26.09.05 盟 神 探 湯 NO.535
「くがたち」と読みます。 古代の裁判で行われた一つの「儀式」でした。 真偽・正邪を裁く場合に、神に誓って熱湯に手を入れさせたもの。邪(よこしま)な
者は火傷するが、ウソ偽りのない正直者は神の加護があって火傷しないという、今日から見れば無茶苦茶な理屈です。
誰だってそんなことをすれば火傷するに決まっていますが、それに有無を言わせないのが時の権力でした。
でも、今日だってそういうこととあまり大差がない「儀式」がまかり通っているように思います。 その一つは「マスコミ報道」です。
マスコミに一旦「犯人」として報じられたら最後、弁解も反論も抗弁もできません。 マスコミには捜査権限もなく・確実な事実確認がされているわけでもあり
ません。 警察が都合の良いとように垂れ流したものを、それを鵜呑みにして誇張して取聴率を稼ぐために、面白おかしく脚色しているにすぎません。
厚生省の村木さん事件・松本サリンの河野さん事件などなどはその好例。
でも、政府だっていい加減なことをやっています。 特定秘密保護法・集団的自衛権。 こんなものに反対する奴は邪な奴、神の加護を受けられないから、
熱湯に手を入れたら火傷するぞ!・・と言っているようなもの。