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小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

円キャリ

2015-06-22 20:13:26 | 日記

          27.06.23           円 キ ャ リ      NO.834

  いまの日本の預金金利は史上最低レベルの低金利政策が採られています。

1年間預金の引き出しを制限される定期預金の金利は0.025%つまり、100万円を1年間預けた預金

の利息がたった250円で、税金を10%取られますから、手取りは225円にしかなりません。

そんなに低金利でも、素人には他に運用する手段がないから(あってもリスクが高い)仕方なく銀行に預

ける関係上、高齢者の預金を中心に数百兆円にも及びます。

その上、異次元の金融緩和という暴挙が採られていて、お金が有り余って仕方がない状態です(私たち

庶民にはとどきませんが・・・)。

優良な大企業はそもそも借金をする必要がないし、お金を借りたい中小零細企業には返済能力に問題

があって、銀行は貸さないかまたは貸す場合だって、結構高い金利を取られます。

その矛盾した状況を狙っているのが外国の投資家たちです。

タダ同然の安い金利で日本の円を借りて、何に使うのかと言いますと日本の「株」を買うのです。 

(これ「円キャリトレード」と言います)   外国の投資家がそうやって日本の株をどんどん買うものですから

当然株価は上がります。 株価が2万円にもなっているのはそのためなのです。

決してアベノミクスの効果があって景気が回復してそうなっているのではありません。

・・・続く

 


箱入り父さん

2015-06-21 19:52:41 | 日記

      27.06.22             箱 入 り 父 さ ん       NO.833

 大切に育てられて世間知らずなお嬢さんのことを一般に「箱入り娘」と言いますね。 あっても、箱入

り奥さんまででしょう。 ところで、私の父さんは「箱入り父さん」でした。 戦争が終わって外地から続々

と引揚者が帰国する中、わが父はなかなか帰って来ませんでした。

それでも、秋口になってやっと帰ってきましたが、その時には白い布に包まれた小さな桐の箱に入って

「箱入り父さん」になっていました。  箱入り父さんは世間知らずです。 怠け者なのかもしれません。

妻子がその日の生活費にも事欠く状態なのに、手も足も動かしません。

ただ傍観するのみです。 もしかすれば、妻子が路頭に迷い貧困にあえぐ姿を見て、痛恨の思いを感じ

ていたのかもしれませんし、箱に入る前にはこの無益な戦争を起こした「お国」に対して怨嗟の念を訴え

たかったのかもしれきません。 でも、その願いはなに一つも叶いませんでした。

私自身はその父さんの倍の年数を生きてきて、いつ箱の中人入ってもよいような年齢になりましたが、

いま子育て中とか後期高齢などと呼ばれる年代に達していないお父さん(もちろん母さんも)には、二度

とこのような不本意な「箱入り」だけはさせたくありません。

享年38歳、4人の子供を残しての「箱入り」はさぞ無念だったことだろうと偲ばれます。


DIY

2015-06-20 18:11:05 | 日記

           27.06.21             D    I    Y           NO.832

  ドウー・イット・ユアセルフ(自分でやりましょう)は、川西中学校の校舎にも、量販店「コーナン」にも掲

げられていますが、納得です。

親譲りの高血圧と生来のせっかちな性格・仕事柄のストレスと運動不足、それに並びの悪い乱杭歯な

どの影響で肩こりがひどく、カイロプラテック・整骨院・整復院・整形外科・サウナ&マッサージなどあら

ゆる機関を訪ねましたが、ほとんど改善しません。

そのうちではサウナ&マッサージが一番効果がありましたが、その代わりに一番費用がかります。

 あるときそのサウナで「DIY」つまり、自分で運動していますか?と尋ねられました。

いくら人様にマッサージしてもらったり、機械で手足腰・首を引っ張ってもそんなの一時しのぎにしかなら

ない。 自分で運動しないと問題解決にはならない!と忠告されて30年ほど前に始めたのが毎朝のラ

ジオ体操。 にわかには効果はなかったものの、知らず知らずの内に積年の悩みの肩こりが解消して、

いまでは月に2~3回程度の通院で済んでいます。   DIYこれはいいですね。

*一句    親譲り 高血圧と 禿げ頭 (もう少しマシなもん残してほしかった。)


松葉

2015-06-19 19:19:30 | 日記

        27.06.20             松     葉           NO.831

  大阪駅地下街の串カツ店「松葉」が廃業します。  昭和28年15歳で大阪駅前のタクシー・ドアーボ-

イとして就職した私にとってこの「松葉」はあこがれの的でした。 15歳と言えば飯をたべた後、すぐにでも

腹が減る年代。  仕事を終えて夜間高校へ行く道すがら、松葉から発する強烈な匂いは鼻腔をくすぐり、

腹の虫をいたく刺激するものでした。 俺だっていつかはあの暖簾をくぐれる日が来ると自らを鼓舞したも

のでした。  目まいするほどの空腹で帰宅し、家で食べる「粕汁」も何物にも待替えがたおふくろの味でし

たが「松葉」への思いも相当なものでした。 成人して初めて「松葉」の串カツを頬ばった時、世の中にこん

なに旨いものはなんじゃないかとさえ思いました。 ただで食べれるキャベツも格別。

その松葉が、公共事業のために廃業のやむなき状態という。

それはそれでしかたがないことかも知れませんが、多くの庶民を「幸せにして来た」松葉のようなお店こそ、

文化遺産として末永く保存してほしいと願わずに居れません。


千人針

2015-06-18 20:11:18 | 日記

       27.06.19            千    人    針         NO.830

  「千人針」ってご存じでしょうか?  出征する兵士や戦地にいる兵士に贈った「防弾?」チョッキです。  

そのチョッキは武運長久と敵の弾があたっても貫通を防止して兵士が死亡しないように、熱い思いを込め

た1000人の人が糸を通したものでした。 でも、そんなことしたって弾が当たればたちまち貫通です。

その頃の国民はバケツリレーで、空襲で起るであろう火災の消火訓練を強制され、女性たちには敵軍の

本土上陸を睨んだ、鬼畜米英兵に見立てた藁人形を、竹やりで突き殺す訓練をさせられていました。

一発の原爆で数万人が死に、おびただしい焼夷弾で十数万人が死んだ東京大空襲でも、日本の高射砲

は撃ってもほとんど敵機にあたることはありませんでした。 そんな時代の、千人針であり・竹やり訓練や

バケツリレーでした。  なんと非科学的・非常識なことをやっていたのでしょうか?

政府って大体そういう非科学的・非常識をやるものです。

今の政府だって本当に頭にいい人がやっているのか、ちょっと考えてみる必要はないでしょうか?