そろそろ年賀用に富士山の写真を撮りながら周辺を歩こう思い
まだ歩いたことがない甲相国境尾根を歩いてきました。
山中湖の平野から林道を進み、路肩スペースに車を置いて
AM7時に歩き始めます。
国境尾根を菰釣(コモツルシ)山まで、いつものようにノンビリと
行ってこようと思います。
廃屋になったペンションを通り、V字状の溝になった道を進みます。
落ち葉も溜り、ほとんど人が歩いていない感じがします。
私自身、以前一度通っていますが、その時も同じ印象でした。
なんだか暗い道ですが20分も行くと、もう尾根に出ることができます。
ちょうど切通峠と高指(タカサス)山との中間点に出ます。
朝霧が深いアブラチャンの森を登って行くと、カヤトの原に変わり
上を見ると、青空が広がっていました。
高指山に到着。
北側は快晴ですね。
霧を抜け出たようです。
南アルプスも良く見えます。
南の海側は、午前中は低い雲が掛かっていました。
少し先に、もう一カ所ビューポイントが・・・
あまりアクセントがない真正面の写真になってしまいますが
午後は逆光になるので、これで良しとして後は冬枯れの森を
菰釣山を目指して歩きます。
落ち葉を踏みながら・・・・時々霧がかかります。
クマの爪痕ですね。
糞も見かけるので、視界が悪い所では音をたてながら進みます。
今日は富士山から演習の音がしないので、森の中はとても静かです。
冬枯れの中、青々として目立つヤマグルマの木。
下草では、ツルリンドウが唯一の青葉。
あれが菰釣山かな・・・・
菰釣山の手前のピークは、ブナの樹が多い
ピーク名もそのままブナノ丸。
到着。
手前から見ると、何でもない山に見えましたが
広くて気持が良い山頂です。
生憎 雲が多く富士山は望めませんでした。
木々の隙間から南アルプスが少しだけ見えました。
来た道を引き返します。
正面奥には、御正体山が大きくみえます。
休憩~
この道は東海自然歩道ですので、よく整備されていますね。
ピークにはベンチがあり、案内板も多く設置されています。
高指山の先あたりから地面が火山礫から花崗岩が露出したりしている道に
変っていく感じでした。
富士と西丹沢エリアとの境界あたりということでしょうか。
それに従い、道も登ったり降りたりの繰り返しが続きます。
このルート、1200~1300mあたりをの尾根を
高さ2~30メートルの上下を繰り返しながら歩く感じですので
思ったより体力を消耗しました。
・・・・帰ってから調べたGPSの高低差表・・・・
スタート地点から菰釣山までの標高差は400m少々ですが
後で調べてみたら累積標高差は1600m以上です・・・
そりゃ~疲れますね。
軽~い尾根歩きと思っていたら前回の石尾根と同じ位です。
もう陽射しが傾いてきました。
少しスピードを上げなくては・・・・
高指山まで帰ってきました。
ここまでくればもうすぐです。
丁度、太陽が富士山に沈むところですので、日が落ちるまで
眺めていることにします。
宝永火口あたりに沈みます。
空に富士山の影の線が見えます。
沈む風景ですと、年賀には向いていませんが
刻々と変わる光や空の色の変化は綺麗でした。
日が落ちると、気温も急に下がります。
残照の中、急いで戻りました。
11月26日