29.04.30 ホセ・ムヒカ5 NO.1511
「世界一貧しい大統領」と言われていることについても反論しています。 まずし
いのではない「質素」なんだ。 貧しい人と言うのは十分に持っているのにまだ
まだ欲しがる人のことだ。 日本にだって「清貧の思想」が尊ばれていた時代が
あった。 それが日本の最も誇りうる文化であった。
なのに、バブル経済にどっぷり浸かり、大量生産・大量消費の文化に浮か舛添前知事
のような人が政治の舞台で人気を集め、富山市議会の政務活動費の不正操作もそう
だ。
政治家がウソの領収書を書いて公金をだまし取るなんて「清貧の思想」のかけらもな
い。 本当はこういう人のことを「貧しい」というのだ。
日本人は助け合う心も失っている。 童話のありとキリギリスの物語は、日本では冬
に食べ物がなくなって困ったキリギリスをアリは助けなかったが、アルゼンチンの絵
本ではありがキリギリスを温かく迎えて食べ物を分けあったというお話になってい7
る。 そういうこともあるのだろう、世界の国々の幸福度というものがあるが、経済
大国の日本が年々順位を下げて、2016年には53位になっている。
ホセ・ムヒカ終わります。