小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

段2

2018-01-20 19:00:51 | 日記

        30.01.21           段 2       NO.1776

 

 私が通った高校は夜学でしたから30代40代の高校生もいました。

ですから柔道をやる人も2段とか3段という人がいました。

空腹と疲労に耐えながら4年間柔道をやりましたが、有段者にはぼろ雑巾みたいに投げ

飛ばされ、全身打撲で熱が出てヘドを吐くほどでしたが、たったいちども有段者をなげ

飛ばすことはできませんでした。  「悔しかったら強くなれ」が教えでした。

噛みついてやりたいほど悔しい思いをしましたが、素質がなくて高校時代には黒帯をし

めることができませんでした。

顧問の先生は浮川先生と言って既に白髪老翁でしたが7段でした。

若い有段者とやっても決して投げられることはなく、浮き上がっても猫かムササビみた

いにフワ~と畳に舞い降りる姿は神技のように思いました。

今や体重別になって、そういう選手がいませんが、柔道の達人三船十段は15貫(55

Kg)ほどだったといいます。

大きいことがいいこととは限りません。 そういう「技」を見たい。