30.03.10 杞 憂 NO.1825
太古中国に「杞憂」(きゆう)という人がいました。 何事に
も心配性でした。 彼がもっとも心配したのは「天」が落ちて
こないかということでした。
世の中には転変地異はあるものの、天が落ちるなんてことはあり
得ないことでしょう。 そんなことは心配する必要はない。
つまり、取り越し苦労というものです。 そういう例えが今日
まで「杞憂」という言葉で残っているのです。
この先30年の間に南海・東南海地震が発生する確率は70~8
0%と言われています、明日来るかも知れないが30年先にも来
ないかもしれない。
あと数年しか生きられない高齢者にとっては、この地震予想はも
しかしたら「杞憂」なのかも知れません。
そんなことよりも、間違いなくやってくる「あの世」行きの心の
準備の方が大事なことなのかも知れません。
相続紛争を避けるための「遺言書」の作成・延命だけで苦痛でし
かないの医療の拒否・そういう意思を表示する方法としての「尊
厳死宣言」などを考えた方がよいのではないでしょうか?