コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

冬晴れの奥高尾縦走

2025-02-19 12:00:30 | 日記
杣添尾根をリベンジしたいのですが、青空は望めないだろうし
そもそも強風でトレースが消えている極寒の尾根を
頑張って登ろうという気力はないです。

北ヤツなら森の中なので・・・と思ったりしましたが
何も今日行くこともないな~ということになり・・・・
タイトル名こそ変えていますが、毎度の陣馬山ピストンです。
それでも夜中に起きて、もう一度天気を確認したりしていたので
いつもより早出して、小仏峠下の駐車場に着いたのはAM4時過ぎ。
いつもエンジンをかけたまま寝ているオジサンが1人はいますが
今日は誰もいませんでした。しばらく休んで5時に出発します。






東の空が明るくなってきました。



今日は日の出前に景信山に
到着しました。

グラデーションの空が美しい! 南関東は快晴です。









じっとしていると寒いので、日の出は見ないでスタートします。












堂所山で少し休憩して、8時30分に陣馬山に到着。
標高は約854m位の低山で何度も来ていますが、今日は空が近く感じて
青空が眩しく遠くの山々までよく見えます。









誰もいない陣馬山は初めてかな・・・・・


北の方も晴れて視界がいい。
陣馬ブルーと言いたいくらい・・・・今日は特に青空が澄んで眩しいです。





陣馬山からは南アルプスの悪沢岳~赤石岳が見えます。
方角的に、ちょうどこの区間を隠す山々がないのです。









丹沢は北側を見るので、少し谷筋に雪が見られます。
( 右から檜洞丸~蛭が岳 )

そして富士山。









風もないので陽射しが暖かく
ベンチでゆっくりしていました。


また陣馬山ピストンでいいか~・・・そんなノリで来ましたが
夜明け前の澄んだ関東平野の空を見て、静かな尾根を歩き
富士山や南アなどの山々を一望できる陣馬山で
一人くつろぐことができ・・・・

もしかしたら凄く贅沢な山歩きをしているのでは・・・・
今日はそんなふうに感じました。


2月18日




















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房総丘陵を歩く

2025-02-06 15:27:04 | 日記
最強寒波が入る予報ですので冬山は厳しく
午後は奥多摩でも小雪舞う予報でしたので、またいつもの房総丘陵へ。
青空や山々の景色は望めませんが、静かな深い緑の森を歩くのもいいです。
痩せた稜線はノコギリの刃のように上下を繰り返していくので、一日歩けば
累積高低差も増えて石尾根を歩いた位の体力になるかなと・・・・









房総丘陵でよく見かけるアカガシは成長するとウロコ状に樹皮が剥がれて
パッチワークのような模様になるのでわかりやすいです。






ユズリハ










大きなモミの樹も多いです。
痩せ尾根に根を張ったモミの巨木は、場所にもよりますが
見上げるとマメヅタランが着生していることが多いです。






マメヅタランは高い位置に着生していますが
この樹は比較的低い位置まで着生してくれています。
真下から見上げると、あと2mほで下へと伸びてくれれば目線で見られそうです。






この枯れ木は下の方にはムギランがいます。
よく2種類が一緒に着生している場合がありますが、ムギランは下の方で
マメヅタランより上には着生しません。









この先には岩場に着生していて、目線で見られる場所もあります。
今回、少し心配な事があるので行ってみて様子を見ると・・・・

マメヅタランがいる岩場には、キヅタやテイカカズラなどがマメヅタランを
覆うように勢力を拡大してきていました。
高い樹の上や奥久慈のような下が深く切れ落ちていれば心配ないのですが
ここは、下に回り込めるくらいの小規模な岩場なので、横からや下から
蔦が伸びてきます。特にテイカカズラは厄介です。

今日は腹ばいになって、手を伸ばし、ストックも使いながら蔦を剥していきます。
・・・・貴重な自生地の保全と思ってはいますが、余計なことをしているのかも
しれません・・・・ (´_ゝ`)









一緒にマメヅタランも剥がれてしまう所もあるので
うまく剥して、また岩場の隙間に挟んでおきます。

岩場周辺の、はびこってくる雑草なども綺麗にして、約1時間で終了。
岩場もスッキリした感じになりました。



















マメヅタランは垂直な場所が好きなようで
すぐ上にはシットリした苔がいるので、もう少しオーバーラップして
平らな所まできてもいいのに・・・・と思いますが・・・・
ムギランの方は少し平らな所までやってきます。








以前にも冬に来た時に、こうして蔦を剥してきました。
今日見ると、その時よりもマメズタランの範囲が広がってきた感じがします。
きっと、これからも繁栄してくれると思います。

反対側の日陰の岩場には羊歯類が繁殖していて、湿り気がある岩場の
半日陰で風通しの良さそうな所がマメヅタランには適しているようです。




・-・-・-・-・-・-・-



稜線は寒気が入ってきたのか、小雪が舞い始めてきました。
乾いた冷たい空気が東京湾を通る時に水蒸気が蒸発して雲ができ
低い房総丘陵にも雪を降らせるようです。

2月4日











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杣添尾根 ~ 稜線まで

2025-01-22 18:11:10 | 日記
なかなか天候が読めない気圧配置でしたが、寒気は抜けて
風も弱いようでしたので、冬の八ヶ岳へ行ってきました。

権現岳か杣添尾根から横岳にするか迷いましたが、体力的に少し楽で
雪もたっぷりある横岳にしました。
杣添尾根ルートは以前はマイナーなルートで、ツクモグサが咲く季節以外は
登山者は少なく、冬はトレースがないこともありましたが、最近の週末は
車でアプローチしやすいこともあり、ここから赤岳ピストンする登山者も
増えたようです。
駐車場は7~8台くらいなので、週末は路上駐車するほどになったようです。
・・・・・・別荘地内の路上駐車は禁止されています・・・・

さすがに平日は止められないことはないと思いますが、
少し心配しながら到着したら・・・・・・








一台もいなくて、私の車だけ・・・AM6時30分。
週末に多くの登山者が入り、降雪もないのでトレースがなく
ラッセル三昧の心配はないけど、Ⅰ~2台の車が止まっていて
先行者が2~3名いると、冬山の場合は少し安心感があります。

気温は-7度、寒気は抜けて八ヶ岳では暖かい朝です。
別荘地を抜けて登山口へ。







横岳が良く見えます。
思っていたより良い天気で嬉しい・・・・
行くぞ~という登行欲みたいなものが出てきました。
東屋でアイゼンを装着。チェーンスパイクですと最初の凍結した坂で
滑りやすくグリップ感がほしいのでアイゼンで行きます。










森の中の尾根道をひたすら登ります。

よく踏まれて締まったトレースがずっと続いていて
アイゼンが小気味よく効いて登りやすいです。
これならマイペースでユルユルと登り、森林限界を超えたら
景色を眺めながら山頂まで楽しく行けそうです。
景色が広がるのは2600mの展望台からなので、それまでは
森の中の様子を眺めたり、針葉樹を同定してみたり、ボケーと
考え事したり・・・・・・







青空の面積が増えてきて、樹も疎らになってくると展望テラスに到着です。











薄暗い森を抜けて太陽が眩しい!

台の端っこの雪を払い、敷物敷いて大休止・・・・





















ここから見る赤岳の北東側は壁と言ってもいい絶壁に見えます。

後から誰か追いついてくるのかな~と思いきや、結局今日は誰も来なくて
杣添尾根を贅沢な独り占め。

雪面を見ると、太陽光を反射してキラキラ・・・・
風もなくポカポカ陽気なので30分以上も長居してしまいました。






もうひと頑張りなので、重い腰を上げてリスタート。










杣添尾根の後半は開けた尾根が稜線まで続きます。

岩場や危険なリッジもないので景色を眺めながら・・・・・・

少し雲が増えて、視界が悪くなってきました。









 


振り返ると後方は雲の中に・・・






ただ天候が荒れてきた訳ではなく
稜線の上空が雲に掛かっているだけだと思います。
ガスってきた景色を眺めながら最後の登りに。






しかし、視界が急速に悪くなり、小雪が舞い始めてきました。






トレースは見えなくなりましたが、よく締まった雪面ですので一歩一歩上へ。
岩の先が稜線です。






どうやら稜線の縦走路に着いたようですが何も見えず・・・・・
どうやら厚い雲の帯の中にいるようです。
どうもしばらくは回復する見込みはないと判断しました。

今回はここまで・・・・

そう決めたら、さっさと帰ります。






右側は雪庇があるので要注意。







小雪舞う尾根を下り、駐車場に到着すると、また陽射しがもどってきました。

今季初の冬山で稜線での景色は見られませんでしたが
静かな雪山を淡々と歩いただけでも十分に・・・という感じです。

・・・・また来よう。

清里周辺からは八ヶ岳が再びよく見えて、車を止めて眺めていました。
エコーラインからとは違い、清里周辺から眺める赤岳はキレットの岩場が良く見えて
そびえ立つという険しい山容で、清里高原大橋からは、すそ野が開けて美しく
一番好きな展望ポイントとです。

・・・・・・八ヶ岳高原大橋より   1月21日





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七ツ石山まで ~ 春の陽気

2025-01-09 09:11:11 | 日記
明け方から本降りの雨の中を奥多摩小袖の駐車場へ。
到着前には雨は上がりました。さすがに駐車場は空いています。






年末年始から風邪気味で調子は今一つですが
しばらく山歩きから遠ざかっていたので、歩ける範囲で気楽に行こうと思います。
一応、雲取山までと登山届は提出しておきました。
毎度のコースですので簡単にアップします。






久しぶりの雨で落ち葉はたっぷりと水を含み
森の中はしっとりしていて寒さは感じません。
今日は薄着で大丈夫そうです。







七ツ石小屋までは展望もなく、植林帯が多い変化のない道ですけど
ペースが上がらないのでゆっくり歩いていると、雨の後で森全体が
生き生きしている感じがして、何だか心地よい気分です。

登山道はノボリ尾根を巻いていく感じですが(以前は七ツ石尾根だと思っていました)
尾根を歩くルートもヤマレコのみんなの足跡を見ると、しっかり赤線があるので
それなりに歩く登山者もいるようです。

堂所近くで尾根と合流するポイントがあって、以前にそこから少し尾根を
歩いたことがありました。
確かヒノキの樹の根本に小さな祠があったことを思い出したので
立ち寄ってみることに・・・・





もうほとんど朽ち果てていましたが
比較的新しいワンカップがそなえてありました。

七ツ石小屋へは3時間少々かかって到着。
この時点で今日は雲取山までは止めようと・・・・
とりあえず七ツ石山まで行ってみて決めます。

石尾根に出ると雪が見えてきました。
空は青空が広がり、すっかり天気は回復していて
風もないので寒さも感じません、春が近いような陽射しの暖かさを感じます。

七ツ石山に到着です。




昨日の雨は、降り始めは雪だったようで、途中からミゾレ~雨に変わり
早朝は冷えて残った雪が凍っている状態です。
雪に踏み後がないので、まだ誰も来ていないようです。

飛龍山方面は積雪が見られます。
澄んだ空に雪が積もったばかりの山々は、いくら眺めていても飽きない景色です。
今日は家でゆっくりしていようかと迷いましたが、やっぱり来てよかったかな・・・・・














雲取山方面の石尾根には積雪が見えませんが
ここ七ツ石からブナ平までの下りは、バリバリに凍った登山道になっていました。









きっとこの先、日陰は凍っていると思います。
チェーンスパイクは持参しているので問題ないですけど
やっぱり雲取山は止めました。気が乗らないときは止めた方がいいかなと・・・・
凍ったトラバース道も気を使うのでブナ平経由で帰るのもやめて
来た道を引き返して帰路につきました。


1月7日



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明けましておめでとうございます。

2025-01-01 15:24:02 | 日記



元日は墓参りに・・・・

墓地の脇にロゼットが沢山見られました。









スダジイ、マテバシイのドングリを拾ったり
するくらいでしたが、新たな楽しみが増えました。

今週も冬型の気圧配置が続くので、正月明けは南関東でも歩こうと思います。
チャンスがあれば冬山へも行ってみたいです。

2025年 元旦
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