雨宮智彦の古代ブログ 1 インドネシアのボロブドゥール遺跡群
本来の専門である(?)、「雨宮智彦の古代ブログ」を再開します。主に、浜松を中心にするけど、話題は全世界まで飛ぶことになると思います。
第1回は、テレビで偶然「世界遺産」(6月放映)の番組を見たインドネシアのボロブドゥール遺跡群。
壮大な8世紀の仏教遺跡です。
今はほとんどイスラム化してしまい、現地には、仏教徒はいないと思う。
ボロブドゥール遺跡から真東に仏教遺跡が2つある。つまりは古い太陽信仰の遺跡だということになる。
西から、ボロブドゥール遺跡 ー パオン寺院 ー ムンドゥッ寺院(ボロブドゥールの東約3km)。
春分のころ、秋分のころ東から西に向かって参拝するのは、まさに太陽信仰。
日本の春・秋のお彼岸と同じで興味深い。
ただし、ボロブドゥール遺跡群は、正確東西ではなく少し北へ偏角がある。これが磁気との関係かは不明である。
日本にも浜松を始め、各地に太陽信仰の古代遺跡・痕跡は残っている。オカルトとは関係無く、まじめな歴史理論として、ゆっくり検証していきたい。
20170710