27.11.19 ゆ る ふ ん NO.983
横綱の白鵬が相撲の珍技の「ねこだまし」を使ったと、北の湖理事長が苦言を呈していますが、そんな
ことどうだっていいじゃありませんか? 横綱が使ったって、相撲の「技」中にある「技」だし、別段卑怯
だとか汚いなんてものじゃない。 そんなことよりも最近の大相撲では「ゆるふん」が目につきます。
2枚回しを取られて引き付けられたって、褌をゆるく締めているとふんどしのゆるい分だけ伸びがあって
相手の引き付ける力は半減する。 行ってみればそれはフェアーじゃないということです。
でも、あまりゆるく締めるととい組中にふんどし解けて、一物が露見すれば負けというルールになってい
ます。 相撲にはこのほかに勝負手にない負けとして「勇み足」(いくら有利な形勢にあっても相手より
も先に足が俵をでる)、とちょん髷つかみがあります。
商売も政治も同じです。 いい加減な説明をしたり(ゆるふん)、相手が納得していないのに勝手にOK
したと思い込んで処理したり(勇み足)、相手が専門的な知識がないことを知りながら、不法に金銭をだ
まし取ったり(ちょんまげ掴み)することは、ビジネス社会とは言え当然に禁じ手でしょう。 禁じ手は使わ
ないことは勿論ですが、相手に使われないように注意することがより重要ではないかと思います。