コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

菰釣山 ~ 甲相国境尾根を歩く

2013-11-27 18:52:28 | インポート



そろそろ年賀用に富士山の写真を撮りながら周辺を歩こう思い
まだ歩いたことがない甲相国境尾根を歩いてきました。
山中湖の平野から林道を進み、路肩スペースに車を置いて
AM7時に歩き始めます。
国境尾根を菰釣(コモツルシ)山まで、いつものようにノンビリと
行ってこようと思います。










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廃屋になったペンションを通り、V字状の溝になった道を進みます。
落ち葉も溜り、ほとんど人が歩いていない感じがします。
私自身、以前一度通っていますが、その時も同じ印象でした。
なんだか暗い道ですが20分も行くと、もう尾根に出ることができます。
ちょうど切通峠と高指(タカサス)山との中間点に出ます。














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朝霧が深いアブラチャンの森を登って行くと、カヤトの原に変わり
上を見ると、青空が広がっていました。









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高指山に到着。












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北側は快晴ですね。
霧を抜け出たようです。
南アルプスも良く見えます。
南の海側は、午前中は低い雲が掛かっていました。
















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少し先に、もう一カ所ビューポイントが・・・











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あまりアクセントがない真正面の写真になってしまいますが
午後は逆光になるので、これで良しとして後は冬枯れの森を
菰釣山を目指して歩きます。











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落ち葉を踏みながら・・・・時々霧がかかります。











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クマの爪痕ですね。

糞も見かけるので、視界が悪い所では音をたてながら進みます。
今日は富士山から演習の音がしないので、森の中はとても静かです。














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冬枯れの中、青々として目立つヤマグルマの木。











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下草では、ツルリンドウが唯一の青葉。











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あれが菰釣山かな・・・・











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菰釣山の手前のピークは、ブナの樹が多い
ピーク名もそのままブナノ丸。












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到着。

手前から見ると、何でもない山に見えましたが
広くて気持が良い山頂です。














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生憎 雲が多く富士山は望めませんでした。
木々の隙間から南アルプスが少しだけ見えました。










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来た道を引き返します。

正面奥には、御正体山が大きくみえます。













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休憩~


この道は東海自然歩道ですので、よく整備されていますね。
ピークにはベンチがあり、案内板も多く設置されています。

高指山の先あたりから地面が火山礫から花崗岩が露出したりしている道に
変っていく感じでした。
富士と西丹沢エリアとの境界あたりということでしょうか。
それに従い、道も登ったり降りたりの繰り返しが続きます。
このルート、1200~1300mあたりをの尾根を
高さ2~30メートルの上下を繰り返しながら歩く感じですので
思ったより体力を消耗しました。


・・・・帰ってから調べたGPSの高低差表・・・・













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スタート地点から菰釣山までの標高差は400m少々ですが
後で調べてみたら累積標高差は1600m以上です・・・
そりゃ~疲れますね。
軽~い尾根歩きと思っていたら前回の石尾根と同じ位です。











もう陽射しが傾いてきました。

少しスピードを上げなくては・・・・














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高指山まで帰ってきました。

ここまでくればもうすぐです。
丁度、太陽が富士山に沈むところですので、日が落ちるまで
眺めていることにします。



















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宝永火口あたりに沈みます。

空に富士山の影の線が見えます。












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沈む風景ですと、年賀には向いていませんが
刻々と変わる光や空の色の変化は綺麗でした。

日が落ちると、気温も急に下がります。
残照の中、急いで戻りました。













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11月26日




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奥集落から石尾根を歩く

2013-11-21 19:04:36 | インポート



以前から行きたかった奥多摩の奥集落から浅間尾根を登り
石尾根に向かうコース。
晩秋の一日、やっと歩くことができました。
















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奥多摩方面から青梅街道を峰谷橋(みねだにばし)の手前を右折して
峰谷の集落を通り、九十九折の道を登って行くと奥集落に至ります。
更に、ダートなった道を少し進むと、登山口に到着です。

5~6台位は広くなった路肩に止められそうです。
ダートもゆっくり進めば、普通車でも大丈夫そうです。

奥集落は、標高900mを超える天空の地です。
鴨沢からのコースと違い、マイナーですが、登山口から
すでに素晴らしい展望に恵まれていて、石尾根に登る最短ルートです。

晩秋の一日、集落を下から歩いても素晴らしいと思います。













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朝は冷え込んだおかげで、車を止めた周辺では、氷の花シモバシラを
見ることができました。
標高が高いので、昨日タイヤを交換してきましたが、道はまだ
心配ありませんでした。
ただ、最後のダートの道にはガードレールがないので、これからは
注意が必要です。













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7時10分、出発。

トラバースぎみに登ると、浅間神社の鳥居をくぐり
ここから尾根のスタートです。












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神社を過ぎ、檜の植林を登って行くと、カラマツの植林と
交わるようになり、すぐに明るい自然林の尾根を登るようになります。
ミズナラを主体とした美しい森です。
すでに落葉していて紅葉には残念でしたが、明るい落ち葉の道を
楽しく登ることができました。
鴨沢からのルートは、最初暗い植林帯が長いのですが、このルートは
とても明るい自然林の中を登るコースで、振り返ると、木々の間から
富士山を見ることができます。














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ゆっくり歩いて2時間位で、避難小屋のある石尾根に到着です。
エッ、もう着いた!・・・そんな感じでした。

手前にある水場も使えました。
さて、これから広くて見晴最高の石尾根縦走です。
右手に登ると、鷹ノ巣山はすぐです。
私は左、七つ石、雲取山方面へ!
















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やっと、晴れに恵まれました!

この眩しい青空、久しぶりです。











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風も弱く、縦走日和。

気温は、日中5~6度です。














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千本ツツジあたりで、休憩。

朝スタートの時は、雲取山まで・・・と思っていましたが
ちょっと時間的に厳しい感じですので、七ツ石山までにしようかな・・・














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七ツ石山到着。

やっぱり遠い雲取山。

まだお昼前ですが、ここで戻ることにしましょう。













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七ツ石の手前までは、高低差のない巻き道もありますが
ゆるゆると空を眺めながら、尾根道を戻ります。












            












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ガガイモの種かな・・・








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下りてきました。

石尾根では、7名の登山者に会いましたが、ここ奥集落からは
貸し切りでした。

時間の過ぎることを忘れてしまう一日でした。
急登もなく、危険な個所もなし。
晩秋の晴れた日、青空と静かな縦走を堪能できるコースです。



11月20日












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 東京タワーから宵闇の富士山を

2013-11-19 20:32:10 | インポート







東京タワーの展望台へのチケットを頂いたので、初めて行ってきました。
周りは、すっかりクリスマスの雰囲気です。














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お目当ては、夕闇の富士山です。

夕焼けから刻々と変化する空のグラデーションが美しい季節に
なりました。











展望台は、ほとんど外国からの観光客でした。
平日ですので、人も少ないです。










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中のクリスマスの飾りが、うまくガラスに映りました。















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ひときわ輝いているのは、宵の明星でしょうか。

アイソン彗星も宵闇に姿を見せてくれたらいいのにな~・・・・

山の稜線でテントを張った時、入り口を西側に向けて
中で、くつろぎながら、いつまでも空を眺めていたのは・・・
もう、すっかり自分の中でも記憶が薄らいでしまうくらい
年月がたってしまっています。

リタイヤしたら、またテント担いで、山でこんな景色を見たいですね。




11月19日



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やっと紅葉を見に丹沢へ

2013-11-13 20:17:41 | インポート



ここしばらく私用が重なったり、台風が来たりで、山へは出かけることが
できませんでした。
そうこうしているうちに紅葉前線は、どんどん下りてくるし昨日からは
強い寒気がやってきて、もう初冬のような雰囲気が・・・
最近は、いつまでも暑く、ようやく秋らしくなったかと思うと
足早に冬が、やってくるような気がします。

少し紅葉には遅くなってしまいましたが、今日からまた行くことが
できるようになりました。天気も良さそうです!
まだ紅葉が見られそうな丹沢を一日歩こうと思います。

東名高速の大井松田インターで下りて、寄(やどりき)大橋の脇に
車を置いて、7時に出発。
稜線の天候が良ければ青空の下、主脈を蛭ヶ岳あたりまで
いって来ようと思います。

鍋割山までは、作業道を利用して後沢乗越(うしろさわのっこし)に
向かいます。
沢沿いの道を詰めると右手に鹿棚が現れるので、そこを入り、後は
植林帯を詰めて行くと稜線に出ます。

















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尾根を鍋割山へ登って行くのですが、天気が予報とは違い
山頂付近は厚い雲に覆われ、今にも降ってきそうです。
それでも午後は晴れて来るだろうと思い、先を急ぎます。
今日はロングコースの予定ですので、行動食にして、12時30分を
折り返しの時間としました。
蛭ヶ岳までは無理でも、何とか鬼ヶ岩までは行きたいと思います。
鍋割山に9時10分着。
お~、自分も結構早く登れるじゃ~ないか と、ここまでは快調です。
途中、チラッと岩場にイワシャジンがまだ咲いていたりしましたが
スルーして、写真はこの2枚だけにしてきました。










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鍋割山山頂には人はいませんでした。

菓子パンを一つ食べていると、空から白い物が・・・雪だ。
あっという間に本降りになり、空は真っ白に・・・
しばらくすると、パラパラと霰に変わってきました。

風もあるので、ここで主脈歩きは、あきらめました。



















こんな天候ですが、今日は一日歩きたかったので、雨山峠に
下りて、檜岳(ひのきだっか)方面に縦走することにします。











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Photo_2












稜線あたりは落葉していますが、わずかに残った紅葉を見ながら
ゆっくりペースダウンして歩くことにします。
中腹あたりは、まだまだ綺麗に残っている感じですね。
晴れていれば、まだ十分楽しむことができると思います。









イワカガミの葉も紅に染まる。










Photo_3










ユーシン渓谷側は、まだまだ紅葉が美しい感じがします。
晴れてくれれば・・・・と何度も思ってしまいますが
しばらくは、降ったり止んだりの天気です。














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雨山峠を越して、雨山に登り返します。
しばらく痩せた尾根を登りますが、やがて広い尾根道へと変わります。

雨山あたりを歩いている時に、いきなり脇から人が出てきて、
挨拶されました。
エッ!と最初は驚きましたが、オレンジのベストに猟銃を持った
ハンターの人でした。

・・・もう、狩猟時期なのですか?と尋ねると

・・・今、この周辺の鹿を間引きしているとの事でした。

雨山山頂には、張り紙がしてありました。
登山道に向かっては、発砲しないそうですので安心ですが
私は、この先の檜岳から作業用の道を探して、寄橋まで下りる予定
でしたので、不安になります。

これは、登山道をまっすぐ伊勢沢の頭から秦野峠に向かったほうが
良さそうですね。
少し秦野峠からの林道歩きが好きではないのですが、登山道を
歩いた方が良さそうです。













Photo_6











雨山から先は、まだ歩いたことがない領域です。
檜岳は、名前から檜が多い、植林の森を歩くのかと思いましたが
大きなブナの樹もある自然林の森を歩く感じでした。
山頂は気をつけていないと、通り過ぎてしまいそうな、展望もない所
でした。

ほんのわずかな時間でしたが、雲が途切れて青空がみえました。














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檜岳の先、左側が崩落している場所があります。

少しは天気が良くなるかと思いましたが、再びガスに覆われてきました。











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雨山から伊勢沢の頭までの稜線歩き、思っていた感じとは違って
自然林の中の登り返しも少ない緩やかな尾根道を歩く、とても
癒される、やすらぎのルートでした。

ぼんやりした霧の中を歩くのも悪くはないです。

鍋割山からは、ハンターの人以外は会うことありませんでした。











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伊勢沢ノ頭からは、草地を秦野峠に下りていきます。

草の斜面には、リュウノウギク、リンドウ、トリカブトなどが咲き
まだ、多くの花を見ながら下ることができました。










Photo_11















秦野峠から林道の秦野峠までは、一度、沢を渡って痩せた尾根を
少し登り返します。












Photo_12










最後に植林帯を抜けると、林道の秦野峠に到着します。

薄暗い植林帯の中、スッポンタケを発見。













Photo_13











最後1時間20分位の林道歩き、樹木の果実や法面に咲く野菊をみながら
楽しく歩くことができました。
理由は、なんていっても、このヒンヤリした空気のお蔭ですね
今年の夏は猛暑の林道を大汗かいて何度も歩きましたが、ここの林道は
真夏の時期は勘弁してもらいたい感じです。



ミツバウツギの果実 
あの花が、この形の果実になるのが不思議に思っています。













Photo_14













Photo_15














暗くなる前に帰ってきました。



11月12日










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