・・・・ 前のレポのつづきになります・・・・・
沢から尾根に這い上がり、しばらく休憩します。
全身汗で濡れてしまうと、早く帰って着替えたい気持ちもありますが
逆に、あまり暑さも感じなくなりますね。
ハチに刺された所も、刺された跡はあるものの、腫れることはなく
痛みもなくなりました。
もう少し歩いて帰ろうかなと、少しだけ余裕もでてきました。
周辺の岩場を回り込んで覗いて見たり、登って見たりと
遊びながら、だらだら帰ることにしました。
湿り気の多い岩場には、カタヒバが多く着生していて
とても美しいです。
ダイモンジソウはこれから咲きそうで、イワタバコは咲終わりました。
房総はシダ類が多く、私は詳しくないのでわかりませんが
柔らかい緑を眺めているだけでも心が落ち着く景色です。
これは、シタの仲間のスギランでしょうか
地衣類、キノコ類など名前のわからないのが多く
もう少し勉強しなくては・・・
いろいろ分かると、もっと楽しい山歩きになるでしょうね。
薄暗い岩場から、日当たりの良い岩場に・・・
何気なく上を見て見ると何か着生しているのがわかります。
注意して、横に回り込んでみます。
この多肉質な葉は・・・・ ムギランだ!
最初見た時は、マメヅタランかなと思いましたが
葉の中心に葉脈のような線が入っているのでわかりました。
近寄って見ると、葉の脇に果実らしい実が多く付いているのが
わかりました。
花も多く咲いたようです。
マクロレンズを付けて、もっと近づいて見ます。
下から見上げるとバルブがあるのがよくわかります。
葉も黄緑色に透けて美しいです、肉厚で栄養分を貯めている感じ。
果実の位置から、花はバルブの脇から出て咲くような感じです。
果実にも、ウリのように線が入っていますね。
・・・これは帰ってパソコンのモニターを見て気が付いたことです・・・
花の時期に来て写真を撮っても、パソコンの画像を良く見ないと
花の様子などは、わからないでしょうか。
久しぶりに、初めて見るランを見つけて
疲れも忘れてしまいました。
目線の位置に多く自生しているのを見つけられたのは幸運です。
望遠レンズでの撮影では、厳しい花ですから・・・
房総の岩場では何時もトラバースしたりして、探していましたので
ようやく、思いがかないました。
この周辺には、まだ何か着生していそうな感じもします。
何時か、ムカデランにも会いたいな~