27.08.23 捨 石 NO.895
囲碁で死を覚悟して相手陣地石を打ちこむ。 その石を取るために相手側の戦いに臨む勢力を分断
させて、自分の側の戦いを有利に進める。そういうために犠牲にされる石のことを「捨石」と言います。
忍者の世界ではそういう消耗品みたいに使い捨てされる下っ端の忍者のことを「下忍」または「死間」
と言います。死を覚悟して(させられて)相手陣地侵入して火を放ち、頃あいを見て囮になって捕えら
れ・・・当然拷問の抹殺される。
「緑の魔境」という映画がありました。 猛魚ピラニヤが群棲するアマゾン流域で、多数の牛を渡河さ
せるというシーンがありました。 1頭の牛をキズつけて下流に放つ。 そうすると、血のにおいを嗅い
だピラニヤは、その牛をめがけて殺到するから、その間にほかの牛を渡河させるというものでした。
これも捨石です。
村上 世彰やホリエモンだって、そういう意味ではもしかすればもっと大きな得体の知れない勢力が「
あいつらは生意気だ」ということで、ある種の捨て石にされたのかも知れません。
政治・経済・闇の世界などでも「捨石」とされて埋没してゆくものの数は知れません。 寄らば大樹の陰
と言うがそうではありません。大きなものにくっつくとうまく「捨石」にされるということを知るべしです。
10トントラックなどの巨大な車両の前後・側面を走ると風圧で吹き飛ばされます。