26.09.15 竿 師 NO.545
こんな都都逸(どどいつ)があります。 筏船(いかだぶね)突けば行きます 突かねば行かぬ 行くも 行かぬも 竿(さお)次第。
この場合「筏船」は女体を指しますし、「行く」はオルガスムスに達することを意味します。 また「竿」は男性のシンボルを指します。
つまり、つまり筏船の満足・不満足は「竿」次第ということでしょう。
こんなダイレクトな都都逸よりも、もう少し情緒のあるものの方がよいのですが、「竿師」という職業があると知りましたので紹介する次第です。
いくら立派な竿だって、そのさおだけで生活が成り立つわけはありません。 心理作戦・ダマシのテクニック等々総合的「能力」が求められるのでしょうが、
手練手管で高齢の男性に近づき財産目当ての結婚を求める「後妻業」(黒川 博行著)の反対に、寂しい女性に近づき「竿」一本でお金を巻き上げる「職業」
の人がいるそうです。 こんな輩の餌食にならないよう、心寂しい女性は注意が必要です。
結婚サギを扱った作品では 乃南 アサ著の「結婚詐欺師」は、本人がサギに掛かったのではないかと思えるほどリアルに描かれている秀作です。
読書の秋にお勧めしたい2冊です。