27.06.28 カ ス ト ロ NO.839
キューバ革命評議会元議長のカストロが90歳になった。 いまだ時々元気で顔を見せています。
貧富の差が激しく庶民階級の子供たちは履物も買ってもらえない裸足の生活をしていたために、地中経
由で寄生虫に感染し栄養失調で多くの子供が命を落してゆく状態でした。
当時20歳代の医師だったカストロはその現状に痛く矛盾を感じて、弟のラウルと同志のチェ・ゲバラほか
総員たった7名で山にこもり、時の暴政バチスタ打倒のゲリラ活動に入りました。
筆舌に尽くせないような艱難辛苦の上の、バチスタを倒し首都ハバナに凱旋した時には、歓喜に満ちた数
百万の民衆に迎えられた。 それから半世紀以上経って彼の役目も終わろうとしている。
…と言っても私との年齢差はたった12歳(一回り)しかない。
こういう歴史を見ると「俺って一体なにをしてたんだ!?」と思うと同時に、俺もあと12年もあればなんかで
きるんじゃないか?・・・いやしないといけない。 せめて戦争をしない国に戻すためのささやかな行動が
必要じゃないかと、思うだけだけど・・・。
*日本にも地中経由で感染する寄生虫「恙虫」(つつがむし)がいました。
挨拶文の「つつがなく・・」はツツガムシに病に罹らないという意味です