丹沢の稜線も、そろそろ紅葉が見頃だろうと思い
この時期、毎年よく歩いている
寄~雨山峠~鍋割山~後沢乗越~寄
と周回してきました。
秋の花も多く、イワシャジンもまだ咲いています。
最近、一眼レフを持ち歩くのが面倒になり
今日もコンデジをポケットに入れて、気楽な散策です。
今のコンデジは、昨年、冬山用に購入した
ペンタックスWG-1です。
オーバーグローブをしていても、シャッターが押しやすく
衝撃にも強そうなので購入しました。
耐寒性やマクロ機能もあり、それなりに気に入っていますが
画質はやはり一眼レフにはかないません。
画質の悪さは、腕でカバーという訳にいきませんので
その分、何枚もシャッターを押すようになりました。
いつものように寄大橋に車を止めて出発。
ゲートを通り管理棟で登山届けを提出して、しばらく林道歩き。
雨山峠までは、しばらく川沿いを歩きます。
何度も渡渉を繰り返しますが、最初の渡渉が一番厄介です。
3回目、丸太の上は危ないので石づたいに・・・
この後は、小川を渉る感じですので大丈夫。
シロヨメナが多い道でしたが、この辺りから
イワシャジン、リンドウ、ダイモンジソウと秋の花が
見頃でした。
キッコウハグマが一輪。
雨山峠へは、沢をつめるように、登っていきますが
ここも、台風の影響なのか、結構荒れていました。
このルートは以前、破線ルートでしたが、今回歩いてみて、
標識が流れていたりして、迷いやすく、歩くのに注意が必要な
感じでした。
コースから外れて、歩いてみると、シラヒゲソウの群落があり
まだ、何株か咲き残っています。
どうやら、雨山と雨山峠の中間あたりの稜線に出たようですので
雨山峠を通り、鍋割山へと向かいます。
鍋割山の近くの稜線に、こんな所が、あったのですね。
鍋割山は、賑わっているでしょうが、こちら側に下りてくる人は
いなく、今日は、まだ誰にもあっていません。
とても静かな森です。
急ぐ山歩きではないですので、しばらくここで休憩。
じっとしていると、もう少し肌寒い季節になりましたね。
夏が終わり、秋から冬に移るこんな時期の山が
以前は、とても好きでした。
作業道のようですが、とてもしっかりした道が、続いています。
もう一度、鹿棚の扉をくぐり、下っていくと、右手に沢が
現われてきます。
柵の扉から、沢に下りると、後は沢沿いに、下りていくだけです。
沢の水量が増してくると、道は深い渓谷を下るようになり
丸太の橋を何度も渡り返したり、狭い山腹を巻いたりしたりする
ようになります。
このあたりの紅葉は、まだこれからですけど
色づいてくると、見事な渓谷美でしょうね。
ただ、登山道ではありませんので、滑りやすい丸太の橋は
注意が必要です。
糸を引くような滝の脇には、イワタバコがびっしりと。
この渓谷にも、イワシャジン、ダイモンジソウが自生しています。
朝に通った林道の途中に下りてきました。
車までは、20分位の所です。
私は7時間以上かけて、寄り道したり、ゆっくり歩いてきましたが
コースタイムは6時間位でしょうか
稜線の紅葉、渓谷の花・・・変化に富んだ楽しいコースですが
一部、登山道を外れますので
それなりに注意は必要です。
10月 30日