26.09.26 小 僧 NO.556
「門前の小僧習わぬ経を読む」という言葉がありますね。 門前とはお寺の前のこと。 つまり、お寺の前に住んでいる悪ガキたちは、わざわざ教えられ
なくったって毎日毎日お寺の中から聞こえてくるお経を聞いているから、自然に諳んじていてお経を唱えることができる。
中学校で習った「孟母三遷」という漢文にもそういうことが書いてあった。孟子は最初墓場の近くに住んでいた。 すると遊びは葬式のマネをする。
孟子の母は「これはイカン」と市場近くに住んだ。 すると今度は孟子は商売人のマネをする。 孟母はこんな事じゃイカンと今度は学校の近くに転居す
る。 そうすると孟子は一生懸命に勉強をするようになった。というお話。 でも、これってちょっとヘン。 葬儀も必要でしょうし、商売人がイカンというのも
偏見だし、一生懸命勉強すればいいんだみたいな学歴偏重思想も不健全。 ただ、環境によって人は影響を受けるものだという考えは間違っていない。
大阪市内にカジノを造るなどはもってのほか、永田町の金体質にどっぷりつかった政治屋などに国会の運営を任せるってのも、そもそも間違いのもと。
国会議員にこそ、道徳教育を体感させる「環境」に置く必要はないでしょうか?