29.04.23 カ ミ ソ リ NO.1504
カミソリ後藤田と言って、田中角栄が総理の時に官房長官を勤めた後藤田正晴は頭
が切れた(今どきのプッツンの意味ではありません・・・頭脳明晰で判断力に優れて
いるという意味です)。 でも、カミソリというものは切れ味は鋭いものの、ひげを
剃ったりせいぜい鉛筆を削るくらいにしか利用はできません。大木は伐れない。 大
木を伐るにはやはりチェンソーが必要でしょう。
だから、カミソリだった後藤田は総理にはなれなかった。
大局を支配する大物は目先のキレはないものの、大所高所ではこのチェンソーのよう
なバイタリテイーに満ちた切れ味が発揮できないといけません。
自分でいうのは恥ずかしいけれど(また、誰も言ってくれないから言いますが)私は
どちらかというと、就職したころの年代はカミソリ的な働きが出来ていたように思い
ます。 同期生ではトップの昇進を果たし、仕事中に居眠りするクセがなければ、
もっと早く昇進していたといわれていました。 (今思うと、耳鼻科の疾患で睡眠時
無呼吸症候群のため、知らないうちに居眠りをすることがあったのです)
また、自分でいうのも気が引けますが(と言いつつ厚かましく言いますが)私の弟の
Tは、私と同じ夜間高校の卒業でしたが、落第審査会にかけられたほどの劣等生で、
とても入社は無理だろうと思っていましたところ(私の7光?が功を奏して)わが社
に就職できたのです。
その後私は脱サラするのですが、弟のTは踏みとどまり鈍器と思われながらも優秀な
大学卒業者がひしめく職場で、なんと6000人の組織の少なくともNO.10にランク
インしました。 どちらが良いとかよくないと言うつもりはありません。
人にはそれぞれ個性というのか「器」という制約があって、その器の中で生きてゆく
ほかないのではないかと思います。
さて、日本の政治家の器はどうなんでしょうね、世界のトップと比べるとちょっと小
さすぎはしないかなという感じがしてなりません。
不倫・金銭疑惑・失言・妄言少々たるんではいませんか?