溶 解 2 NO.350
不動産価格の下落(溶解)は、地方の山林や原野などに限ったことではありません。
高齢化が急速に進む高槻市内だって、傾斜地や雛壇式の山手で高齢者にとって住つらい地域、また南部の買物施設や病院が近くに無い交通不便な地域は、過疎化が進み5~10年先のことを考えますと、いわゆる「限界集落化」するほどの空き家が発生することが懸念されます。
また、日本の人口は今後30年間で約3000万人も減少することが推計されていますから、単純に計算しても1000万戸の空き家が発生することになります。
現在の時点においても住人が済まなくなったまま空家として放置されている戸数は、大阪府下で全戸数の20%あり、店舗や事務所に至ってはその50%が空き家です。
老朽化が著しい空き家は犯罪の温床になったり、不審火が発生したりで自治体によっては、取り壊しの助成金を出して空き家を少なくする政策をとっているところもあります。 不動産は利用してこそ価値があるもの。
人が住まなくなっても固定資産税がかかりますし、誰も買ってくれないような廃屋にするのは、社会的富の溶解を助長するのみのものとなってしまいます。
いずれ不動産は、ちょうどトランプのババ抜きゲームの「ジョーカー」のような存在になってしまい兼ねない気がします。
不動産価格の下落(溶解)は、地方の山林や原野などに限ったことではありません。
高齢化が急速に進む高槻市内だって、傾斜地や雛壇式の山手で高齢者にとって住つらい地域、また南部の買物施設や病院が近くに無い交通不便な地域は、過疎化が進み5~10年先のことを考えますと、いわゆる「限界集落化」するほどの空き家が発生することが懸念されます。
また、日本の人口は今後30年間で約3000万人も減少することが推計されていますから、単純に計算しても1000万戸の空き家が発生することになります。
現在の時点においても住人が済まなくなったまま空家として放置されている戸数は、大阪府下で全戸数の20%あり、店舗や事務所に至ってはその50%が空き家です。
老朽化が著しい空き家は犯罪の温床になったり、不審火が発生したりで自治体によっては、取り壊しの助成金を出して空き家を少なくする政策をとっているところもあります。 不動産は利用してこそ価値があるもの。
人が住まなくなっても固定資産税がかかりますし、誰も買ってくれないような廃屋にするのは、社会的富の溶解を助長するのみのものとなってしまいます。
いずれ不動産は、ちょうどトランプのババ抜きゲームの「ジョーカー」のような存在になってしまい兼ねない気がします。