26.09.12 司 法 が 生 き て い た NO.542
最後の良識の府である裁判所(司法)は、もう死んでしまったと思っていましたがどっこい生きていました。
橋下市長が命じた市労組への庁舎からの退去命令が、違法だったとして損害賠償を命じたのです。
そんなことは常識で考えたって当たり前みたいなことですが、元最高裁判事の瀬木比呂志氏*によると、独立しているハズの裁判官が今じゃ収容所列島の
囚人のようになって、最高裁や政府の意向に背いた判決が書けず、日本に司法はない!・・と悲嘆しているからです。
極く常識的な判決を出されたものですが、そういう背景の中にあっては、大阪地裁の中垣内健治判事の出された判決には敬意を表したい。
これくらいの「斬新な?」判決をだすことさえ、次回の任官が否定される(首になる)可能性があるからです。
*「絶望の裁判所」瀬木 比呂志著 講談社現代新書を参考にしました。