30.03.15 井 戸 塀 NO.1829
「井戸・塀」という言葉がありました。 国家国民のために身
命を尽くす政治家になると、国家や国民のために私財を投げ出し
てまで尽くすことになるから、家産はついえ去り家族を貧困に陥
れ、家に残るものは「井戸と塀」だけになってしまう。
そういう政治家が本当の政治家だということだった。
わがご先祖様にそういう奇特な人がいたらしく、村長になったも
のの身代はついえ去り、その子孫は艱難辛苦の生活を強いられる
ことになった。
だから、その子(私の爺さん)は、世のため人のために尽くした
って、ロクなことはない。
自分の家族を幸せにするどころか不幸のどん底に陥るんだ・・・
そんなことはほどほどにしないとイケナイということを、幼い私
に言って聞かせていました。
お国のために命をささげたその子(父)は、結局は爺さんの言う
通りになった。