小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

雷のへそ

2017-04-17 18:53:41 | 日記

    29.04.19       雷        NO.1500

 

 飢餓の青春時代が長かったせいか、ちょっと金回りが良くなったバブルの時代には、反動的に「うまいものを腹いっぱい食べたい」という衝動に駆られたものです。

世界の三大珍味と言われる「フォアグラ・トリュフ・キャビア」もその時期に口にしましたが、なんと言うことはありません、そんなに旨いものとは思えませんでした。

そんなものよりも、かつて開高健が「洋酒天国」という小冊子で絶賛し、呑み助の垂涎の的だった「雷にへそ」を食べてみたかった。

地中海にしか棲息しないごく小さな「ヒシコ鰯」の頭と中骨を1匹1匹丁寧に取り除いてくるくる巻いて、おへそのような格好にしてオリーブ油に塩付けした珍味です。

なかなか手に入るものではなく、想像上の珍味でしたが、それがなんと近年はスーパーなどで缶詰やビン詰めにして500円くらいで売っているのです。

珍味と言ったって、別段顎が外れるほどにおいしいと思うものはありませんが、今時の庶民はかつての王侯貴族のようなものを食べている。

そういえば、キャビアの模造品「なんちゃってキャビア」というビン詰めも500円ほどで売っています。

でも、日本で一番うまい酒のあては、福井県あたりで売っているサバの「へシコ」ではないかと思います。

高いと言っても1匹せいぜい1500円ほどのものですが、世界の珍味と比べて遜色はありません。

 
 
 

 

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奨学金3

2017-04-17 18:41:28 | 日記
 

29.04.18   奨 学 金 3       NO.1499

 

 さて、奨学金返済のために結婚もできない・こどもも産めないという社会人が年間数十万人規模で量産されているのです。

では彼ら彼女らを救済し、日本の社会をもっと豊かにするためには一体どれだけの金が必要なのかといいますと、それは年間で4兆円です。

前原誠司という政治家は消費税を上げた際にその財源の一部を奨学金に充当すべきだと言っていますが、日本の消費税って1989年に創設されて以来、2015年度までに総額304兆円徴収しましたが、一方でその間法人税を262兆円減税していますので、実質的にはちっとも国民の生活に循環してきませんでした。

企業にはそういう過保護政策が施されて、内部留保は354兆円にもなっているのです。 それでも、まだまだ減税が必要だと言っているのです。

内閣支持率が53%などと出ていますが、これってホントにそうなのでしょうか?  いわゆる「大本営発表」ではないのでしょうか?

トランプの無謀も怖いし・金正恩の狂気も怖いが、日本人特有のポピュリズムいうのもが、政権を奢らせているのだとすれば、そういうことも実は怖いのではないでしょうか?

 

 

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