29.04.16 奨 学 金 NO.1497
今や大学生の50%以上の人が奨学金を「借りて」いるようです。
それで、大学を卒業した時には5~600万円もの借金があって、その借金を返済す
るために7転8倒の苦しみを味わっている。
普通のサラリーマンだって5~600万円もの借金があれば、生活が苦しいのに、学
校を出たてのうまくいっても安サラリーマン、もしかすれば待遇の悪い非正規社員
や・派遣社員にでもなれば借金の返済どころか、生活さえも成り立たないんだとい
う。 なにも借金までして大学に行く必要はないじゃないかという人もいましょう
が、今時高卒ではろくな仕事もなく、ほとんどの資格試験も大卒になっているから、
高卒では就職できない時代になっている。
日本の憲法では教育の機会均等が謳われているのに、親の年収如何が子供の教育に格
差を生み、貧困の連鎖を引きずっている。
何でもかんでも自己責任というが、親の年収が少ないことは学生にとっては自己責任
でもないし、学校を出たってろくに就職先がないというのも、若者の責任ではない。
勤労者の多くが借金地獄にあえぐ社会に将来はない。
奨学金問題の解決は喫緊の課題です。
*「奨学金が日本を滅ぼす」大内」 裕和著 を参考にしました。