本と映像の森49 尾木直樹さん著『「よい子」が人を殺す』青灯社、2008年8月30日第1刷、243ページ、定価1800円+消費税
すごくショックなタイトルですが、私が読んだ限りでは、納得できる事実と論理でしたので、紹介します。
サブタイトルは「なぜ「家庭内殺人」「無差別殺人」が続発するのか」で、たんなる理論考察ではなく、いろんな家族殺し・無差別殺人の具体的事例研究ですので、説得力があると思います。
私の理解で勝手に紹介すると、「よい子」は、両親や祖父母など家族の期待に添って「いい子」「いい学校」「いい職業」「いい人生」と、自分の内面や自分の本来の希望を押し殺して、生きています。
つまり、自分の魂や心を「殺して」、「いい子」として、生きています。
自分の魂や自分の心を抑圧して(訂正・「抑圧されて」)生きている子は、自分の魂や心を「殺して」生きています。
自分を殺して生きている子が、他人の魂や心や命を、殺すことに平気になるのは、まったくあたりまえのことではないでしょうか。
わたしは、そう思います。
つまり「よい子」「わるい子」「ふつうの子」と分類して、反発する「わるい子」や、そこまで親に従属しきれない「ふつうの子」は、魂が死にきれていないので、他人を殺したりできません。
また時間があれば、具体的事例に則して、「良い子」「悪い子」「普通の子」を考えたいと思いますが、今日は時間がないので、ここまでにします。
蛇足ですが、ぼく雨宮は、小さい頃から「いい子」ではありませんでした。そういう「影」との長い長い話、自伝と、最愛のN子さんと知り合ってからのことも、ここで、また語りたいですね。聴いてくださる方がいるなら。語る意味があるなら。
最近、100年前に生きていた石川啄木さんの評論「時代閉塞の現状」や短歌や詩を読み返しています。このことと関連して、また紹介したいと思います。
すごくショックなタイトルですが、私が読んだ限りでは、納得できる事実と論理でしたので、紹介します。
サブタイトルは「なぜ「家庭内殺人」「無差別殺人」が続発するのか」で、たんなる理論考察ではなく、いろんな家族殺し・無差別殺人の具体的事例研究ですので、説得力があると思います。
私の理解で勝手に紹介すると、「よい子」は、両親や祖父母など家族の期待に添って「いい子」「いい学校」「いい職業」「いい人生」と、自分の内面や自分の本来の希望を押し殺して、生きています。
つまり、自分の魂や心を「殺して」、「いい子」として、生きています。
自分の魂や自分の心を抑圧して(訂正・「抑圧されて」)生きている子は、自分の魂や心を「殺して」生きています。
自分を殺して生きている子が、他人の魂や心や命を、殺すことに平気になるのは、まったくあたりまえのことではないでしょうか。
わたしは、そう思います。
つまり「よい子」「わるい子」「ふつうの子」と分類して、反発する「わるい子」や、そこまで親に従属しきれない「ふつうの子」は、魂が死にきれていないので、他人を殺したりできません。
また時間があれば、具体的事例に則して、「良い子」「悪い子」「普通の子」を考えたいと思いますが、今日は時間がないので、ここまでにします。
蛇足ですが、ぼく雨宮は、小さい頃から「いい子」ではありませんでした。そういう「影」との長い長い話、自伝と、最愛のN子さんと知り合ってからのことも、ここで、また語りたいですね。聴いてくださる方がいるなら。語る意味があるなら。
最近、100年前に生きていた石川啄木さんの評論「時代閉塞の現状」や短歌や詩を読み返しています。このことと関連して、また紹介したいと思います。