門中のムートヤー(本家)には
始祖以来の家譜(系図)があり
ヤーワカリ(分家)した末端の分家にも
家譜が作成されて受け継がれて来た
全ての士族に王府の命によって作らせた家譜は
士族の先祖代々の戸籍と官位・官職・賞罰などの
履歴を記述されたものである
士族門中は、四百以上あると言われている
本家・分家合わせると、三千から四千冊の
家譜があったと言われているが
去った沖縄戦で大半が焼失したと言われている
この家譜(系図)は、王府に仕える士族の
歴史を最も詳細に記録されたもので
沖縄の政治・外交・経済などを記述されている
沖縄の歴史を知る、貴重な史料である
また士族の身分は、家譜(系図)によって守られ
家譜によって身分は継承されて来た
そして、氏名と名乗り頭も定められた