小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

お湯割り

2018-01-26 17:23:42 | 日記

      30.01.27       お 湯 割 り    NO.1782

 医師に体重を5Kg減らせば大半の病気(生活習慣病)は治る・・・と告げられまし

た。 命が惜しいとは別段思いませんがみじめな病気で倒れたくないから、ものは試し

にと挑戦しました。 

食事の量を減らすとともにおいしいものは控え、脂肪分・カロリー等の摂取を抑制し、

毎日アルコール換算3~4合飲んでいた酒類も焼酎のお湯割り1杯に制限しました。

空腹と戦うことは厳しいですが、辛抱できないときにはノンカロリーの果物などを補食

することで紛わせて、満2カ月で2Kgの減量を達成しました。

これから先はさらに厳しくなるのではないかと思っていた矢先に風邪をひまし

た。   そうすると減量で弱っていた体力では風邪はなかなか治りません。

そこで、食事制限前の食事(飲酒)に戻すと、風邪は回復したのです。

人間の体なんて、習慣的にやって来た食事や飲酒を突然やめたって、その反動から来る

ストレスや体力の減退があれば、何をしているかわかりません。 ごく自然な形で生活

する方が利口なのかもしれません。


天気晴朗

2018-01-25 19:54:03 | 日記

      30.01.26      天  気  晴  朗     NO.17801

 「天気晴朗なれど波高し」は有名な言葉です。  日常の会話ではこういうフレーズは

でてきませんね。

これは日露戦争のとき実戦の様子を参謀本部に電報で知らせる際、敵側に傍受されてい

るという前提のもとに、秋山真之という名将が打電した内容です。

天気晴朗は遠くまでよく見えるという意味であり、波高しというのは当時のロシヤ海軍

(バルチック艦隊)の砲術は未熟だから、波が高いとわが軍に命中する率は激減すると

いう意味だった。 だから、わが軍はいくら攻撃をしかけられても被害は少なく、反対

に敵艦に至近距離から攻撃できるという意味で、参謀の中でもその意味を理解できるも

のは数人しかいなかったといいます。

事実この作戦が成功しての日本の海軍はほとんど無傷で、世界最強のロシヤ艦隊を絶滅

させたのです。

犬がクマに勝ったと表させる日露戦争勝利をもたらした言葉です。

でも、今どき言葉一つで戦争が有利になったり・不利になるなんてことは考えられませ

ん。 核戦争になれば地球規模で世界は破壊されてしまいます。 殊に日本の精神主義

は危険です。

 


乳母車

2018-01-24 20:39:26 | 日記

       30.01.25       乳  母  車    NO.1780

若いころ友人が子供の乗り物や乳母車などの販売店を開店したので手伝に行きました。 

少々旧式だが見た目には新型と見分けがつかない程度の「旧式」で格安の価格表示を

したものを、ある主婦が見つけて「これなんでこんなに安いの?」・・・というから、

私は根が馬鹿正直だから「去年の形ですから・・」と答えたら、友は私を物陰にひっ

ぱって行って「お前アホちゃうか?」という。 そんなこと言うたら誰も買わへんぞ~

・・・という。

次に同様の客をその友が接客しました。お客さん「これなんでこんなにやすいの?」

・・・友「お奥さん そんなもん買わんとって それは客寄せのための引き物いうて、

出血サービス品でんねん。」 「そんなもん買うてもろたら店は赤字です」「もっと

奥の高いもん買うて・・・」と主婦の腕を引っ張って奥の方へ行く仕草をする。

そうするとその主婦は友の手を振り払って「これ買う!」・・・で一台お買い上げと

なり、在庫処分完了となりました。

この友、学校での成績はビリから2番以上あがったとのない「アホのT」と言われて

いた友です。 でも、お金儲けの知恵は人並み以上に働きましたから、同級生の中で

は一番お金持ちになったのではないかと思います。

 


朱もの2

2018-01-23 21:04:13 | 日記

     30.01.24       朱  も  の2    NO.1779

  朱ものにはいろんな演芸があります。 コント・大道芸・新舞踊・腹話術・どじょう

すくい・漫談・講談・津軽三味線などなどです。

ところで、落語は新作・創作はあっても基本的には200ほどしかない古典落語を10

0年一日のごとくやってるのですが、一方「朱もの」と軽んじられているマジックの方

は、近年宇宙工学で使う素材を使い・ロボットなどのハイテク技術を駆使して、普通の

人ばかりではなくマジックのプロにだって、そのからくりが想像もできないほどの現象

を出現させるショーになっているのです。

それなのに、落語に人間国宝があるのにマジシャンにないのはなぜなんでしょうか?

それは、江戸から明治にかけてマジックを魔術などと行って悪用し、庶民を誑(たぶ

ら)かした人たちがいたために、一時期時の権力者によって禁止された歴史があったの

はないかと思われます。

(インターネットで調べても出てきませんが)

そういう背景があって日本のマジックは先進国に比べて遅れているのです。


朱もの

2018-01-22 20:50:18 | 日記

      30.01.23        朱  も  の    NO.1778

 久しぶりに天満天神繁盛亭に行ってきました。 落語中心ですが落語ばかりだと退屈さ

れるという配慮なのか、昔からプログラムに落語以外の演目が入れられています。  

当日は10席の内の2席がそれで、津軽三味線と新舞踊でした。

普通、舞台に演目を示すいわゆる「めくり」は観世流の文字で黒々と墨で書かれていま

すが、昔は落語以外の演目については「朱墨」書かれていたところから「朱(あけ)も

の」または色物と言われるようになったのです。

でも、当日の色物「新舞踊」を演じた桂 三象の芸は素晴らしかった。

藤あや子の「未練でしょうか」という女踊りを男の三象が演じるのですから、ちょっと

オカマぽいところがありますが、「芸」としては一番の出来だったと思います。

それでも、落語って40年もやってても「食えない」らしく、スナックでパートのアル

バイトをして生計を立てているとのこと。

「芸」で飯を食うって、なかなか厳しい世界のようですね。