コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

フクジュソウは、凍りついて雪に中に ~ 武甲山

2013-03-27 06:37:37 | インポート








車で、関越道を走っていると、明け方の薄明かりの中
公園や土手の桜が満開に咲いているのが、見えました。

長瀞から秩父市内にかけても、日当たりの良い桜の木は
満開に近い感じです。

まだ、セツブンソウが咲き残っているのでは・・・
という期待で、武甲山に来ましたが、ちょっと当てが外れた感じです。

山々が見えてくると、さらに想定外な景色が目に入ってきました。

武甲山、さらに奥に見える長沢背稜が真っ白に雪化粧しています。
昨夜、南の前線に向かって寒気が下りたので、薄っすら白くなるくらい
雪が、降っただろう~なと思っていました。    黄色いフクジュソウに、薄っすらと
雪が、かかっている写真がとれるかと期待していましたが     
どう見ても、10cm以上
雪は、降った感じですね。

これでは、花は、雪の下に埋もれてしまっているでしょう。





















歩き出しは、いつも寒々とした景色でしたが
今日は、もう春の雰囲気です。

カタクリは、もうすぐ花が咲きそうです。
ハナネコノメは、何とか咲き残っている株を見つけました。









Photo








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登りはじめると、やはり雪道になってきました。

だんだん積雪も増えてきます。

今日は、最後にもう一回、雪山に行こうか迷いましたが
もう、春なので花に会いたくて、ここに来ましたが
雪山になっちゃった~ (^^)

これは、ハシリドコロです。


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上を見ると、霧氷が綺麗かな・・・

なんか複雑な心境です。








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そろそろ、咲いている所にきましたが、積雪量が
花の背丈を越えているので、岩陰や倒木の下を探してみます。




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これは、バイケイソウですね

もう、お目覚めですか。


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雪の中、探し回って、やっと見つけたセツブンソウ一株は
すでに、終わっていました。










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岩陰に、見つけたこの株が、ギリギリ花を残した株でした。












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フクジュソウを探しますが、上から見下ろす感じですと
まったく咲いているのか、わかりませんでしたが
下から、覗くような感じで探してみると、雪の中に
なにやら黄色い灯りが・・・








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気がつくと、今自分がいる場所が、すでに群落の中である
ことがわかり、あまり移動しないように、端のほうで
写真を撮る事にします。



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息を吹きかけて、表面の雪を少し飛ばしてみます。


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夜中に雨から雪へと変わり、その後、朝の冷え込みで
凍りついてしまったようです。

葉っぱを触ると、ポロポロと割れてしまいます。
雪が解けると、花も終わりでしょうか。






Photo_13







山頂へ向かう途中で、一株だけ咲いている花を見つけました。

陽射しが入ると、花も嬉しそうです。



Photo_14











山頂に到着。  いい天気です。

両神山や北の山には、新しい積雪はないようですので
武甲山から南の山だけ雪が降ったようです。



Photo_15








3月26日




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冬山講習

2013-03-21 19:59:33 | インポート



1月に冬山講習を受ける予定でしたが
大雪の為、中止になってしまいました。

それでもガイドの方が、予定を何とか、やりくりしていただき
3月の19~20日と講習を受けることができ
八ヶ岳に行ってきました。





19日は、八ヶ岳でも歩いていると、汗をかくほど
暖かい天気でした。

早朝、中央高速から見た八ヶ岳です。
南斜面を見ているからでしょうか、雪がずいぶんと
少なくなりました





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南アルプスは、北側斜面ですので、雪はあります。

しかし、周りの風景は、もう春を感じますね。
暖かいせいか、今にも芽吹いてきそうです。


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ガイドの方との待ち合わせの場所に、1時間位早く着いたので
周りの森を、散策してみました。



ダンコウバイかな・・・

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小川の周りには、ノカンゾウが群生


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春の芽吹きが嬉しくて森の奥まで
ふらふらと歩いていってしまったのが失敗でした。

車に戻ったのが、ギリギリでしたので、あわてて準備した時
カメラを車の中に忘れてしまいました。 (--;


しかし、今回の講習は、アイスクライミングを中心とした
アイゼン、ピッケルを駆使するクライミングの練習と

2日目は、阿弥陀岳北稜の登攀でしたので、正直、片手で
シャッターを切る余裕は、ありませんでした。

それでも、休憩している時、携帯で何枚か撮ってみましたので
何枚か、アップしてみます。

















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核心部を通過


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岩が目立ってきた赤岳

5月連休頃には、沢筋と森の中だけしか、雪は残っていない感じです。


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阿弥陀岳から戻る途中、硬く絞まった急な斜面を利用して
滑落防止を体験しました。

昔は、雪山の訓練というと、最初に必ずやる練習です。

本来、この練習はしないそうですが、私が、体験してみたくて
ガイドの方にお願いしました。


その結果は・・・・

止まるわけないですよね・・・急斜面では・・・
アッという間に、すごいスピードになり
ピッケルを斜面に刺す時に掛かる加重が、半端ではありませんでした。

柔らかい雪ならともかく、絞まった急斜面では、ガイドの方も
止めるのは、難しいそうです。

いかに滑落しないようにするか。  アイゼンワークの重要性を再確認した
しだいでした。














2日間の講習を終えて、都心に戻ってきたら
桜が、満開に近いので、ビックリ!

行く前は、日当たりの良いところに、チラホラ咲いていただけでした。

今年は、春の花は、ゆっくりで、いいかな~なんて思っていたので
予定を変更しなければだめですね。

今度からは、カメラだけは、忘れないようにしなければ・・・











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去り行く冬の横岳縦走 ~ 八ヶ岳 

2013-03-06 21:54:12 | インポート





週間天気予報を見たら、水曜日あたりから気温が上昇して
4~5月位の陽気が続くようです。

もう3月ですから、今日、火曜日が、冬らしさが残る最後の山かな・・・
そんな思いで、昨年、とても印象に残った八ヶ岳の横岳に
行くことにしました。

昨年は、緊張していたので、無心で歩いた感じでした。
今回は、ゆっくり写真をとりながら、ルートを再チェックしてみよう
と思います。


5時40分、美濃戸口を出発。













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美濃戸からは、北沢ルートで赤岳鉱泉に向かいます。

横岳の縦走は赤岳から硫黄岳に向う人が多いようですが。
今回私は、硫黄岳~赤岳周りにしました。

どちらのコースを選んでも、一長一短 それぞれ難所のリスクが
ありますが、北沢、硫黄岳は、今年は初めてですので
こちらから、右回りを選択しました。







北沢ルート、今日はまだ、誰も歩いていないようです。

ここ2週間で積雪は、かなり増えたそうですが
昨夜さらに、5cm位降った雪道には、鹿や小動物の足跡
だけが、付いています。










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山には、雲が掛かっていますが、天気予報どうり晴れてくるような雰囲気です。

鉱泉の手前で、初めて、下りてくる人に会いました。
今日も、静かな八ヶ岳かな・・・







赤岳鉱泉に到着。
ここまで、2時間30分 新雪を踏みながら
ゆっくり歩いてきました。

雲がとれて、山が見えてきました。
鉱泉に泊まり、早朝に硫黄岳に行っていたら
素晴らしい景色と霧氷に出会えたのではないでしょうか。











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横岳に朝日が、差し込む。








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これから登る、硫黄岳は、風が強そうです。

今日は、厳しい縦走になる予感が・・・









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稜線では、食べるのが大変そうですので
ここで、ゆっくり朝食をとることにしました。

昨年、硫黄岳までは、稜線の手前で、アイゼンをつけましたが
今年は、積雪が多く、踏み固められた道が、クラストしているところ
もありそうなので、ここからアイゼンを付けました。

今の鉱泉あたりの積雪量は、1mを優に越えています。
硫黄岳への入り口へは、鉱泉の横の雪壁を乗り越えてスタートです。

すぐに、二股にトレースが、別れますが、右のルートは
ジョウゴ沢方面のバリエーションルートですので。
硫黄岳は、左に沢を渡ります。

その先も、幾つもショートカットの道が交差していますが
どの道も、途中で交わるので、心配いりません。

しばらくは、景色のない、森の中を登って行きます。











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2時間近く、もくもくと登り続け、ようやく赤岩ノ頭の稜線が
近づいてきました。

ピッケル、サングラス、目出帽を準備して稜線に出る準備をします。
この場所は、小雪が飛んできますが、風はありません。
しかし、風で稜線の空との境が、ぼやけています。











Photo









振り返ると、これから縦走する横岳~赤岳が










台座ノ頭~横岳


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赤岳~阿弥陀岳


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稜線に出ると、一揆に視界が広がり
容赦なく、風に叩きつけられます。

耐風姿勢をとりながら、硫黄岳に向かいます。






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稜線までの登りで、少し汗ばんでいた体が、すぐに冷え込んで
きました。

風の合間に写真を撮りながら、山頂を通過して、大ダルミに向かい下っていきます。









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風が、吹き抜ける稜線ですので、雪は飛ばされて
地面が、出ています。

昨年の2月末に来た時は、もっと雪が多く、シュカブラが綺麗でした。
この先、ずっと雪が少ない感じですね。

アイゼンで、雪のある所を選んで歩くのが、難しい状態です。
石が、ゴロゴロしていて、とても歩きづらいです。

植物の保護柵に沿って、台座ノ頭に向かいます。











Photo_9








大同心に近づいてきました。

いよいよ、最初の難所に向かいます。







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最初から、思いっきり緊張する痩せ尾根の通過

距離は、わずかですが、両側どちらも切れ落ちて、上を通過する時
両側は、ほぼ垂直に見えました。

右回りで縦走すると、一番の、ビビリポイントでした。









Photo_11










昨年は、佐久側にトレースがあり、下を見ないように通過しました。

今年は、上を通りましたので、下を見ないわけにもいきませんです。

これは、昨年の写真です。








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風が、弱くなってきたのが幸いでした。

このあとは、クサリに頼りながら、岩場を登り
横岳山頂に向かいます。










Photo_13










岩場で3人パーティとすれ違いました。

私が、岩場を登り終えた時、パーティは、痩せ尾根通過中です。
反対周りですと、それほどでもないかもしれません。
















Photo_12














横岳(奥ノ院)に到着。










Photo_15










ここから、しばらくは、のんびりと稜線を歩けます。

晴れていますが、遠く冨士山や北アルプスは、霞んでいます。
やはり、もう春なのでしょうね。

大座ノ頭の先に、浅間山。

それにしても、稜線は雪が少ない感じです。
先週までは、最大の寒波が来ていましたし
中腹あたりは、例年にない積雪量なのですが・・・・










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まだ風はありますが、どうやら縦走は出来そうです。
できれば、赤岳を登り、文三郎尾根を下りる予定でしたが
ゆっくり写真を撮りながら歩いて、地蔵尾根で帰ることにします。









チョウノスケソウ






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三又峰







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杣添尾根











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縦走路から見る赤岳は、迫力があります。

来年は、赤岳からの縦走を目標にしよう。









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鉾岳のトラバースが、見えてきました。










Photo_24










一人の踏み跡だけがあり、よく絞まっています。
谷側の足を、フォールラインに向けて、アイゼンを効かせて
通過します。









Photo_25







トラバースを終えて、再び稜線に向かいます。
このあたり、昨年は、青氷に覆われた厳冬期の雰囲気でしたが
今日は、もう、そんな雰囲気は、ありませんでした。







日ノ岳を下ります。

ここも、積雪が少ないですね。
そのせいか、安心して下りることができました。










Photo_26










日ノ岳を振り返って見る。









Photo_27










地蔵ノ頭まで、もう少しです。

ここから、赤岳を見上げると、行きたい気持ちが湧いてきました。
展望荘も、昨日で営業を終えたので、周辺を見渡しても
人影は、見当たりません。

きっと、静かな山頂でしょうね。

山頂までは、1時間位で着きますが、時計を見ると
もう、2時30分を回っていました。

やっぱり、また来年の目標にすることにします。

風を避けて、岩陰で、少し休憩。













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ぼーっと 景色を眺めていると

何となく、充実感も、感じてきました。

今日は、まだ厳しい冬山かと思っていましたが
やはり、もう冬は、終わりでしょうか。

また来年まで、この景色ともお別れですね。










Photo_29

























行者小屋に下りてきました。

一階は、雪で埋まっています。







Photo_30















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雪深い南沢を通り、日が沈むころには、戻ってくることが
できました。

そう、もう一つ非常に危険箇所がありました。

ここの林道歩きです。

今までも、転びそうになりながらも、端っこを歩いたりして
何とか、転ばずに帰ってきましたが、今日は、見事に足を
すくわれました。

今までで、最悪の状況です。

・・・・こんなことも、あろうかと思い
ちゃんと、4本アイゼンも、持って来ました。
装備に抜かりなし・・・・・(^^)





3月5日













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Photo_33










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林試の森公園  ~  河津桜 

2013-03-01 18:21:58 | インポート



今日から3月、森試の森公園のカワズ桜

そろそろ咲き始めているか、早朝、散歩しながら見に行ってきました。

本家、河津町は6分位で、そろそろ見頃だそうです。




あれ・・・  まだ全然咲いていませんね。


Photo_4


しかも、アミで囲いをしてあり、中に入れなくなっています。










あと1週間くらいかな・・・・



Photo_2








梅は、見頃になってきました。



Photo_3



やはり、1~2月が寒かったので、今年も昨年同様

春の花は、遅れているようです。







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