コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

丹沢山~蛭が岳   塩水橋から

2013-12-19 13:45:17 | インポート



年末の日程を考えると、今回が今年最後の山歩きになりそうです。

近場で展望が良い所を歩きたいな・・・・と思いまして
10月に雨で撤退した塩水橋から丹沢山~蛭ケ岳にまた
行こうと思いました。

リベンジ!なんて大げさな気持ちはなく、丹沢山から蛭ヶ岳までの
開けた展望を最後に見たくなりました。
天気も良さそうですので、一日歩いてくるには良いコースです。
さすがに、もうヒルもいないだろうしね・・・

塩水橋までの県道70号は工事の為、宮ケ瀬から入ることができません。
秦野からヤビツ峠経由で行くことになります。
・・・・12月21日(土曜)まで・・・・

東名高速秦野中井インターから1時間くらいで到着。

明るくなってきた6時45分スタート。










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昔の林道が整備されていない頃のでしょう。








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冬枯れの林道を登って行きます。

今日は、天王寺尾根ではなく林道を選択します。
天王寺尾根は薄暗いので朝は林道のほうが明るく開けて
のんびりスタートできます・・・・今日の気持ちですけど

2ヵ所ほど法面を這いあがり、ショートカットしましたが
時間的には大差なさそうでした。
地図にも記載してある、ワサビ沢出会いのショートカットは
林道を進むよりも早く到着できそうです。









ワサビ沢出合の分岐点

ピンクのテープがあり、上を見ると、赤い実を付けたイイギリの木が
一本ありますのでわかります。










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ショートカットの道は雨量計の小屋の所で林道と合流します。
その先に登山道があります。

最初は杉の植林ですが、やがて堂平のブナの森に変わります。
堰を超えて九十九折を登って行くと、天王寺尾根と合流して
再び、ブナの多い森に入って行きます。


これは何だろう?









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そういう為のものでしたか・・・
帰りにここを通ったら、全て回収してありました。







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今年の秋は、どこの山を歩いても、ブナの実やミズナラのドングリが
いっぱい落ちていましたから、豊作だったでしょうね。



鎖場を通過すると、視界が開けてきました。
丹沢三山よりも標高が高くなりました。

ここからは素晴らしいブナの巨木の森を登って行きます。











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ブナの森を登りきると丹沢山に到着です。

休憩はしないでその先の見晴らしの良い稜線で一休みすることにします。









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雲っていますが富士山も見え、時々日も差して縦走日和でした。

時々冷たい風も吹きますが、歩いている時は薄いヤッケで大丈夫です。
ひと山ひと山越えて、蛭ヶ岳が近づいてきます。









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鬼ヶ岩を越えて、最後の登りを終えて

蛭が岳到着。










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都心方面も曇ってきました。

富士山側に移動します。










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デジタルフィルターを使って、アンダー気味に・・・・










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穏やかな山頂ですが、あまりゆっくりもしていられません。

1時になり、そろそろ帰らなくては・・・どう駆け下りても
最後の林道は暗くなる感じですね。

都心方面の景色を眺めながら下りて行きます。













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階段が辛いですが・・・・

そんなこと言っていたら行けません、主脈は階段ばかりですから・・・










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丹沢山に戻ってきました。 PM3時

後は下るだけです。

何とか暗くなる前に林道まで帰りたいですね。










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あまり寄り道する時間はないのですが、帰り道の気楽から
ブナの森でウロウロ・・・






マツノハマンネングサ







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やはり最後の林道歩きは、月を眺めながらに・・・











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5時30分 車に到着。







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久しぶりに一日歩いたので疲れましたね
八ヶ岳の赤岳あたりをピストンした位は歩いたと思います。

今回のような尾根の両側とも視界が開けている所は、
なかなかありません。
いつ歩いても楽しい縦走路でした。











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南房総 ~ 紅葉 & 植物観察

2013-12-04 18:36:36 | インポート



何度も足を運んでいるうちに、少し土地勘が付いてきた南房総
これから冬本番になり葉痕観察くらいしかできなくなる内陸と違い
冬のない南房総では、まだまだ植物観察が楽しめます。

冬のないというのは、間違いかもしれませんが、晩秋と早春とが
混在している感じでしょうか。

今日は今年、猛暑で歩くのを諦めた何か所かを歩いてきました。
朝は冷えますが、陽射しがある日中は、シャツ一枚で丁度良い感じでした。
歩くのにはベストシーズンですね。













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早朝は霜で覆われ、ホトケノザも寒々しい感じですが
日が昇るとオオイヌノフグリなども咲きそうでした。
畑の一部は菜の花で一面黄色です。










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少しヒンヤリする植林の中や、竹藪、グチャグチャのヤブなどに
入ってみます。











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キッコウハグマが点々と。











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この葉は・・・たぶんナギランだと思います。
周辺には、果実を付けた株もあるので
探していた花がまた一つ来年は見られそうです。










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陽射しがよく入る所は、タチツボスミレがもう何株も
咲いていました。
返り咲きとは違いますので、早咲きなのでしょうか。








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こんどは薄暗い沢に入ってみます。
水の流れは、ほとんどなく、ところどころに水が溜まっている感じです。

泥んこのなりながら、倒れた竹を跨いだり潜ったり・・・
なかなか前に進めない所もありますが、真夏と比べると雲泥
の違いです。
大汗かきながら、マムシやヒル、蚊の大軍に悩ませられながら行く
のと比べると天国です、ホント。











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やがて倒木三昧になり、途中でギブアップ (--;












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足元には、オオシマシュスラン? を見つけたくらいでした。

また別の沢へ移動することにします。








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次に入った沢には竹藪はなく周辺はフウトウカズラなどに覆われ
暗い中、点々とヤツデの花が咲く、とても房総らしい感じです。









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花にはアリがイッパイ来ています。

これはサイハイランかな・・・








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立派なオオシマシュスランを見つけました。

花も咲いたようですね。













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ハチジョウシュスランのタイプも発見。











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カゴメランも点々と見つかる。

嬉しい~ (^^)














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小さな沢でしたが、源頭近くまで来ました。

周りはマテバシイに覆われた、なかなか雰囲気の良い感じですので
座って、ゆっくり休憩します。

夏でしたら、座って休憩している間に蚊に刺されまくられてしまいそう
ですが、今日はそんな心配もありません。

やっぱり冬に葉を見つけておくのが、良いですね。
シュスランの咲く9月は、まだ暑くて、もうこれくらいでバテバテ
だと思いますが、今日はまだ余裕があります。

この後は最後の紅葉でも見ながら林道を散策しようと思います。











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紅葉といっても、養老渓谷のような華やかさはないのですが
色々な花も観察しながら、日が落ちるまでの散策です。









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リンドウ、アキノタムラソウなどが、まだ咲いています。









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スズメウリ、サラシナショウマの実、シロダモは花と果実をみることが
できます。

実のものは、とても多くの種類を見ることができて
分からない物も随分ありました。









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蔓性の木の果実や花も多いです。

花は良く見るのですが、果実を見たのは初めてのテイカカズラ。










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花からは想像できない果実です。














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キヅタ










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林道沿いの木にもフウトウカズラが絡んで登っていますが
よく葉を見てみると、地面を這っている葉は、ハート、スペードの形
ですが、木に登ると、スマートな卵型になることがわかりました。
木に登った株は赤い実も多く付けています。






法面の岩場には、アオベンケイソウでしょうか
何株も垂れ下がっています。







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しばらく冬枯れの縦走路を歩いていたので
嬉しくて、ついシャッターを多くきってしまいましたね。
切がないので、このあたりで・・・・

12月3日











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