小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

総領

2014-03-05 10:05:40 | 日記
       総       領     NO.340

 総領(または惣領とも言います)。 総領の甚六といいます。
総領は家名を継承する者。  家督者とも言いました。
戦前の日本帝国民法典では、親の遺産はすべて総領(おおむね長男)が相続しました。  「家督相続」とも言いました。
そして、その総領はおおむね「甚六」と言われました。
「甚六」は、ぼんやり育ったもののこと。 お人好しで愚か者という解釈まであります。
今時、長男も次男も見た目には全く解りませんし、少子化の影響で次男そのものの数が激減しています。
長男は手取足取り、おんぶにだっこで育てられたのでしょう。
ですから、世間一般には次男の方がしっかり(ガメツイ・セコイ)している傾向がありました。  つまり、ハングリーでした。
ところでビジネスには「甚六」は似合いません。
次男のいない日本の将来は深刻です。
われわれの周囲を見ても、2代目社長はどうも頼りない人が多くいるように思えます。  昔から言われていますが「親苦労 息子楽して 孫乞食」
2代目(総領の)社長さん、孫をホームレスにしないように頑張って頂きたい。
昔のカルタにこんなものがある、と紹介されていました。
「なにわでは 甚六と呼び 伊勢では 馬鹿と呼ぶ」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする