コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

丹沢山 ~ 蛭ヶ岳   雲海と青空と・・・・

2015-11-25 19:11:15 | 登山



午後から天気が回復する予報でしたので、青空を期待して
丹沢の主脈 丹沢山~蛭が岳を歩いてきました。

いつもどうり塩水橋には6時前に到着。 
連休中は賑わったと思いますが、今日は私以外に車はいませんでした。
準備をして薄暗い中を出発します。

雲が低く垂れこんでいますが、雨はようやく止んだようです。
山全体が長雨でしっとりと水分を含んでいる感じですね。

この時期は早朝に出発する時は寒いので最初は着込んでいくのですが
今日も先週と同じく暖かい朝で都心の最高気温は20度の予報です。
濡れた林道は、この気温ですとヒルがまだいそうな感じがするので
林道の端の落ち葉の上を歩かないようにしました。










ダイモンジソウ、リュウノウギクの残り花を探しながら
雨上りの林道を行きますが、花はもう見かけることもなく終わりでした。














紅葉は少しだけ残っていて、何度も足を止めて
最後の紅葉を楽しみました。





  





林道をショートカットして堂平を登って行きます。
このあたりから丹沢山にかけては大きなブナの樹が多く
時々立ち止まりながら見上げてみます。
コケやミヤマノキシノブが着生している樹も多く
スギランも見かけたので、ゆっくり双眼鏡で観察したいのですが
帰りに時間があるようでしたら、ゆっくり眺めてみようと思います。










クサリ場を過ぎると視界が開けてきます。
都心方面は雲海が広がっています。
よく見ると高層ビルが雲の間から突き出ているのが見えますので
低い雲というより霧が沈んでいるのかな・・・・













マッチ箱みたいですね・・・マッチ箱なんてもう知らない世代が多いだろうな・・・・










静かな丹沢山山頂で少しだけ休憩して蛭が岳に向います。

曇りの天気ですが、富士山がよく見えます。
宝永山の近くまで白く雪を被っていますね、ようやくこの季節らしい姿に
なってきました。 

















塔ノ岳の先、相模湾方面は綿のような雲海が広がっています。
丹沢でこんなに雲海が広がっているのを見たのは初めてです。

家を出るときは、まだ雨粒も落ちていましたが来て良かったです。
上空にも厚い雲が広がっているので陽射しはありませんが
これからの縦走、空の変化が楽しみです。
上空の雲が去って青空が広がる景色を期待しよう・・・・






  




























西の方から少し青空が見えてきて、ときどき薄日も差すようになってきました。
南関東は相変わらず雲に覆われています。









箱根の山は雲の上に浮いています。
よく見ると大涌谷から水蒸気が立ち上っているのが見えます。









北関東方面には雲がありません。
遠くに霞んで見えるのは赤城山かな・・・・












笹原を縦走中の登山者
今日は5~6人とすれ違っただけで、静かな縦走路でした。










蛭ヶ岳にだんだんと近づくにつれて
空が明るくなり青空も広がってきました。

















鬼ヶ岩に到着
















一度降りて再び蛭ヶ岳へ最後の登りを頑張って・・・・・












到着!



上空の雲は消えて青空が眩しい!

































ゆるゆると景色を見たり、写真を撮ったりしながら約6時間でした。
軽く食事をして帰ります。

相変わらず相模湾は雲海に覆われて美しいです。
上空の雲はすっかり消えて、青空が広がって快晴になりました。

何度も見ている山頂風景ですが、雲海が広がっているおかげでしょうか
何だかすごく雄大な景色に感じます。









        







帰りは青空の下、雲海を眺めながらの縦走です。 (^^  
丹沢でこんな景色に出会えるとは思ってもいませんでした。

雪を被った富士山、雲に浮いている愛鷹山に箱根 伊豆の山々・・・
アルプスを縦走しているような気分です。














































快晴で嬉しいのですが、風もないので暑いです。
持ってきた飲み物をほとんど飲み切ってしまいました。
この季節に、こんなに大汗かいて歩くとは思っていませんでしたので
これは想定外でした。

足元にはスミレが点々と・・・・














丹沢山が見えてきた。















日がだんだんと傾いてきて雲海も少し波立ってきました。
斜めの陽射しになり雲の陰影が目立つように
なってきました。
























丹沢山まで戻ってきました。
景色に見とれて歩いていたので、ずいぶん早くもどってきた感じがします。
こじんまりとしたミヤマ山荘には何時か泊まってみたいな・・・・・

少し時間的に余裕があるので、ブナに着生している植物を少し眺めながら
ぶらぶらと帰ろうと思います。
























イワギボウシやダイモンジソウ、マツノハマンネングサなどの
花後の果実などがガラになって残っています。



















双眼鏡で見てみるとマツノハマンネングサが一面に群生している枝もありました。

あれ・・・ゆっくり眺めていたら、もう陽が傾いてきました。

少し急いで帰らなくては・・・・・

堂平では以前ツリシュスランも観察されていますので
こんど周辺のバリエーションルートを歩く機会があったら
ゆっくり探しながら歩いて見ようと思います。






















陽が落ちてヒンヤリする薄暗い林道を沢音を聞きながら歩いて
真っ暗になる前に戻ることができました。

久しぶりに景色を堪能できた縦走でした。
次は霧氷が見られる頃か雪が降った後にでも歩きに来ようと思います。




11月24日







コメント (6)
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石尾根は楽し。

2015-11-18 14:09:06 | 登山

何とか一日天気がもちそうな感じですので、奥多摩の石尾根を
歩いてきました。
紅葉も終わり、花もない尾根道ですが、この時期の石尾根は
歩くだけでも十分満足できる楽しい道です。
いつものように奥集落の先の林道路肩に車を置いて出発します。
途中の峰谷(みねだに)バス亭から歩くと、ここまで一時間位です。

林道の標識がある所から、山腹を巻くように行くと鳥居があります。








鳥居をくぐり、尾根道を登って行きます。
植林帯からカラマツ林、そして自然林の森へ・・・・








午前中は陽射しもあり、青空も覗く良い天気でした。
フカフカに積もった落ち葉に朝日が差すと、濡れていた葉っぱに陽射しが当たり
カサカサと音を立てます。
あたり一面から音が聞こえるので、最初は何か大量に虫がいるのかと感違いしましたが
朝露で濡れた落ち葉が、太陽熱で乾燥するときに形が変化するので
落ち葉どうしが擦れあう時の音でした。

途中に樹にヤドリギが多く付いていました。
よく見ると、黄色い果実が付いています。








少しだけ残っている紅葉を見ながら・・・・


もう11月の中旬ですけど、暖かいので薄着ですが汗をかきます。
二年前に同じ頃歩いた時には、霜柱が見られて、服装も薄いフリースで歩きました。
今日は登っている時ならTシャツでも良さそうな感じです。




 









2時間ほどで避難小屋のある稜線に到着。

雲が多いながらも視界は良さそうです。
七ツ石山に向かって石尾根歩きスタート!










富士山は良く見えました。
山頂周辺は雲が掛かっています。
日蔭名栗山手前の草原にはヤチボウズのようなものが・・・・

この時間は甲斐駒も良く見えていました。













































モノクロで・・・










森の中にある七ツ石小屋










七ツ石山に到着です。

7時にスタートして、11時30分着です。
ここから見る雲取山は近そうですが、往復2時間半位かかるので
今日もここで引き返すことにします。
もう1時間早くスタートできていれば・・・










    






石尾根を引き返します。
まだ帰るには物足りない感じなので、途中から鷹ノ巣山へ寄ってみることにします。















雲が空全体を覆ってきました。









鷹ノ巣山へは、避難小屋から30分くらいで着きます。











山頂に到着。

展望は素晴らしく、雲取山より視界が開けていて、石尾根の中では一番景色が良いかな・・・・
単独のオジサン一人に女性2人+ワンコ1
風もないので、ゆっくりできますが、もう少し青空が欲しいところです。












先に皆さんは帰られたので、しばらく一人で写真を撮りながら景色を眺めていました。
まだ2時前ですが、この時期に日差しがないと、もう夕方のような感じです。
もう登ってくる人もいないでしょうね。



















そろそろ、帰りましょう・・・




     








鷹ノ巣山山頂からは、2時間くらいで降りることができました。
石尾根からは、一番近い登山口ですね。
鷹ノ巣山~七ツ石山の間は歩く人も少ないので、のんびりと歩きたい人には
良いコースです。
危険個所もなく、丹沢のような階段もありません。
鷹ノ巣避難小屋の少し手前には水場もあります。

けど、石尾根を歩くなら、やっぱり青空の下、展望を楽しみながらが
一番ですかね・・・・



11月17日

























コメント (2)
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