伊平屋島は「てるしの」の島とも言われている
「てる」は太陽、「しの」は照り輝いて美しい、聖なるものの意味で
「てるしの」は太陽神を表す古語であるとされている
江戸時代の、国学者藤井貞幹の著書「衝口発」(1787年)の中で
神武天皇は琉球国の恵平屋(伊平屋)で誕生したと唱えた
同時代の学者本居宣長は「紺狂人」の著書で反論し
大論争が起きた事は有名なである
現在では、藤井説を肯定し是とする人は少ないが
この藤井説が根拠になった「クマヤ」と言う洞窟がある
クマヤとは、おきなわの方言で「隠れる」と言う意味である
藤井に感心を持つ民俗学者や宗教関係者が
多数の方が伊平屋島を訪れている
この洞窟は沖縄県の天然記念物に指定されている
クマヤ(洞窟)は高さ五m、広さ約二千㎡で、二室に分かれている
正面に社殿が創建され
毎年十二月に岩戸開きの祭祀が行われている
この社殿は、日本本土からの宗教関係者が
造ったものでそのため県外の参拝者が多いと言う
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