初冬の八ヶ岳に行きたくて、毎週 天気図を見ていますが
冬の12月~1月の天候は不安定ですので、なかなか私の休みに
晴れが巡ってきません。
八ヶ岳の天気、冬型の気圧配置が少し緩んできて
等圧線の感覚が、広がってきた頃がチャンスです。
松本市の晴れマークは、絶対条件ですが
長野市が曇り~小雪ですと、小淵沢は晴れていますが
山は雲が懸かり、良くない場合が多いです。
明日の長野市の天気は、曇り時々晴れ
ようやくチャンスが巡ってきました。
中央高速でのアクセスですが、笹子トンネル事故の為
行きは、大月で国道20号に下ります。
行きはAM3時台ですので、渋滞もなく
大月インター~勝沼インターまで32分
帰りはPM8時台、御坂インター~大月インターまで48分でした。
初狩駅周辺から、大月インターまで渋滞していましたが
思っていたより早く通過できました。
ただ、平日のこの時間帯ですので、比較的スムーズでしたが
通勤時間帯や休日は、かなり渋滞するらしいです。
美濃戸口に車を駐車して、少し明るくなってきた6時30分出発
3月以来ですので、懐かしい景色です。
しかし、今日は随分と冷え込んでいます!
大寒並みの寒波が来ていますので
予報では、稜線の最低気温が-21度
風は17~18m・・・・この風が気がかりですね
今シーズン初めての冬山ですので、無理しないように行きます。
林道歩き45分、美濃戸に到着
阿弥陀岳が見えます。
FF車ですと登れない最初のカーブには、雪がありませんでした。
チェーンを付ければ何とか・・・・という考えは止めたほうがいいです
先日の雨の影響で、その前後がスケートリンク状態です。
歩くのも大変で、帰りは路肩の草を踏みながら下りました。
林道の真ん中を安心して歩きたい人は、帰りは4本アイゼンか
チェーンスパイクでも付けないと転びます・・・ほんとうに。
南沢を行きます。
ホテイラン自生地に立派な鉄柵ができていました。
鹿対策のようですが、随分、大掛かりになってきました。
確かに、八ヶ岳も丹沢のように鹿の食外害が深刻な状況ですので
今の状態ですと、これが最善の方法なのでしょうね。
ボランティアの方、ご苦労様です。
登っている時は、体も温まるのですが
立ち止まると、すぐに冷えてきます。
吐く息は、襟元で凍りつき、指は意識して動かしていないと
感覚がなくなってしまう。
真冬の冷え込みです。
吹雪で撤退したときを思い出しました。
しかし、今日は天気が良い、陽射しを期待できそうです。
霧氷が美しい。
霧氷に朝日が差し込むと、白銀に輝く。
都会のイルミネーションの比ではないです。
やっと行者小屋に到着。
時間を見ると、もう10時になるところです。
何度も、写真を撮ったり、景色を眺めて登ってきましたので
しょうがないですね、これも冬山の楽しみですから・・・と言い訳
テントの人に聞いたら、朝は-24℃まで冷え込んだそうです。
案内板を見ると、雪は例年並でしょうか
いそいで準備して、文三郎尾根ルートで出発します。
阿弥陀岳
文三郎尾根を行く。
階段は大分埋まっています。
久しぶりのアイゼンに足が重く、なかなか高度を稼ぐことができず
この寒いのに、体は火照るのですが、鼻水は凍る。
尾根に到着。
アレッ! 風は弱いです。
この時間帯、私の前方に一人、後方には、写真の2人の4名です。
この2人の方、私が落としたニット帽を拾って持ってきてくださいました
ありがとうございました。 m(_ _)m
岩場を山頂に向かいます。
積雪が少ない今の時期、岩と氷のミックスですので
神経を使い登って行きます。
クサリは、まだ出ています。 状況にもよりますが
積雪が増え、クサリが埋まった2月半ば以降のほうが
登りやすい気がします。
中山峠から大同心
北沢からは、スピードを上げて
日があるうちに戻ることができました。
今シーズンも何回かお世話になると思います。
12月19日