30.03.13 駆け引き2 NO.1825
役所勤めをしていたころ、国から補助金をもらう仕事をしたこ
とがあります。
交通戦争といわれるほど交通事故が多い時代でした。
事故防止の観点から横断歩道が全国に多く設置されました(今や
利用する人がほとんどないために撤去さています)。
申請の理由は、年間に数10件もの交通事故が発生し数十人もの
死傷者を出している。 横断歩道の設置は焦眉の急である
云々。 一方市民に対しては市や関係議員の努力によって歩道橋
が整備され事故は著しく減少している・・・とする。
事故そのものは依然として発生し続けているのですが、同じ事実
なのにウソじゃないが違った説明をしている。
政府の発表だってそうです。 失業率が減った。 景気の上昇
基調は続いるなどなど。 いいとこ取りです。
でも、正規社員が減って非正規・派遣労働が増えているのであっ
て、国民の生活レベルが上がっているわけではない。
円安と減税の利益を享受できる一部の大企業だけが業績を伸ばし
ているにすぎないのにです。