7月上旬から仕事で、ちょっと天津に滞在しています。
爆発事故のあった日は、幸いお盆休み期間中で蘇州に戻っていました。
本当は、少ない休日の中で天津市内に出かけた記事を準備していたのですが、
ちょっとタイミング的にふさわしくないような気がするので、
これは後ほど書くことにして、今の様子を少しばかり。
先週から、また天津でお仕事です。。
濱海新区に行く軽軌9号線は、運休しているので、
天津西駅から、651路のバスに乗ってみました。
運賃は7元均一です。
路線バス扱いですが、車体は蘇州から浦東に行く空港バスと同じなので、
ゆったりとは言えませんが、割と楽です。
天津市内は、ほんとに何事もなかったかのようです。
実際、市内から濱海新区までは、40km以上離れていて、
軽軌に乗っても、天津駅から1時間ほどかかるので、
市内の人達にとって、この出来事は他人事かもしれません。
濱海新区の繁華街のひとつ、第三大街も爆発の直後は、
多くの商店のガラスが割れて大変だったようですが、
1週間もたたずに復旧したそうで、
先週は殆どの店が何事もなかったかのように営業していました。
(ちょうどNo.2の人が来た時か来る直前に直したらしい。。)
それでもまだ手付かずで放置されている店もあります。
店主の身に何か起こったのでしょうか。。
第三大街でも南海路より西のほうは、被害もほとんどなかった感じでした。
幸い、うちの社員寮用に借りているアパートも大丈夫だったので、ほっとしました。
先週まではマスクをしている人がとても多かったです。
喉もと過ぎればなんとやらで、今週のマスク率はぐっと下がりました。
警官も立派?なガスマスクをつけて交通整理をしていました。
ニュース映像に流れている作業者はもちろん立派なガスマスクをしているし、
事故現場から離れた場所でも、警官のこの姿を見たら、
いくら政府が安全だと発表してもねぇ。。
ここは、事故現場から5kmぐらい離れているところです。
いつもなら多くの人達が外に出ているのに、
みなさん警戒して外に出てこないので閑散としています。
向こうに見えるマンション郡のあたりが、
被害の大きかった所じゃないかと思います。
もちろん中国政府が安全で何も問題ないと言っているのは、
中国人だってみんな信じてないですが、
実際、びっくりするぐらい青空の日もあったりして、
ついつい油断してしまいそうです。
軽軌9号線は、終点の東海路駅や施設が大破したため、
まだ復旧の目処は立っていません。
現在、代行バス(津濱専線2路)が、市民広場と地下鉄1号線の土城駅の間を
6時から22時の間運行しています。
私は報道でしか見ていませんが、
多くの人々が傷ついている姿はとても心が痛みます。
まだ何が起こるか分からない今は、
危険を冒してまでくる場所ではない。。です。