29.04.05 作 文 NO.1486
いまこうやって誰に頼まれたり・指図されたわけでもないのに、性懲りもなく「ブログ」
を1500日近くも書き続けていますが、実は中学生のころ作文は大の苦手(というよりも
勉強がさっぱりできません)でした。
女子生徒は「お母さん」とか「鉛筆」なんてごくありふれたテーマで、実にうまく作文し
ていましたが、私は何を書けばよいのか・どう書けばよいのかさえさっぱり思い当たらず、
いつも所定の時間内に一行の文章も書けなくて、放課後に残されこともしばしばでした。
それでも書けないものは書けない・・・と居直っていましたら、担任の北野先生が悲しい
ような眼をして、私に言いました。 「君ね 本を読みなさい」・・・と言うことで、
紹介してくれましたが夏目漱石・志賀直哉でしたが、ちっとも面白くなくやっと芥川龍之
介に興味が湧いて、読書の習慣が付きなんとか作文の方も、ぼちぼちながら書けるように
なりました。 28歳の時にデイリースポーツ紙で「新人作家登竜門」という短編推理作
品のコンテストがあっ応募したところ(見事!?)予選に入選しました。
でも、入選者90人の中から新聞紙上に専属で記事掲載させてもらえるのは、たったの一
人のみの厳しい競争でしたので、これには見事落選してしまいました。
でも、仮に最後の一人になれたとしても、作家なんて仕事はまことに厳しく、常人にでき
るものではありません。
それでいいんです。 これって酸っぱいブドウ?