コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

久しぶりの登山 ~ 戸隠

2020-06-25 07:06:45 | 登山



ようやく県を跨ぐ移動ができるようになったので、今日は戸隠へ・・・・
前日の夜に家を出て上信越道の佐久PAで仮眠して明方に到着。
高速のSA・PAでの仮眠はトラックのエンジン音が気になって苦手ですが
佐久PAは一段上のハイウェイオアシス・パラダに行けば駐車している車はなく
とても静かで良いです。

しばらく本格的な登山から遠ざかっていたので、先週は体力を付けようと雲取山
を歩く予定をしていましたが、登山口の小袖が少し県境を越えて山梨側だったのと
少し疲れが残っていたので三頭山散策にしてしまいました。

心配していた天気は想定外の快晴、水2リットルを追加したので
ザックを背負うとズッシリ重く、一日歩き通せるか不安になってしまった。
ゆっくり夕方までに帰ってくれば良いとかと思い、ヘルメットも追加して
更に重くなったザックを背負い6時に出発。

他に登山者は見かけなくて人の気配もなく、スタートは静かな高原散策です。
ミヤマヨメナが登山道脇に群生、意外と出会わない初夏に咲く野菊です。






沢沿いのクリンソウは終わり、水辺にはミズタビラコが群生。








ハルニレの樹に出会うと高原を歩いているのを実感します。









コケイランが点々と・・・・・















赤味のある花色で葉もないのでモイワランかな・・・・・










傾斜がキツイ登りも花が多いので楽しい・・・・・
・・・・・・自分好みの花だけアップしました。









至る所でオオイワカガミは見ますが花は終わっています。









岩を覆うのはイワガラミではなくツルアジサイ










ミヤマカラマツ










ハナゼキショウでいいかな・・・・









だいぶ登ってきました。









シダも美しい・・・・・









濡れた岩にはムシトリスミレが着生しています。
谷川岳、八ヶ岳でも見ますが岩壁に着生している花景色は
また違いますね。コウシンソウにも似ています。














途中のクサリの繋ぎ目で小指を痛めてしまった・・・・
チョットした油断は危険ですので更に慎重にと自分に言い聞かせます。
岩ももろいので落石も要注意です。










蟻の門渡りは2カ所ありますが、特にここが要注意です。
最後は跳び箱の馬乗り状態で行きました。










やっと尾根に上がりました。










上下を繰り返しながら稜線歩きです。
陽ざしは強いのですが、吹き抜ける風は冷たく気持ちがいい~
ただ立ち止まるとブヨの攻撃を受けるので落ち着いて腰を下ろせません。




稜線の岩場に咲くのはチシマゼキショウだと思います。
途中の岩場にはハナゼキショウのような感じの株も見ました。













鞍部では樹に囲まれて涼しく
マイズルソウ、ゴゼンタチバナの隙間を歩く感じです。









キバナノアツモリソウは丁度見頃でした。










以前は十数株も群生していた斜面は
ニッコウキスゲ、オオバギボウシ、ヤグルマソウなど背の高い草に
覆われてしまい、以前のように花を咲かせる株が少なくなってしまった
感じがします。















オオバギボウシの葉の下をのぞいて見ると
まだ点々と咲いている所もありましたが、やがて衰退していくのかもしれません。










この花が何処かに咲いているということを知っていて
探しながら歩かないとうっかり見落としてしまいまうことがあります。









見たい花も見たので良かったのですが、後半は疲れてきて写真もだんだんと減り
頭の中は徐々に何とか早く安全に下山して温泉に入り、汗を流して
横になりたいことだけになってしまいました。








・-・-・-・-・-・-・-・-・











たいした怪我もなく帰ってこれました。

体力がないと山も後半は楽しめませんね、
翌日は寝返りするのも辛かった・・・・・・

6月23日























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三頭山周辺を散策

2020-06-17 16:12:39 | 登山

真夏日だった先週は裏高尾周辺を少しだけ歩きましたが
蒸し暑さで嫌になってしまい早めに帰宅しました。
今日も30度を超える予報でしたので、もう少し標高を上げれば
多少は涼しいかと思い都民の森から三頭山周辺を歩いてみようと思いました。

早めに家を出たら6時には着いてしまいそうでしたので
途中の浅間尾根、笹尾根あたりで早朝散歩でもして時間調整・・・・・
・・・・都民の森の駐車場は7時からです。















羊歯が多い杉林を適当に歩いていたら、石を積み上げたような物が・・・・・・
苔に覆われていますが、人の手で作られた物のようです。














古い貨幣が添えられていました。
今は歩く人が登山者くらいですが、昔は人の往来が多かった古道ですので
その時代に置かれたものだと思います。










よく文字が見えませんが寛永通宝かな?
よく探索に行く房総の山で、半分埋もれた石塔に明治の一銭硬貨を見たことがありましたが
それ以前の時代の貨幣が、添えられたまま見たのは初めてです。

こんな出会いもあり古道を歩くのは興味深く楽しいと思いますが
晩秋~初冬が良いですね、植林帯が多いので、今の季節は辛いです。
それでも予定オーバーの2時間くらい歩きました。
都民の森の駐車場に入ったのは9時頃になりました。
けっこう駐車している車は多く、帰りには7~8割埋まっていました。
売店も営業しています。







バスも運行されるようになったので、きっとハイカーも
多いだろうと思い、なるべく人に会わないルートを選びました。

トチの樹を見上げます。









花も少ないない時期ですので巨木でも眺めながら行きます。



コアジサイ







こういった所が好きなクモキリソウ









ジンバイソウかな・・・・






樹々の葉がカーテンになり、日射しをしをさえぎって
思っていたほど暑くなく風が抜けると涼しいです。








山頂に到着

石尾根方面には雷雲が掛かり始めています。












人も多いので休憩ナシで沢沿いを下ります。















オオイタヤメイゲツ










シオジ









沢沿いの樹々には苔や羊歯がいっぱいです。








カツラ











沢沿いの道は樹々の優しい緑に包まれていて癒されました。

チップの敷いてある道を駐車場に戻ります。









13時に駐車場着 ノンビリ半日散策でした。

ようやく今週には県をまたぐ移動ができそうですので楽しみです。


6月16日









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ムギランの花が咲いた  

2020-06-03 20:45:11 | 登山

持ち帰って来たムギランの破片
皿に乗せて霧吹きで水分を与えて窓際に置いていました。







半分は葉が落ちてバルブだけになっていたので、ダメージが大きく
花は咲かないだろうと思っていましたが、3日前によく見てみると小さな蕾を発見。
今朝、小さな花が咲きました。















山の岩場で目線の位置にいる株の花を見ていますが
危ない体制での撮影でしたので苦労しました。部屋のテーブルの上ですと
気楽で良いです。森の雰囲気を入れることはできませんが、小さい花ですので
詳細な花の様子を写せますし、ぶれる心配もないです。













花はこんなに小さかったかと思うくらい極小です。
マメヅタランの葉や花の大きさは均一ですが、ムギランは長く立派な
葉を持つ株も見ますので、住む条件によって葉の大きさに違いがあるようです。
大きな葉を持つムギランは、もう少しだけ大きい花が付くのかもしれません。








コメント (2)
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