雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮智彦の古代ブログ 2 2つの「『いなさ』と『みほ』」

2017年07月18日 15時19分56秒 | 遠州古代史
雨宮智彦の古代ブログ 2 2つの「『いなさ』と『みほ』」 20170718

 古代は海洋国家である。古代の大規模な移動は船団が普通である。いくさの時には特に。

 出雲国家の中心部は、出雲の現在の「中海」でその西の端が「引佐の浜」で、東の端が「美保」である。「美保」が古い地名であることは「美保神社」の存在からよくわかる。

 静岡県西部、浜名湖の北側が「引佐」であり、海によって静岡県中部の「三保の松原」という砂州につながっている。

 この2つの地名「『いなさ』と『みほ』」セットが、出雲と静岡県にあることは偶然とは思えない。静岡県における出雲地名の多さからいっても。

 出雲ー伊豆 の海洋国家のセットから言っても。源頼朝や北条早雲が「伊豆」を飛躍の出発点としたことも偶然とは思えない。

 『記紀神話』による限り、出雲は古代日本の王権の保持者である。天皇家ではない。