小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

天気晴朗

2018-01-25 19:54:03 | 日記

      30.01.26      天  気  晴  朗     NO.17801

 「天気晴朗なれど波高し」は有名な言葉です。  日常の会話ではこういうフレーズは

でてきませんね。

これは日露戦争のとき実戦の様子を参謀本部に電報で知らせる際、敵側に傍受されてい

るという前提のもとに、秋山真之という名将が打電した内容です。

天気晴朗は遠くまでよく見えるという意味であり、波高しというのは当時のロシヤ海軍

(バルチック艦隊)の砲術は未熟だから、波が高いとわが軍に命中する率は激減すると

いう意味だった。 だから、わが軍はいくら攻撃をしかけられても被害は少なく、反対

に敵艦に至近距離から攻撃できるという意味で、参謀の中でもその意味を理解できるも

のは数人しかいなかったといいます。

事実この作戦が成功しての日本の海軍はほとんど無傷で、世界最強のロシヤ艦隊を絶滅

させたのです。

犬がクマに勝ったと表させる日露戦争勝利をもたらした言葉です。

でも、今どき言葉一つで戦争が有利になったり・不利になるなんてことは考えられませ

ん。 核戦争になれば地球規模で世界は破壊されてしまいます。 殊に日本の精神主義

は危険です。

 

コメント
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