お世話になっている、赤城さんに
ウチョウランの咲く山を案内してもらいました。
山野草ブームで一面に咲いていたウチョウランが全て採りつくされ
てしまい、それから40年が過ぎ再び訪れてみたら、少しですけど
花が復活していたのだそうです。
梅雨の晴れに恵まれて、さわやかな朝です。
山に入ると、コアジサイ、ヤマタツナミソウ
などが目に付きます。
岩を乗り越え、咲いている岩を覗きこむと・・・・
ん~ まだ蕾が固そうですね、花はこれからでした。
40年というと、とても長い年月ですが、こうして再び花が
復活したのは、周辺の環境が昔と変わらないからでしょうね
森が伐採されたりしたら、復活など無理でしょうけど
ここは、とても湿り気があり、ウチョウランが住むには
理想的な環境でした。
きっと外の場所でも、ひっそりと咲いているのではないでしょうか。
手つかずの素晴らしい森があるのを、知り合いの方に教えていただきました。
なかなか、天気に恵まれませんでしたが
やっと訪ねてみることができました。
朝の冷え込みで目が覚めました。
朝日が森に差し込む。
まだ薄暗い森の中、花茎が伸びたショウジョウバカマを
朝日が照らす。
沢沿いは、タマガワホトトギスが咲き始めていました。
尾根の林床には、ツルアリドウシが・・・
とても可愛らしいです。 実も一緒に見られました。
花には、少し遅かったようです。
富士樹海、房総や丹沢の一部、奥利根・・・
こんな森が残っているのは、ほんとうに嬉しいですね。
一人で切株に座り、休んでいると 生命の起源の精気が
漂ってくる・・・そんな森でした。