光秀謀反の理由は、戦国の世にタイムスリップして光秀自身に訊かないと解らないと思うのですが、
私は中学生の頃は、秀吉が黒幕だと本気で思っていました。先代からの重心佐久間信盛などが追放され、次は自分の番だと疑心暗鬼になっていたのではないか?驚異的な中国大返しもあらかじめ周到に準備していたのではないか?と・・・。疑心暗鬼になっていたのは光秀も同様ですが、2人の間で何らかの密約があったのではないか?
その疑問は高校生になってからは、家康陰謀説に変わりました。本能寺の変当時は境に居た訳ですが、三河に引き返すにあたり、街道筋は光秀の軍勢が立ちはだかる事が予想され、いわゆる伊賀越えを強行する訳ですが、(その時の道案内と警護を担ったのが服部半蔵と言うのは物語の世界でしょうか?) 今度は家康と光秀の間に何らかの密約があったのではないか?
家康は長男と正室が武田と通じていたとして、信長に殺されていて怨恨はあったでしょうし、信長や秀吉が生きていては、自分が天下を獲る事は出来ないと考えていたのではないか?
とここまでは私の妄想であります。
実際は足利義昭か朝廷 (その両方かも) から信長追討の命が下ったと言うのが、無理のない解釈でありましょうな。
いずれにしても日本史最大の謎であります。本宮ひろ志の作品に、本能寺の変で命を落としたはずの信長が、
もう一つの別の世界では死んでなくて、朝鮮・中国・元に渡り、その国の王となり、最後はアメリカ大陸に渡ると言うスケールの大きい物語があります。
いかにも信長好きな本宮らしい作品でしたよ。(題名は「夢幻の如く」でしたかな。)