本と映像の森 313 竹岡俊樹著『旧石器時代の歴史 アフリカから日本列島へ』講談社選書メチエ、講談社、2011年4月7日第1刷、212ページ、定価本体1500円
石器の技術の進歩は、人間の進化と平行する。オーストラロピテクス、ホモエレクトス、ネアンデルタール人、ホモサピエンスそれぞれの時代に、それを作れる手指の進化と脳の発達があり、その時その時で、それ以上の石器を作ることはできないということです。
この手指の歴史的発達と、田中昌人さんの、子どもの手指の発達は何か関係がありそうです。田中理論は若い頃、保母をしていた則子さんから教えられたのですが、むずかしくて、今だに全体を理解できません。
竹岡さんは、日本の「前期旧石器」なるものが縄文石器だと捏造がばれる前に批判した人です。学界にまったく無視されました。
『発掘捏造』の中で毎日新聞記者が現地に入る前に取材した中で明確に「捏造」「オカルト」と言い切った数少ない科学者です。
80pで竹岡さんは「前期旧石器は凶悪。縄文時代の石器はやさしい。縄文時代の石器はやさしい。縄文の石器を見ていると、我々と同じ脳や手を
持った人間が作ったのだと親近感がわくものだ。だが、前期旧石器には感じない。そもそも原人には指先を機用に使う能力はなかったろう。」
本と映像の森 297 毎日新聞取材班『発掘捏造』新潮文庫、2003年 2014年05月18日 19時37分35秒 | 本と映像の森
http://blog.goo.ne.jp/amamiyatomohiko/e/1f1fc3f75a73631f625b8831501aef1e
なぜ騙されたか、見抜けなかったのかという反省はないので、当然、まだ騙す人が出れば騙されるということです。
この本で、旧石器時代は定住ではなく、放浪した時代で、ある一定の地点で文化が進歩するように見えるのは虚像で、ある時点でAという集団、次にBという別の集団、次にCという集団が移動してきて、文化がA→B→Cと進歩したように見えるのだ、と説明しています。面白いですね。
石器の技術の進歩は、人間の進化と平行する。オーストラロピテクス、ホモエレクトス、ネアンデルタール人、ホモサピエンスそれぞれの時代に、それを作れる手指の進化と脳の発達があり、その時その時で、それ以上の石器を作ることはできないということです。
この手指の歴史的発達と、田中昌人さんの、子どもの手指の発達は何か関係がありそうです。田中理論は若い頃、保母をしていた則子さんから教えられたのですが、むずかしくて、今だに全体を理解できません。
竹岡さんは、日本の「前期旧石器」なるものが縄文石器だと捏造がばれる前に批判した人です。学界にまったく無視されました。
『発掘捏造』の中で毎日新聞記者が現地に入る前に取材した中で明確に「捏造」「オカルト」と言い切った数少ない科学者です。
80pで竹岡さんは「前期旧石器は凶悪。縄文時代の石器はやさしい。縄文時代の石器はやさしい。縄文の石器を見ていると、我々と同じ脳や手を
持った人間が作ったのだと親近感がわくものだ。だが、前期旧石器には感じない。そもそも原人には指先を機用に使う能力はなかったろう。」
本と映像の森 297 毎日新聞取材班『発掘捏造』新潮文庫、2003年 2014年05月18日 19時37分35秒 | 本と映像の森
http://blog.goo.ne.jp/amamiyatomohiko/e/1f1fc3f75a73631f625b8831501aef1e
なぜ騙されたか、見抜けなかったのかという反省はないので、当然、まだ騙す人が出れば騙されるということです。
この本で、旧石器時代は定住ではなく、放浪した時代で、ある一定の地点で文化が進歩するように見えるのは虚像で、ある時点でAという集団、次にBという別の集団、次にCという集団が移動してきて、文化がA→B→Cと進歩したように見えるのだ、と説明しています。面白いですね。