小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

供出

2014-03-30 08:46:09 | 日記
          供     出      NO.365

 戦時中、兵器にするための金属が不足して、ある限りの金属と言う金属のすべてを兵器製造に消費しました。
寺院の釣鐘や著名人の銅像まで鋳つぶして兵器に転用しました。
一般国民には貴金属のほか鍋釜に至るまで供出するように命じられ、多くの「愛国者」がこの供出に応じました。
でも、なにぶん資源大国のアメリカとの戦いでは勝ち目はなく、1週間ぐらいで兵器は使い果たされるだろうと考えられていましたが、なんと4年も戦ったんだから、しまいには硬貨さえ瀬戸物になる予定でした。
そして、その供出物を集めて管理していたのが「児玉特務機関」の親玉の児玉誉士夫でした。
児玉は戦後のドサクサに紛れて多くの貴金属を私物化して大儲けをし、死ぬまで闇将軍のような隠然とした政治力を駆使していました。
馬鹿を見るのはいつも庶民。 愛国心だのなんのと踊らされて踊るアホウに踊らせる「悪る」 でも、そんな悪でもいつかは命は尽きるもの、戦後の闇のドンいわれた「瀬島龍三」「笹川良一」「児玉誉士夫」も今はもういない。
悪徳が栄えて、美徳が不幸になる・・こんな時代はもうこれくらいにしてはどうか?
コメント
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