞くことができない

生き残った人たちですら、亡くなった人たちの苦しみや無念は想像するしかないのだと。」の言葉も

私たち患者と共通する思いであり、胸を打たれます。

 

私たち、脳脊髄液減少症患者にとっても、

たとえ、長く見逃され苦しみぬいてきた昔昔の交通事故被害者での脳脊髄液減少症患者の話であっても、

それは、生き残った幸運な人間たちの話ばかりで、

不幸にも脳脊髄液減少症によって殺されてしまった人たちの話は一切聞けないんです。

だから、

私たち幸運にも生き残った患者たちは、

亡くなった人たちの苦しみや無念を想像しながら、自らの体験を元に、

この病について語り続けなければいけないと思います。

 

最近の交通事故での脳脊髄液減少症患者さんが、マスコミに出て必死でお話してくれているのを見ると、

感謝の気持ちでいっぱいになりますが、

でも、何かたりないものもいつも感じます。

 

それは、自分たちの苦しみを訴えるだけで、

私たち、大昔の脳脊髄液減少症患者の苦しみを代弁してくれる言葉がほとんど見当たらないこと。

 

私たちのことまで、代弁して伝えてくれようとする気持ちが、

コメントから伝わってこないこと。

 

もし一言、想像力を働かせたコメントが加わって、それがマスコミによって放送されたら、

それを見た視聴者の頭の中にも、想像力が広がるのにと、いつも残念に思っています。

 

たとえば、こんな風に。

「私は、脳脊髄液減少症と診断されるまでに交通事故から数か月かかった。

その間、症状を訴えても、医師にも家族にもなかなかわかってもらえなくて本当につらかった。

時には、保険金めあての詐病まで疑われているのがわかり、悲しかった。

 

診断治療まで数か月の患者の私でさえ、こんなに精神的にも身体的にもつらいんだから、

私より、もっともっと正しい診断に至るまでに時間がかかった人たちはどんなにつらいことか。

今までにもたくさん全国で交通事故があったわけだから、

過去の交通事故被害者の中に、脳脊髄液減少症が見逃されて、今も苦しんでいる人がいるのではないか?

過去の交通事故被害者の中には、この診断治療に至れず、私のように、誰にも症状を信じてもらえなかった人たちが大勢いるのではないか?

私は幸運に早期に、脳脊髄液減少症という病名にも、専門医にも、たどりつけた。

家族にも支えられ、自費の治療もうけられた。

日常生活も家族に支えられている。

でももし、あのまま何年も見過ごされ続け、誰にも気づかれず、正しい診断治療ができる医師の存在も知らず、家族にも誰にも病人として認めてもらえず、

助けてもらえなかったら、自分はどうなっていたか?

自費の治療を受けることが経済的にできなかったら、・・・・自分はどうなっていたか?

この病が、普通の病気やけがのように、日本中の医師に認知され、数々の症状の特徴が理解され、いつ誰に起こっても、早期に医師により気付いてもらえる日がきてほしい。」

 

という、想像力を働かせたコメント、見る人に問題提起や気付きを与えるコメントがあったなら、

身近なこととしてとらえる人たちが増えると思うのです。

 

もし、マスコミで脳脊髄液減少症のことを訴えて伝えてくれる患者さんたちが、

自分のことだけではなく、

自分の体験を元に、想像力を膨らませて、ひとこと、

過去の交通事故被害者のことまで考えてコメントすることができたら、

そのコメントにより、

この病について何も知らない人たちの想像力も広げてくれると思うのですが。

 

マスコミ報道を見る人たちが「あら、あの患者さん気の毒ね」で終わらず、

自分の身近なこととして、もっともっと想像力がおよび、

この病が見逃されることの恐ろしさ、ことの重大さに

気付くきっかけとなるかもしれませんから。

 

普段は自分の苦しみと向き合うので精いっぱいで、

過去の患者のことや、亡くなった患者のことなんて、想像力が働かないかもしれません。

でも、過去に確かにいたはずです。

誰にも理解されず、誰にも症状の原因を突き止めてもらえず、誰にも相手にされず、治療もされないまま、

症状に苦しんで苦しんで、周りから責められながら必死で生きようとし、孤独の中で、

自死を選んでしまったり、高次脳機能障害や症状に殺されて命つきていった人たちが・・・。

働けなくなり、解雇され、頼れる家族もなく、衰弱して孤独死していった人たちが・・・。

 

私には想像できます。

だから、何度もその思いをこのブログで書いている。

 

脳脊髄液減少症に関しても、過去に見逃され、亡くなっていった人たちのことを想像しながら、

私たち生きている患者たちは、この脳脊髄液減少症という病の残酷さ、理解されないその特徴を、

語り続けていかなければならないと思います。

 

いつかきっと、わかってもらえる。

いつかきっと・・・・。

 

患者自らも想像力を働かせ、

考えながら、語り続け、世間に伝え続けていきましょう。

この「復興支援ソング=闘う脳脊髄液減少症患者支援ソング」を口ずさみながら・・・。

作者の岩井さんが「想像力を膨らませて、亡くなった方の思いと、被災地に生き残った人たちの思いも組みいれて書いて下さった以下の歌詞」

 「かなえたい夢もあった、変わりたい自分もいた。」

「傷ついて傷つけて、報われず泣いたりして」

「誰かの歌が聞こえる

誰かを励ましてる

誰かの笑顔が見える

悲しみの向こう側に

 

誰かの想いが見える

誰かと結ばれてる

誰かの未来が見える

悲しみの向こう側に」

 

この歌詞のように、私は長く脳脊髄液減少症が見逃され、

誤解され、信じてもらえず、心は孤独で、悲しみと苦しみの人生だったけれども、その向こう側に

「いつか生まれる君のために」、この社会、よい方向へ導かねばと使命感を感じています。

 

「私は何を残しただろう・・・・」

生き残ったものとして、脳脊髄液減少症のことを訴え続け、

未来に生まれてくる人たちのために、何かを残したいと思います。

 

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本日深夜のEテレアーカイブス

2012年07月06日 | 情報

本日2回目の投稿です。

この記事は、脳脊髄液減少症初心者の皆さまには、何の関係があるのかわからないだろうから読まなくてもいいです。

ビギナーの皆さまは本日1回目の記事だけ読んで下さればいいです。

 

この記事は、脳脊髄液減少症関係者、上級者向けです。

でもね、脳脊髄液減少症ビギナーの皆さまにも、ちょっとは知ってほしいの。

実は脳脊髄液減少症問題を解決する上で、重要なことが

「水俣病の教訓を、脳脊髄液減少症に生かせ」ってことだってこと。

それは簡単にいうと、

「ある企業の損得が絡む病の存在を、なかなか国も企業も認めて患者の早期救済策を打ち出さなかったために、患者が救済されないまま長く苦しんだ」

ってことなの。

診断基準ができても、厳しいもので、それにあてはまらない患者は切り捨てられて、

病を発症しているのに、早期に救済されなかったって水俣病の過去の過ちが、

また、脳脊髄液減少症で繰り返されようとしている。

このままでは水俣病の教訓が生かせない、また過ちを繰り返して患者を苦しめ続ける。」ってことなの。

だから、水俣病を知ること、そこから教訓を学ぶこと、その教訓を脳脊髄液減少症に生かすことはとても大切なの。

今夜の深夜にもEテレアーカイブスがありますよ。

脳脊髄液減少症について学びを深めている上級者の皆さま、録画のご準備を・・・・。

学びましょう!過去にどんなあやまちが起こっていたのか。

生かしましょう!過去の教訓を今に。

皆で考えましょう!

どう、脳脊髄液減少症の問題解決に生かせばいいのか・・・。

どうしたら、人類を正しい方向へ、人々を幸せにする方向へ導けるのか・・・・

 

問題解決のヒントは過去の失敗や過ちにあるはず。

 

本日深夜0時からEテレアーカイブス

「苦渋の決断 ~水俣病40年めの政治決着」

「カドミウム汚染田農家の苦悩」 

「20世紀・家族の歳月「もやいの海 ~水俣・杉本家の40年~」 

「20世紀・家族の歳月「もやいの海」のNHKクロニクルホームページから引用

「水俣病と闘う漁民の家族。

小中学生へ水俣病を語り継ぐ試みを始めた杉本栄子さんは、両親を水俣病で亡くし、

自らも闘病しながら子を育てた。

親子のかっとう、地域社会とのかっとう、公害は人の絆を損なった」

  _____________________________

以上NHKクロニクルホームページから引用おわり。

この番組は、全国のNHK番組公開ライブラリーでも視聴できます。

 

↑ 脳脊髄液減少症だって、診断治療が遅れれば遅れるほど、人の絆を損ないますよね。

 

「苦渋の決断~水俣病40年目めの政治決着」1995年(平成7年)10月19日放送 の詳しい説明は

以下NHKホームページより

「放送当時、水俣病の確認から40年近くが経過していました。

しかし、水俣病と認定された人と同じ症状を示しながら、水俣病として認定されない、

いわゆる未認定患者の問題はまだ解決されていませんでした。

1995年、この問題を解決するべく、政府が提案したのが、

一定の補償金と、医療費の補助を行う代わりに、

認定を求める請求を取り下げ、国などの責任を問わないという政治的な決着でした。

日常生活を困難にする症状に苦しんでいた未認定患者には医療補助などはありがたいものでした。

しかし、一方で、水俣病であるという認定を受けることを放棄することには迷いもありました。

この政治決着を受け入れるか否かで葛藤する患者たちの姿を描きます。」

_________

以上NHKからの引用おわり。

↑国が昨年(2011年)定めた「起立性頭痛を絶対条件にした、脳脊髄液漏出症」の診断基準

それは脳脊髄液漏出症と同じ症状を示しながら、「髄液の漏れは画像で確認できないし、髄液の減少は検査では確認できないから」として、漏れが確認できなくても症状がある

脳脊髄液減少症の患者を切り捨て、

病として認定されない、未認定患者を大勢出したようなもんですよね。

 

NHK環境アーカイブスには、水俣病関係の番組がたくさんあります。

脳脊髄液減少症になっても、ころんでもタダでは起きず、

これは天が私たちに病を通して大切なことに気づかせてくれた、私たちにこの病について、世間に伝える使命を与えてくれたと思って、

貪欲に学びましょうよ。そして

貪欲に伝えましょうよ。

NHKの番組公開ライブラリーも、全国にありますから、どんどん利用しましょう。

 

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脳脊髄液減少症をわかりやすく説明した漫画

2012年07月06日 | 情報

先日も書きましたが、脳脊髄液減少症について知りたければ、

まずつい最近、

7月3日発売、

雑誌フォアミセス8月号をぜひお読みください。

(売り切れ注意!うちの近くの書店では翌日に売り切れていました。いつも少ししか仕入れないらしい。)

「なまけ病と言われて」

病と闘う女たち「脳脊髄液減少症」。

三谷美佐子

 

激しい頭痛とめまいで起き上がれない…!

突然発症したこの病は…!?

 

 __________

 

こどもが脳脊髄液減少症を発症した場合、

その多彩な症状からでは、

普通の医師には「髄液漏れ」という正しい診断に

なかなか至れないために、

精神的なものが原因での不登校と誤解されることがあります。

世の中のお母様たちは、ぜひお読みください。

ただし、

このマンガに書かれている症状は、

脳脊髄液減少症の多彩な症状のごく一部です。

頭痛がまったくなく、他の症状が

「起きて活動いているとしばらくして起こってきて、

横になると楽になる。」という特徴があったりもしますし、

寝ていても何しても治まらない症状があり、

人によりさまざまです。

決して「起立性頭痛(体を起こすと頭痛がして、

横になると楽になる。)だけの症状が特徴ではありませんのでご注意ください。

要するに、どんなに検査しても原因不明の症状の影に

脳脊髄液減少症が隠れていることがあります。

私みたいに。

放置すると体を起こしている時間がどんどん短くなり、

しまいにはほぼ、一日中寝たきりになります。

本当です。

くれぐれも、たかが原因不明の激しいだるさ、体調不良とあなどらないでください。

また、脳脊髄液減少症の症状は多彩なため、その症状のひとつひとつに別の病名がつけられることもあります。

目の痛みなどの症状で、眼科にかかり、目が動きにくくなっていたり、目が乾いていることに眼科医が気づけば、それなりの病名がついたりします。

ホルモン障害が出れば、婦人科や内分泌科で、その症状にあてはまる病名がついたりします。

しかし、根本原因は脳です。

脳脊髄液が漏れて減ったために、脳がさまざまな機能障害を起こした結果の全身、精神に及ぶ症状がでます。

くれぐれも、脳脊髄液減少症の身体症状、精神症状を全く知らない医師が患者の訴える症状ごとにつけた病名に惑わされないようにご注意ください。

たとえ、すでに他の病名がついていても、

髄液漏れの専門医を一度も受診したことがない、検査したこともない人は、一度相談されてはいかがでしょうか?

髄液漏れが長年放置された結果としての、症状かもしれませんから。

私みたいに。

 

脳脊髄液減少症治療が先進医療に!

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フジテレビスーパーニュースに思いを伝えよう

2012年07月05日 | つぶやき

本日3回目の投稿です。

スーパーニュースで「脳脊髄液減少症の報道」を見た人たち、

フジテレビスーパーニュースにあなたの思い、感想を伝えよう。!!

「ここがよかった。」

「ここがもう少し突っ込んでほしかった」

「今後はこういう点も報道してほしい」など。

メールはこちら

みんなの声が社会を変える、医学の常識を変える。

体験した患者が一番

真実に近いところにいる人間なんだから。

一番、この疾患の怖さ恐ろしさ、症状、見逃されやすさ、

知っているのは、私たち患者なんだから。

 

私からフジテレビで言いたいことは、

働いている人も見られる時間に放送してほしいってこと。

だって、いつも民放は働いている人が見られない夕方の時間帯のニュースでばかり放送するんだもの。

でも、それが民放の限界なんだと思う。

それが精いっぱいの誠意何だと思う。

 

スーパーニュースは、2005年ごろから、患者の声に耳を傾け、

この疾患について放送してくれていた。

感謝している。

 

今回の放送は

首都圏だけでなく、

全国ネットで放送してほしいってこと、フジテレビにみんなで伝えましょうよ!。

でも、

 

やはりスポンサーの顔色や

視聴率に関係ないNHKにゴールデンタイムに

NHK特集かなんかで脳脊髄液減少症について放送していただきたいです。

 

NHKはいったい何やってんのよ。まったく。

 

 NHKで思いだしたけど、

本日1回目の投稿で書いたけど、

本日夜の10時からの

NHK「ドクターG」も見るのをお忘れなく。

そして、

ドクターGで「脳脊髄液減少症」を取り上げてもらえるまで、

みんなでNHKにも訴えていきましょう。

こいつはてごわいけど。

NHK「総合診療医ドクターG」へのご意見はこちら

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本日の報道予定

2012年07月05日 | 情報

本日2回目の投稿です。本日 7月5日の

関東圏でのみ、フジテレビのスーパーニュース

脳脊髄液減少症についての放送があるそうです。

くわしくはこどもの脳脊髄液減少症のこちらのホームページの情報ご覧ください。

 

7月3日発売のフォアミセスも、こども支援チームが取材協力したんですよね。

頑張ってくださってありがとうございます。

全国のお母さん方のパワーが、患者会の枠を超えて繋がっていってほしいです。

たとえ、この団体に属していなくても、他の患者会であっても、

フォアミセス8月号のことは、どんどんブログに書いてほしいです。

患者会が違うから、とかで、自分の患者会関係の情報しかブログに書かない方がいるのでは困ります。

どんどん情報は共有しないと。

 

本日の放送も、政局も混乱しているこんな時期ですから、また放送延期になったりすることも

あるかもしれませんね。

まあ、見逃すよりはましでしょうから皆に情報流しといたほうがいいですね。

いつだって、ニュース番組は流動的なんだから。

早く、NHK特集なんかで取り上げてくれないかな。

脳脊髄液減少症の報道が民放まかせで、怠慢なんだよNHKは。

NHKがしっかりと取り上げないから、無理解な医師に「マスコミ先行は困る。」なんて

言われちゃうんだよ。

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7月24日の研修会のお知らせと、最近の私の思い

2012年07月05日 | 心の葛藤

7月24日に

千葉県鎌ケ谷市で

脳脊髄液減少症の研修会が行われます。

しめきりは7月17日。

あと12日あります。

 

参加できそうな方は、この機会にぜひ、「脳脊髄液減少症」について学んでみてください。

知識や情報を得なければ、何もはじまらないから。

 

あと

本日のNHKの朝の連続ドラマ「梅ちゃん先生」見ていて思ったことがあります。

戦後間もない昭和の時代にも

「脳脊髄液減少症」の患者は絶対いたはず。

 

でも、当時はそんなこと誰も気づけないから、

髄液漏れの患者たちは、その訴える症状ごとに他の病名つけられていたんだろうなってこと。

医師も患者も、その多彩な症状の原因が、

脳の不調であり、その脳の不調を引き起こした原因が、脳脊髄液が漏れて減少したことだなんて、

そんな発想は同時は誰も持っていないから。

 

 

ドラマでは、

手足に力が入らなくなる女性に対して、

「ギランバレー症候群」と梅ちゃん先生が診断していたけれど、

脳脊髄液減少症になると、免疫力下がるから、感染症にものすごくかかりやすいし、

感染症で発熱とかで脱水が進めば、

その後感染症が治っても、髄液漏れの症状の悪化で、手足に力が入らなくなる可能性だって

あるのに、

「髄液漏れでの手足に力が入らなくなる。」という、病気の概念がない時代の医師は

そんなこと想像もしないんだろうなってこと。

 

もし、当時の内科医の前に、当時の「脳脊髄液漏れでの手足の神経障害」の患者が現れても、

だれも、「脳脊髄液漏れによるものだ」と診断できないでしょう。

 

あの昭和の時代の医師も患者も、

数十年後の平成の時代に、

交通事故や、転倒転落などの体に激しい衝撃が加わることで、

脳脊髄液が漏れ、「脳脊髄液の減少」によって身体、精神にさまざまな症状が起こる

なんて、病気が現れること、

想像もしないでしょう。

 

過去の常識は、今の非常識、なんてざらにありますよね、日進月歩の医学の世界には。

過去の常識にとらわれている医師は、

勉強不足の医師だと思うし、

福島原発事故や、昨年3月11日の地震津波を「想定外」と言い逃れする、

科学者たちと同じですよね。

 

要するに、「予測する力、想定外のことまで想定する力、想像する力」が欠けている人たちだと

私は思います。

 

あと、話は変わりますが、

本日午後4時05分から、

先週放送された、NHKドクターGの「体が思うようにならない」のパーキンソン病編が放送されます。

(髄液漏れでも体が思うように動けなくなったり、時にはダンスができるほど普通にもどったり波があるんだけどね、そんなこと、研修医の先生は知らないでしょう。きっと・・・)

 

先週見逃した方で、時間的に見られる方はどうぞ。

 

先日も書きましたが、

少なくとも、私が体験した脳脊髄液減少症の症状は

パーキンソン症候群に入ると思います。

 

また、夜10時~のドクターGは

「痛くてたまらない」患者のようです。

どうせ、線維筋痛症とかでまとめられるんでしょう?

 

「脳脊髄液減少症」でも「体中のあちこちが痛くてたまらない」状態になるなんて、

研修医の皆さまには知識がないことでしょう?

だって、医学部で教わっていないし、教科書にも書かれていないはずですから。

「低髄液圧症候群」「脳脊髄液漏出症」は「起立性頭痛が必須」なんて先入観もお持ちだったりするんでしょう?

 

私の個人的な意見ですが、

線維筋痛症や、慢性疲労症候群や、軽度外傷性脳損傷と診断されている人の中で

脳脊髄液減少症の除外診断をきちんと受けていない人は、相当いるんじゃないかと思います。

 

脳脊髄液減少症の診断がついている方で、

線維筋痛症や、慢性疲労症候群や、軽度外傷性脳損傷という病名も別の医師によりついている方は

同じ体にまったく別の病気を二つ持っているというよりも、

どちらかというと、

 

脳脊髄液漏れが長年見逃された結果の後遺症として人体に残ってしまった

症状、状態、検査結果についての診断名なのではないかと

私は思っていたりします。

 

まあ、いろいろ異論はあるでしょうけど・・・・。

 

とにかく、

それらの原因不明、治療法なし、の病名と診断される前に、

治る可能性のある

脳脊髄液減少症の検査や診断を受け、

脳脊髄液が漏れてことがわかり、減っていることが予測されたなら、

脳脊髄液の漏れを止める、脳脊髄液圧や量を正常に近づける治療を徹底的にやってみる価値はあると思います。

もし、それで症状が緩和したり、消えたりしたなら、

それは、

線維筋痛症や慢性疲労症候群や、軽度外傷性脳損傷という、全く別の原因、全く別の病態というよりは、

脳脊髄液が長く漏れ続け、減少していたためにその後遺症として

二次的に人体に起こっていた症状の可能性があると思いますから。

 

脳脊髄液減少症は治ります。

これは、

私が今、感じていることです。

正しい診断と治療は、回復へのスタートです。

 

ただし、勘違いしないでください。

医師と薬が治すのではありません。 

 

治療は、根本原因である髄液漏れを止め、

薬は症状を緩和させ、人体が自分で治ろうとする力を引き出し助けるだけです。

 

患者が自分で治るためにやるべきこと、心がけるべきこと、

日々実践することは、治療や薬以上に、ものすごくたくさんあります。

多すぎて今日は詳しくは書きませんが。

 

それをやらずして、治らない治らないと騒がないでいただきたい。

自分では何の努力もせずして、

治らないからと、医師を責めたり大騒ぎしないでいただきたい。

 

外傷性脳脊髄液減少症という病態の概念がない時代に交通事故に遭い、

誰にも相手にされず、長く、苦しんできた患者の私に言わせれば、

最近の患者さんは昔の患者では想像もできないくらい

恵まれた環境にいるのだから、

脳脊髄液減少の苦しみに負けて、

悲劇のヒロインになるな!と申し上げたい。

 

以前私はこのブログで

「悲劇のヒロインの症候群のススメ」を書き、「自分の悲惨さを思う存分嘆き悲しみ、思いを吐き出しつくし、

それを周囲に受け止めてもらえることが回復へのスタート」だという趣旨を書きましたが、

 

いつまでも「悲劇のヒロイン」に浸っていても

いつまでも悲劇の病人づらしていても、

いつまでも医者や薬が治してくれると思って、他力本願でも、回復は遠のくのです。

 

この病を全く経験もしていない、人や医者に「悲劇のヒロインになるな」と言われると頭にくるでしょうが、

あなた以上に長く放置され、苦しんできた患者の私にこう言われても、

頭にはこないでしょう?

私は悲劇のヒロインのように自分の運命を嘆きつくしたその後は、涙を拭いて

自力で立ちあがりましたよ。

あなたにもできるはずです。

その力があるはずです。

 

さあ、自分の中に眠る、自分の体を回復へ道びく力の存在に気づいてください。

 

私は今だ完治には至れなくても、治療を受ける前は

一人で外出不能だった私が、一人で外出できるまでに回復している。

さまざまな症状が今は消えている。

 

これを回復と言わず、何を回復というのでしょうか?

 

情報を集める患者や家族の皆さまは

「完治」した患者の情報だけにこだわらないでほしいです。

 

「完治」した患者の情報だけが価値があるなら、

こんなブログやめてしまいたくなります。

 

私だって、

脳脊髄液減少症という病気の概念にある医師が日本に一人でもいる時代に交通事故に遭い、

その情報をいち早く手に入れ、

もっと早く、1年以内にブラッドパッチ治療を受けれられていたら、

 

こんなに長く苦しむことも、

こんなに人生を破壊されることも、

こんなに信頼を失うことも、

こんなにさまざまな症状を経験することも、

ひどい高次脳機能障害を体験することも、

こんなに自費の治療で検査や治療での入院を何度も何度も、何度も、何度も重ねることも、

なかったでしょう。

くやしくてたまりません。

 

たとえ完治はできていなくても、

これだけ長くほうっておかれた私でさえ、

ここまで治るってことは、

治療は間違っていなかった証拠だと思い、

皆さまに伝えるに値すると思い、ブログ書いてます。

 

この医療現場に理解の広がりつつある恵まれた時代に

もし、髄液漏れを発症した患者さんなら、

 

早期発見、早期治療で、

もっと、もっと完治に近づくことができるはずですから。

 

 

 

 

 

 

 

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漫画「光とともに・・・」の作者、戸部さんの思い

2012年07月04日 | つぶやき

きのうのフォアミセスを読んで、それに「光とともに」という

自閉症児をテーマに書いた漫画の広告が裏表紙に載っていました。

 

この「光とともに~自閉症児を抱えて~」はかつて私がドラマで見て、その原作がマンガだと知り、

その作者の思いに心を打たれたことがありました。

その「光とともに」が

秋田書店のフォアミセスから出ていたと

きのうはじめて気づきました。

 

きのうのブログを書いていて、

この「光とともに」の作者が亡くなった時、

自分で書いた過去記事の存在を思いだしました。

 

ドラマ「光とともに」の物語はこちらから。

 

2010年2月9日の朝日新聞の記事は

こちらのブログで(記事をクリックすると大きくなります。)

 ↓

2010年2月9日の朝日新聞の戸部けいこさんの記事は、ぜひ

こちらをお読みください。

記事の続きはこちら

 

見た目では理解されない、脳脊髄液減少症の症状のつらさを

漫画でミセスの読者たちに

「なまけ病と言われて」の作品で

知らせようとしてくれた、漫画家の

三谷先生と通ずる思いを感じるはずです。

 

 

「目には見えない、世間に理解もされていない、障害について、

マンガで伝えよう」とする、亡くなった漫画家さんの気持ちがよくわかるはずです。

ぜひ、記事をお読みください。

 

当時、戸田けいこさんの死を知った方のブログ記事はこちら

こちらの方の当時のブログ記事も参照ください。)

フォアミセス編集部の皆さまは、

早くから、こういった見えない障害に理解を示してくださっていたのですね。

 

だからこそ、今回も、脳脊髄液減少症を漫画化してくださる三谷先生の作品をフォアミセスに掲載してくださったのですね。

ありがとうございます。

 

(これからの文章は2010年にまんが「光とともに~自閉症児とともに」の作者の漫画家の

戸部けいこ さんが亡くなった時に書いたものです。

2010年3月19日に書いて、

このブログにUPしていなかった記事です。

つまり今から2年以上前に書いたものです。

リンク先は、当時リンクしたままです。

消えているものもありますが、当時リンクしたままUPします。

ご了承ください。

 _______________________ 

2010年3月19日記 ブログ記事

 

篠原涼子さんが母親役で2004年にテレビドラマ化されたので
ご存知の方もいるかもしれませんが、

漫画の「光とともに・・・」という作品をご存知ですか?

自閉症という、一見しただけではなかなか周囲理解されない傷害と
その家族の心の葛藤を

わかりやすく漫画にして、世に知らしめて理解を広げてくれたこの作品の

作者の漫画家の戸部けいこさんが亡くなられたそうです

謹んでご冥福をお祈り申しあげます。


このドラマは、私も関心を持って見ました。

自分の抱える見た目ではわからない障害と重なって、
当時とても人事とは思えませんでした。

このようなドラマが放送された影に、
戸部さんの「自閉症という理解されずらい障害の理解を世間にひろげたい。」という
信念がこめられた漫画作品があったとは、

当時は私は知りませんでした。

戸部さんのこの漫画を書くに至った経緯については、
2月9日付けの朝日新聞生活面に載っています。


おそらく、この漫画作品は

私たち脳脊髄液減少症患者が心待ちにしている、
まつもと泉さんの 脳脊髄液減少症をテーマにした漫画

まつもと泉さんのこれから発行されるであろう「脳脊髄液減少症 まんが」も将来、

この「光とともに・・・」と同じように、

脳脊髄液減少症という見た目では理解されにくい症状や障害を、私たちの気持ちを代弁して
世間に認知させてくれることでしょう。


まつもと泉さんについてはこちら、のぶさんのブログ記事をどうぞ。

まつもと泉先生と同じことを、

戸部さんはすでにしてくださっていたようです。

世の中には言葉や文字や絵ですら、どんなに一生懸命伝えようとしても、
伝えるのが難しいことがらがあります。

伝わらないために、しばしば誤解され、
悲しい思いもします。

理解を広げようと、果敢にチャレンジして綿密な取材でリアルな作品にしあげ、
伝えてくださった漫画家 戸部けいこさん。

そして、

自らの経験を元に、
病を克服しつつあるとはいっても今も闘病中でありながらも、

多くの脳脊髄液減少症患者が世間に理解してもらえるようにと、
これから漫画作品にして出版して、脳脊髄液減少症のことを、
世間に伝えてくださろうとしている、漫画家 まつもと泉さん、



世間に理解されにくいことを、

伝え続けてくださった方や、現在も伝えてくださっている、

そして、これから伝えてくださろうとしている
すべての方がたに、

私は心から感謝したいと思います。



関連ブログ記事

みずえさんのブログ

クジラさんのブログ

人形作家さんのブログ

こにゃんこさんのブログ

春花さんのブログ

奥さんのブログ

いつかきっと

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本日7月3日発売 フォアミセス 8月号

2012年07月03日 | 情報

秋田書店の、ミセス向け漫画雑誌 フォアミセス8月号に

「なまけ病と言われて」と題した

脳脊髄液減少症の女の子の漫画が掲載されています。

ぜひお読みください。

 

なお、この作品への感想と

三谷先生へのお便りを募集しているようです。

宛先は 〒102-8108

東京都千代田区飯田橋2-10-8

秋田書店 フォアミセス 編集部気付 三谷 美佐子先生へ

どしどし感想をお寄せください。

詳しくは本誌537ページをお読みください。

 

 

表紙はこれ

秋田書店

ブルーに花火の表紙が目印です。

書店で探してみてね。

 

私の感想は、ここに書きますが、

読んでみた感想は、

こどもの患者の脳脊髄液減少症の特徴と苦しみが、わかりやすく描けていると思い、

書いてくださった漫画家さんと取材に応じてくださった患者と家族の皆さまがた、

「ありがとう。」と

心から御礼を言いたい気持ちです。

 

漫画に出てくる先生のモデルは、

熱海の先生ですね。

似ているから

すぐわかりました。

 

出てくるエピソードは、

確かに

実際の患者さんやお母さんからの実体験に基づいていますね。

 

ふだん漫画は読まない私ですが、

こんな風にミセス向けの「家族、子供、介護、身近な病」などをテーマにした

漫画雑誌があるとは・・・・しりませんでした。

 

脳脊髄液減少症の症状の漫画、

「なまけものと言われて」の作品のほかに

「子宮はなんでも知っている 産婦人科ナース日記」には

「みなさんは不定愁訴という言葉をご存じですか?」と問いかけたり、

漢方の説明が出てきたり。

 

「パーキンな日々」では

パーキンソン病について取り上げているし、

こんな漫画が普通に毎月の漫画雑誌で取り上げられる時代になったとは、

長らく漫画から遠ざかっていた私は知りませんでした。

 

いい勉強させていただきました。

さまざまな方法で病気の認知度を上げていくことは大切で

その一つに、

こうした、「まんが」という手もあったのですね。

少なくともフォアミセスの読者には

脳脊髄液減少症という病の存在とその概要は伝わるでしょう。

 

そういえば、

うつ病、高次脳機能障害などの漫画がたくさん出版されているものね。

これから、もっともっと理解されにくい病や、

女性の身近な病や悩みについて、漫画化されていくといいなと思いました。

 

 

ただ、今回の、脳脊髄液減少症の漫画は、

こどもの例に限ったものであり、

大人患者のそれとはかけ離れた面もあるのは当然ですが、

大人患者の悲惨さ過酷さはあんな簡単なもんじゃないよ、と感じました。

大人患者には、責任ある大人という立場ゆえに、

またこどもとは違った苦しみがこれでもかと押し寄せてくるので。

 

それに、このマンガのように、起立性頭痛があるとは限らないのです。

 

私もかつて頭痛はあったが、起立性ではなく寝ていても痛んだ、

そのうちその頭痛はなくなって症状は他のものがどんどん出てきたし・・・。

むしろ、頭痛以外のその他の症状が起立性で、立っていると症状が悪化し寝ると楽になりました。

高次脳機能障害についても、まわりが歪んで見えるだけではなく、

記憶障害や遂行機能障害など、

もっともっとさまざまな症状が出ることも、描いてほしかった。

 

髄液漏れの症状を漫画で表現するだけでもすごいのに、

これ以上のさまざまな症状を表現しようとしたら、

とても60ページではおさまらないのはわかるけど。

なんとか続編で書いていただきたいです。

病人が高次脳機能障害や症状を抱えて漫画や文章を書くのは至難の業ですから、

健康で元気な漫画家さんや作者さんが、漫画化や文章化してほしいけど、

健常者だから、その作者さんにわかってもらうのが、患者が伝えるのが

また難しいんですよね。

 

 

子供の例だけのまんがでは、何もしらない一般人には、

大人が脳脊髄液減少症になったら、家庭や職場や、仕事や、子供たちや親せきづきあいはどうなるか?という想像力は全く働かず、

今回のまんがだけでは、起立性頭痛がなくても髄液漏れている患者がいることが伝わらないし、

十分に脳脊髄液減少症の全体像が伝わらないという感想も持ちました。

 

また、発病からまもなく診断治療に至れた人と、

もっともっと昔から、見逃されてきた患者の苦しみとは精神的にも肉体的にも、

その受けた心の傷の深さも、

人生で失ったものの大きさも比べものにならないくらい差があるし、

 

実際、いままでテレビで報道された患者さんたちを私が見ても、

感想は

「取材に応じてくれてありがとう。」の他は

「あなたは恵まれすぎている。昔の交通事故被害者の髄液漏れ患者の苦しみは

あんなもんじゃなかったんだよ。」という気持ちしかわきませんでした。

私の体験してきた髄液漏れの理解されない精神的苦しみとは、かけ離れていたからです。、

私が体験した脳脊髄液減少症はあんなもんじゃないと思いました。

 

それに、

長く見逃されればそれだけ、治るのも簡単じゃない。

まして、子供患者の治癒率は高いが、大人はそうはいかないし。

治療後だって、親が世話やいてくれる子供患者みたいに、安静になんかしていられないし。

 

なかなか治らなければ、それだけ治療には費用もかかる。

精神的、肉体的、経済的苦しみは、何倍もになるんです。

 

 

子供の患者と違って守ってくれる母親もいない大人の患者は、

「(症状には)必ず原因があるはず、必ず(症状の原因)を探して見せる!」なんて

本人に代わって動いてくれる母親や家族がいるとは限らない。

 

大人ゆえ、支えてくれる家族がいなければ、

収入を得るために働かねばならないし、

仕事もあるし、時間的にも体力的にも、自分で症状の原因を突き止めることさえ、難しい状態にもなる。

 

治療費だって大人は自分で工面しなければならない人もいるはず。

 

その上、大人だから、生活のために家族のために働かなければならなかったり、

大人だからこそ、学校のように休んでいれば、会社はクビになるし、職場の居場所もなくなる、

その上、育児や家事が重なれば、

大人の患者の方が精神的にも肉体的にも追いつめられやすく、

自殺に追い込まれやすいと思うんです。

 

 

そうやって実際に脳脊髄液減少症によって、死んでしまった大人たちはもう何も言わないし訴えない。

死人に口なし。

だから、

私たち生き残りが声を上げねばと思うのです。

非難されても、何言われても。

 

 

まあ、子供の患者で周りの大人が一切助けてくれない場合は、

大人の患者よりはさらに悲惨になるのはわかりますけど。

そういうこどもが大人になって、自分で正しい診断と治療にたどりついて治った時、

ぜひその体験を語ってほしいです。

 

続編として、大人の脳脊髄液減少症患者の例、

父親、母親の患者の例、

ひとり親家庭の親の患者の例l、

一人暮らしの人の患者の例、

高齢者が脳脊髄液減少症になっているのに「認知症」「精神疾患」と誤診され、

見逃された例など、

次々といろんな例をうまく漫画にしていただきたいと思いました。

 

そうやって、

いろんな方法、いろんな患者の例を、世間に少しずつ少しずつ訴えていくことで、

いつの日か、

脳脊髄液減少症の全体像が、

世間一般にも、医療界にも広まってくれるといいなと思いました。

 

今気づいたんですが、

秋田書店って、

以前、「光とともに」で戸部けいこさんが

見えない障害である「自閉症」をテーマにした漫画を出した出版社だったんですね。

 

自閉症を抱える母親たちが、あの漫画でどれだけ応援してもらったことか・・・。

 

これに関しての過去記事はこちら

 

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厚生労働省 第64回 先進医療専門家会議議事録

2012年07月01日 | 情報

 

2012年5月17日 

第64回 先進医療専門家会議議事録

その時の資料は こちら

別紙1をクリック。

 

あと、

昨日の鳥取県の研修会について、

NHK鳥取で、放送されました。

 

 

あと、最近の新聞記事

6月30日 朝日新聞 「脳脊髄液減少症の患者ら要望」

 

6月29日 毎日新聞 脳脊髄液減少症の患者ら、知事に改善策要望 その1

その2

 

6月16日 毎日新聞 長野 その1

その2

その3

「女性ホルモン異常」と診断されたってことは、

女性ホルモンの値にも、異常が出てたってことですよね。

そうなんですよ。

異常値が出るのは、成長ホルモンだけではないのです。

だって、ホルモンの中枢は脳ですから。

他にも、内分泌関係のさまざまなホルモンが出なくなったり異常値になったりすることで、

症状が出ているのを、

内分泌疾患とかと、間違われて脳脊髄液減少症が見逃されているケースあると思いますよ。

 

新聞記者への取材で 

実名で声をあげてくださっている患者さんたち、患者会の皆さま方

ありがとうございます。

まだ何もできない、声を上げていない、そこのあなた、

勇気を出して後に続きましょう。

 

世間に何を言われようが何も怖がることはありません。

私たちは何も悪いことはしていないのですから、逃げ隠れすることはありません。

毅然とした態度で事実は事実として、訴えていきましょう。

体験者の声が一番確かなのですから。

 

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