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雨宮日記 5月4日(土) 浜松まつりなのに静かな夜…
浜松祭り2日目というのに、則子さんは普通に午後4時までの仕事に行きました。「ニラの仕分けでずっと立ちっぱなしで疲れたあ」。
次女のIさんが今夜は実家に泊まって、明日、則子の妹(アイさんからは「おばさん」)とその娘(アイさんからは「いとこ」)と一緒に「たこ」を見に行くというので、車で送りました。
「たこ」を見に行くというのは、水族館へ行くのではなくて、中田島の海岸へ「凧揚げ」を見に行くのです。浜松の凧揚げは「けんかだこ」と行って,他の町のたこの糸に自分の町の糸をからませてこちたの糸を高速で上下させて摩擦熱で相手の町のたこ糸を焼き切るのです。
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今、夜20時5分頃、わが家の前を「初練り」の隊列がラッパとともに、リズミカルなかけ声と共に通り過ぎました。昔にくらべ、夜は早めに静かになるし、どうしようもない酔っぱらい達も少なくなりました。でも、いまでも、深夜、建物の陰や道路に気持ちよさそうに眠り込んでいるはっぴ男達がいます。
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ぼくと兄の小さい頃の、たぶん和地山公園(戦前の和地山練兵場)での写真があったのでアップします。町は中心街の「新町」です。ぼくが小学校1年まで新町にいました。
今は「中央何丁目」になってしまって町名からはきえてしまい、「新町」バス停としてのみ名前が残っています。
兄が口にくわえているのは、たぶん食べ物ではなくて、ピッ!ピッ!と鳴らす祭りの笛です。