27.08.15 罷 業 NO.887
「めんぎょう」仕事をしないこと、ストライキまたはサボタージュ。 CNパーキンソンだったか?
JFドラッカーだったか忘れましたが、ビジネスアドミニストレイション(事務管理論)上重要なのは、
本当に必要な仕事をしているのかどうかを、常に確認することだ…と言っています。
総じて言えることは、慣例や惰性でやってる会議とか書類作成というものにどれだけの時間を取
られているのかを知り、無駄なものは排除すべきである…という理屈です。
今やっている仕事をすべて止めて(罷業して)みて、それをやらないとどうしても困るというものだ
けをやればいい。 そうすると仕事はおのずと減少し、無駄がなくなるという説でした。
でも、それは一面の真理ではあって、仕事というものは法的に整備しなければならないものや、一
定の帳簿作成や一定の申請や報告をしなければならないもの、税務申告だってあります。
そういうことをしないとたちまち仕事は停滞し、放置すれば取り返しのつかない事態になりかね
ません。 最近はなんでも合理主義・能率主義・新自由主義の名のもとに、目先の利益だけ
にとらわれた行動がやたらめについて仕方がありません。
*内田 樹氏によると神戸女学院大学では何年も前に卒業した人からの「寄付」が相当な金額
になる。 こういうことは、目先に利益にとらわれた教育環境で育った人にはできるものではない
・・と言っている。 *最終講義(文春文庫より)