昨年、どうしても冬山に行きたくなりました。
冬山の、あの景色を、この目で見たい!・・・と
私の若い頃は、一人で山岳会などに入っていない者が
冬の八ヶ岳あたりに行くという事など、現実的ではありませんでした。
しかし、今は違うようです。
もう若くはありませんが、まだ今なら行けるのでは・・・
この思いが強いうちに行動に移そうと
まずスタッドレスタイヤを初めて買い
恐る恐る、凍結した山道を、いろいろ運転してみました。
次に、ピッケル、アイゼンなど道具を買いそろえて
初めて、冬の蓼科山を登り、天狗岳、権現岳と冬の八ヶ岳を
登ることができました。
道具の使い方は、昔から本や山渓の特集などで見ていましたから
見よう見まねで使ってみました。
そして、やっと思い焦がれていた素晴らしい景色を見ることができました
そして・・・・今年は赤岳に登りたい!
という思いが強くなり、まず 残雪が残る5月に登ってみました
天気も良く、何の問題もなく登れましたが・・・・
ん~ 厳冬期の凍りついた赤岳は、私のような初心者が単独で行くには
難しいな~という印象を強く受けました。
一番、不安に感じたのは滑落の危険です。
やはり、しっかりしたアイゼン、ピッケルの使い方をプロの方に
教わろうと思い、今年、冬山の講習を申し込みました。
講習当日、小淵沢の駅で、プロのガイドの方と待ち合わせです。
登山講習なんて、生まれて初めてですので、緊張します
小淵沢の駅には、ずいぶん早く到着しました。
権現岳が、よく見えますね
ずいぶん昔、夜行列車で小淵沢の駅に早朝着き、小海線の始発まで
ずいぶん時間があるので、駅の周辺を、ただ うろうろした記憶
があります
登山講習なんて、生まれて初めてですので、緊張します
小淵沢の駅には、ずいぶん早く到着しました。
権現岳が、よく見えますね
ずいぶん昔、夜行列車で小淵沢の駅に早朝着き、小海線の始発まで
ずいぶん時間があるので、駅の周辺を、ただ うろうろした記憶
があります
9時に、私ともう一人の講習生と一緒に、車で美濃戸に向かいます
講習は、プロのガイドの方一人に講習生2人の3人で行いますので
非常に内容が濃い練習ができます
私の車ですと、チェーン付けて何とか登れるかな~という
美濃戸までの林道、ガイドの方のジムニーは、簡単に登って行きます
美濃戸口~美濃戸までの道路状態は、全体に凍りついた雪道です
赤岳山荘の駐車場には、私と同じFFの車も駐車していました。
準備をして、北沢を進みます
すぐに、雪道になりますので、木橋などは、注意して登っていきます
横岳が、見えてきました 天気は、良さそうです。
赤岳山荘の駐車場には、私と同じFFの車も駐車していました。
準備をして、北沢を進みます
すぐに、雪道になりますので、木橋などは、注意して登っていきます
横岳が、見えてきました 天気は、良さそうです。
12月は、温かい日がつづき、講習の前までは、なかなか雪がふらないので
やきもきしていましたが、すっかり雪山になりましたね
冬山の訓練というと、まずピッケルを使って滑落した時
の止め方をやったりするのですが
今回の初日の練習は
99パーセント、アイゼンの使い方の練習でした
八ヶ岳のような、狭い斜面で、岩場が多い所では
滑落したら、すぐ岩に衝突するか、転げ落ちて、まず
ピッケルだけでは、止めることが不可能に近いということです
いかにして、滑落しないようにするか、アイゼンを使い
いろんな条件の違う斜面での歩行練習と訓練を、日が暮れるまで
何度も何度も繰り返し練習しました。
この日は、赤岳鉱泉に泊まりです
山小屋に泊まるのは、30年ぶりです
食事は美味しいし、外は非常に寒いのですが、 部屋の中は暖かくて快適です
ただ、スリッパがありませんので、床が冷たく
靴下をもう一枚履きました
今日は私たちを入れて、7名の宿泊者ですので貸切のようなものですが
クリスマスの3連休は、寒波が来るのにもかかわらず
大入りのようです
二日目の今日は、昨日、練習したアイゼン歩行を、山で実戦します
コースは、行者小屋まで行き、文三郎尾根~赤岳~地蔵尾根です
行者小屋までは、中山乗越を越えて、森の中を進みます
途中で、沢状の所を横切ります
ここで、以前に雪崩が発生して、登山者が埋まり
死亡事故が起きたそうです
10秒くらいで横切ることができますが
教えてもらわないと、まったく気にしない所です
転倒して滑落する一番の原因は、アイゼンによる
自分の足への、引っ掛けだそうです
私の右足 昔、捻挫したときの影響で、少しクセのある歩き方
をします それを、後ろから、ガイドの方に指摘され
徹底的に直す訓練をしながら、一歩一歩 高度を上げていきます
尾根の上に出ると、風が急に強くなり
目で帽を付け、風が吹き抜ける所は、背中を向けるようにして進みます
ヤッケのフードは、あまり閉めないように、そして、目で帽は
鼻、口などは隠さないように、とのこと
そうしないと、すぐにサングラスが曇り、視界がなくなります
核心部の岩場を通過
顔のホッペタの感覚が、なくなってきました
もし一人で、講習を受けずに来てしまっていたら
このあたり、どう対応していただろう? (--;
山頂には バリエーションルートからの、もう1パーティが
風を避けて、休憩中
視界はこんな状態です 風も吹き抜け
体感気温は、かなり低いです
昨年は快晴の時ばかり、登っていましたので
私には、ほんとうに、いい経験になります
山頂は、寒すぎて、写真を撮ったらすぐに下山します
展望荘の所で、風を避けて休憩した後
地蔵尾根を下ります
ここは、最初が、痩せ尾根ですので慎重にくだります。
今日は、アンザイレンしていますので、安心ですが
一人で、視界が悪い時は、緊張するでしょうね
まだクサリが雪で埋まっていないので、ルートはよくわかります
教わったとうり、一歩一歩 アイゼンの刃を利かせて
慎重に降りて行きます。
今回の講習、アイゼン、ピッケルの使い方だけでなく
いろいろな、冬山での注意点や気をつけることなど
教わることができました。
私のように、いつも一人で、あれこれ考えながら、登っている者
にとって、ほんとうに貴重な経験になりました。
年が明けたら、一人で、登ってみようかな・・・・
12月20~21日
冬山に向けて、体力を付けようと毎週どこかの山に出かける予定でした
しかし、仕事や用事で、なかなか出かけることができません
なんだかんだで結局、20日以上も出かけることができませんでした。
今日も疲れて、夜中に起きてまで出かける気力が今ひとつ・・・
それならと、年賀用の冨士山の写真でも撮ってこようと
西丹沢を歩くことに決めました。
冬靴を履きならすため、雪の残る北側の道志側から歩くこと
にします
神ノ川林道・・・ところどころ凍結しています
しかも、トラックも通行していますので要注意
圧雪や完全に凍結した雪道よりも、薄っすらと凍結している
舗装道路が、一番怖いです
ゲート手前の路肩に駐車
この辺りは、全面凍結路 少し傾斜があるので、車止めに石を敷きます
ここの路肩、登山の為の長時間駐車禁止の看板がありました
一段上に有料駐車場(300円)がありますが、寒い冬の平日
誰か、徴収にくるのかな~
工事の為、ゲートを開けにきた役所の方に
聞いたら、路肩に止めておいても、大丈夫ですよ! との事
安心して出発 AM8.00