新・本と映像の森 263 緑川聖司『腫れた日は図書館へいこう』<ポプラ文庫ピュアフル>、2013年
ポプラ社、2019年第14刷、246ページ、定価本体580円、原書2003年小峰書店
著者の緑川聖司さんは「新・本と映像の森 261 緑川聖司/作、竹岡美穂/絵『怪談収集家 山岸良介の帰還』<ポプラポケット文庫>、2015年」で紹介した。
「ほのぼの図書館ミステリー」。主人公は雲峯(くもみね)市陽山(ようやま)小学校5年生の茅野(かやの)しおり。
大の本好きなしおりが雲峯市立図書館を舞台に活躍し、雲峯市立図書館に勤めるいとこのお姉さん・美祢子さんやクラスメートの安川くんたちといっしょに成長していく。
プロローグ
第1話 わたしの本
第2話 長い旅
第3話 ぬれた本の謎
第4話 消えた本の謎
第5話 エピローグはプロローグ
第6話 雨の日も図書館にいこう
しおりは図書館のボランティア作業を手伝っていて、こういう言葉に出会う。
「本は新しい世界への扉である」
「本は新しい世界への鍵である」
ボクもほんとうに、そう思います。