どうも脇役の存在感が大きくて、主人公黒田官兵衛(岡田准一)があまり目立ちませんが、
官兵衛の本領は、信長の死後(秀吉の中国大返し)以降に発揮されると思っているので、それまでは我慢しようと思っています。
岡田准一のドラマを本格的に観るのは、今回が初めてですが、彼は意外と身長が低いんですね。
秀吉のように、小男であると言う定説があるのなら、身長の低い役者が演じても良いのですが、ここまで官兵衛が余り目立たないのも、そのせいかも知れません。
ここまで適役だと思うのは、竹中半兵衛役の谷原章介、荒木村重役の田中哲司でしょうか?
谷原章介は知的な役柄には相変わらずはまりますね。田中哲司は最近三億円事件の犯人(と思われる)の義兄
役でTVで見ましたが、演技の基礎がしっかり出来ていて、今回も信長に畏敬の念を抱きながら、謀反を起こしてしまう役を見事に演じています。
江口洋介の信長は、私はミスキャストだと思っていて、その事もブログに書きましたが、狂気を前面に出さず落ち着いた非情さが出て来て、違和感が無くなりました。
後は毛利勢の小早川隆影や安国寺恵瓊も良いです。陣内孝則の宇喜多秀直も、「太平記」で見せたように主人公を翻弄する役をやらせたら天下一品です。(そう言う役しか回って来ないのですけど・・・)
岡田准一は下手な役者ではないと思いますが、今後に期待します。