雪山へ行こうと思っていましたが、冬型の気圧配置が強まり高い山はダメそうです。
久しぶりに丹沢か奥多摩でも歩こうかと思いましたが、今日は気になる房総探索へ・・・・
何ヶ所か探索したい山域があるので、予定としては2か所を回ろうかと思います。
流石に、もうヒルはいないので、気楽に歩き回ることができます。
房総探索の定番、沢からスタート。 丁度下りやすい場所がありました。
一日中、日差しが入ることがない沢沿いは、房総とはいえ冷え込んでいます。
薄暗く、インスタ映えしない景色ですが、私は何だかこの雰囲気が落ち着いて気にいっています。
ハナミョウガの果実 倒木に付くシイタケ 流れ落ちる枝沢を見たりしながら奥へと・・・・
法面にはコチョウショウジョウバカマが着生しています。
花芽も付いていました。
んん~ 沢はここまでかな・・・・
少し戻って日差しがある南斜面へと取り付き登って行きます。
一段登り切ると、反対側の斜面にイイギリの果実が・・・・
足元にはミヤマトベラの果実。 ときどきシュスランの葉も見つかりました。
傾斜がキツクなってきて、ずり落ちそうになったのでチェーンスパイクを付けます。
巨木も混じる深い森になってきました。
トラバース気味に上下しながら、ゆっくり樹々を眺めていきます。
マメズタに覆われた樹々を眺めていくと小さなセッコクが着生していることに気がつきました。
上の方には多く着生しているのだろうかと見上げて眺めて見ると、
やはり樹々の上の方にはセッコクが着生していました。
今までセッコクはモミや杉などの針葉樹に着生しているのを見かけることが多かったのですが
ここの森は、カシ、スダジイなどの常緑樹に着生しています。
葉ッパが邪魔をするので、最初はわかりづらい感じでしたが、慣れてくると
低い位置にも着生しているのが見えてきました。
ヒルもいないので寝ころんで双眼鏡で眺めていると・・・・・ヨウラクランも見えてきます。
日差しが入ると、丸っぽくて宙に浮いたような様子が見えてきました。
ヨウラクランはシダのように張り付いて着生していることが多いのですが
時々こんな感じで丸く団子のような姿を見ることがあります。
小さな沢~枝尾根を横切りながらトラバースしていくと、森はしっとりした良い感じに・・・・・
周辺の樹々に・・・・・・何となくカシノキランの気配が・・・・
落ち着いて見慣れてくると・・・・・・
どうやらアチコチに着生しているのが分かってきました。
毎回のように房総を探索しても、こんな森に出会う機会は少ないので
午後の予定を変更して、今日は一日この森を探索することにします。
少し明るい枝尾根の上に這い上がりました。谷底では寒かったのですが
日差しが注ぐ尾根では、動いていると暑いくらいになってきました。
冬ですが見上げてみると、日差しが注ぐカシ、スダジイなどに囲まれた森は緑が眩しいです。
正面に見える樹にも何か着生しています。
下にはカシノキラン、上にはセッコクがいますね。
この周辺は着生ランの楽園です。
これもカシノキランかと思いましたが、バルブが見えます。
ムギランのようです。ずいぶんと葉が長くて立派なムギランです。
隣の樹には目線の近くにカシノキランが着生していました。
きっと目線の位置に着生している株にも出会えそうな感じが・・・・・
周辺の樹々を探してみると・・・・・
少し下った場所・・・・すぐ近くにいました!
花も咲いたようです。
足元にも・・・・
夢中になって探索していると、時間はアッという間に過ぎていきます。
もう日が陰りはじめてきました。 今日はここで切り上げて戻ることにします。
セッコクをこれほど多く見かけたのは初めてでしたので、もしかしたらフウランも見つかるのでは
と期待していましたが、残念ながらいませんでした。
次はまた違う森を探索してみよう・・・・・・・
今日のアクアライン
夕日は今一つでした。
開通してもう20年ですか。
最初の頃は、バカ高い通行料のため東京湾をひたすら一般道で行っていました。
12月12日