新場古鎮は上海の浦東地区にあります。
大都会の上海ですが、少し外れるとまだこんな所が残っています。
映画の撮影場所にも使われたこともある古鎮です。
昔は石笋里と呼ばれていたそうです。
地下鉄の最寄駅は16号線の新場駅です。
ここでバスの新芦専線に乗り換えて、新場バス亭下車が行きやすいかと思います。
暇な私は東昌路渡口から沪南線に乗って行ってみました。
(区間沪南線に乗ると新場まで行きません、乗り換えが必要です)
方向を把握しておかないと、バスを降りてからどの方向に歩けばよいか悩みます。
沪南公路でも新奉公路からでも他の道からでも古鎮に入っていけます。
油断すると、帰りに全然違う場所から出てちょっと迷うかも。。
新場古鎮は千年以上の歴史があります。
石造りの護岸のうち最も古いものは元代に造られたものらしいです。
また明清代に建てられた古い住宅などが100以上残っているそうです。
古い建物は文化財に指定されています。
昔は海水を天日干しする製塩所が数多くあり塩の商売で栄えました。
白壁に黛瓦(青黒い瓦)、江南の水郷古鎮らしい建物が多いです。
“小小新場赛蘇州” 新場は蘇州に匹敵するとも言われます。
長い石畳の細い路地がいくつも続いています。
観光客で賑わっている場所には食品やお土産を売る店がたくさん。
基本的にどこの水郷古鎮にいってもまあ同じような雰囲気ですが、
このギザギザの屋根は蘇州では見かけないです(と思います)
どうも人が多く集中するのはごく限られた場所だけのようで、
お店が無くなるわけでもないですが、路地を少し進むだけでとても静かになります。
子供達が遊んでいたり、犬の散歩をしていたり、
観光客相手とは思えない八百屋や雑貨店があったり、
ここには普通の暮らしがまだまだ残っています。
細い路地をあちこち行ったり来たりしているうちにすっかり日も暮れてきました。
上海だと帰りの交通手段を心配する必要もないので、
軽く食事をして夜の古鎮を見てから帰ることにしました。